ブログ仙岩

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広島の土砂災害に思う

2014-09-03 09:27:42 | エッセイ
1時間に100ミリを超す大雨による土砂災害は8月20日3時台の寝ているときに起きたことにより、72名の尊い命が奪われ、今でも2名が不明という。お悔みと被災者にお見舞い申し上げます。

2週間が過ぎ、15万人の避難勧告が解除されても、戻る家がなくガレキと泥にまみれた道、家など見て不安で疲労が限界に来ていると思う。ボランテアの奉仕作業1500人も県内の人で活動という、頭が下がり目頭が熱くなる。

東北の地から災害の現場はテレビ映像などで知るだけであくまでも推測にすぎないが、どうしてこれほどまでの犠牲者が出たのであろうと疑問が付きまとう。ガレキの映像から杉材が目につく。すると自然の雑木林でなく植林による山肌が多くあったことが推測される。

被災者のインタビューで何時かははこうなることを予測していた人もいた。かなり急な斜面に家が建てられていた。マイホームが一気になくなってしまった。何とも言い難い悔しさがあるだろう。

が、どうしてこんな急斜面に家を建てる許可を市は出したのであろうと。北京や西安、上海では郊外に7,8階建ての総合住宅を目にして、都市に集中する人口の住宅に疑問がわく。植林の山肌は必ず地滑りが起こることは誰でも知っているから家は建てないが。

いわきでも、3・11震災の1か月後いわき市田人で3名が土砂で犠牲になっているので、安全な家を建てる土地の再考を構築すべきである。