ブログ仙岩

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福島県の学力の結果は4科目平均以下

2014-08-26 08:55:21 | 日記
文科省は25日、小学6年、中学3年の今年度の実施の全国学力テストの結果を公表した。本県は小6では算数B、中3は国語A、B、数学A、Bすべてが平均以下であった。小6の算数Bが-0.4、中3数学A-2.7、数学B-3.0で、算数の活用、数学の基礎と活用では大きく落ち込んでいる。

何故か、計算ドリル技術と暗記や記憶に依存の授業を行っているからである。私は7+5=?の答えはすぐ出せない。暗記していないからである。算数数学の嫌いな人は考えられないほど電話番号を記憶していたり、テレビに出る俳優の名前を知っている。私は我が家の電話番号だけ記憶している。必要な時に電話帳や辞書から、また、先の足し算では7+3+2=12と答えを出す。このやり方は2進法、6進法、カレンダーの7曜、12進法、60進法とどんどん活用範囲が広がる。数は個数だけでなく、連続数から量へと発展させねばいけない 。

確かに学力の結果も大切だ。しかし、数学の活用の応用力はその思考の過程にある。問題があり、そこから内容を把握してイメージ図式化して結論にたどり着く。これは経験と読書からの思考で自分で探すものである。壊れたら捨てるのでなく、その原因を追究し、修理しよりいいものに変えていくことである。

ドイツ・ニュルンベルクの小学校の算数授業参観したとき、乗用車の購入方法について学習していた。ローンや現金購入からいかに効率よく安く手に入れるかを学習していた。廊下から教室の中は見えず、蛇口の並ぶ手洗い場もなくペットボトルから一口飲む児童が一人いただけの授業であった。