ブログ仙岩

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学力テストから算数数学教育と数学

2014-08-27 08:26:52 | 日記
福島県は8/25から2学期の授業が始まった。その日の午後小学校に設置されているモニタリングポストの線量計は0.093μSv/hを表示していた。また、遺書がないからと東電が渡辺はま子さんの自殺を原発事故との関係を認めなかった裁判は避難生活苦の自殺と認めた。

昨日に引き続き学力テストから見えるものは、公表から得るものはなく、逆に競争から点取り学習へと進む弊害が多い。活用問題のダメなことは結果を重視するからで、数学的思考は問題の原因から分析して思考するプロセスにあり、記憶して答えに結びつけるものではなく、たとえ答えが出なくても構わない。

例えば、「60人乗りの観光バス一人の運賃が580円、貸し切りにすると運賃が20%引きになるとき、50人の時は貸し切りの方が得か」の問題で、580X50=29000→29000-580(1-0.2)X60=29000-27840=1160より、貸し切りが得である。サー次の問題とドリル式ではいけない。27840X1/580=48から48人を超えれば得で、それ以下では損をするし、更に10%引きでは54人を超えないと損をするからといろんな状況でも活用できる力をつけることである。

数学出来る人は頭がいいとか、数学は凡ての学問の基礎とか言われるが迷信で、数学は人の作ったもの純粋なものでもなく、自然科学である。平行線は何処まで行っても交わらないのは当然で、交われば終いに列車が脱線してしまう。しかし、ギリシャ数学の平面上での思考で、地球の球面上で考えると平行線は北・南極で交わってしまう。これが数学でいうユークリッドと非ユークリッド幾何学である。