萩市民号で約40人が白河市を訪問

山口県萩市は交流の一環として、21日しらかわ盆踊り大会で初めて輪になり、萩・白河市民の心が一つになった。

20日吉田松陰の遊学の地水戸から続いて、白河を訪問した市民が146年前の戊辰戦争で明治という新しい時代を拓くため多くの犠牲者を出した「白河口の戦い」で両軍兵士が命を落とし、領民は敵味方分け隔てなく、盆踊りで弔らった。萩市民は墓碑の案内を受けている姿がテレビ放映されていた。八重の桜でも白河、二本松の戦いの放映で歴史認識が深まっている。

私も過去萩市を訪れ、夏みかんの木が目立つ昔の屋敷そのままで、松陰の家など見て回ったが、萩を中心に山口県内に13地域に白河踊りが残っているという。長州藩士が白河踊りを身につけ、持ち帰ったことが平成20年萩市は踊りの伝来について改めて調査した結果、はやしや振り付けが一部変わっていても歌詞「ハアーハー盆の16日、二度あるならばダイノーダ親の墓所にヤレーノホイ二度参る・・・」とほぼ同じという。それを知った白河保存会が出向き白河踊りを披露すると、踊りの発症は白河と確認されたという。

白河の東日本大震災、萩の豪雨災害でお互いに義捐金の交流など、この白河盆踊りで両市民の先祖供養からますます固い絆で結ばれた訪問であった。