ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

お腹いっぱい食べたい・・・子どもの貧困

2014-09-26 10:21:16 | エッセイ
昨夜クローズアップ現代で、一日に一度もバランスのとれた食事ができない家庭が8割で、「子どもの食生活の貧困」から成長期の体つくりに危機感が漂っていると。

夏休みが終わるころ体重が減る子供は給食の無い夏休み中家庭で食事が十分取れず、体調を崩すこどもがいる。いわゆる貧困世態である。テレビでは3人の子どもの貧しい食事風景、国谷司会は生活保護を受けてはとゲストの神奈川福祉大新保幸雄教授に話しかけた・・・すると、新保氏は生活保護を受けると車を手放すことになり、給料12万円+児童手当8万円から光熱費など引くと4万5千円の食費で、給料が減れば食費をつめるしかなく、食べたいものも食べられず自分がみじめになり不登校になっていると。

NPOと新潟大の共同調査から、子どもの食費一人あたり一日平均329円では成長に必要な栄養が取れないと。

すると、栃木県大田原市では年2億7千万円の給食費を無料、集金や支払いしない家庭への督促もなしで大変助かっていると。また、東京都豊島区ではNPOが中心になり、毎月2回、地域の子どもが無料で食事ができる。配膳のお手伝いで人との対話から不登校の生徒が明るくなり、紙芝居など積極的に奉仕活動している姿が映し出されていた。

高校生不登校、中退して働けばと思うが、その意欲をうえつける方策も合わせて難問題として浮かび上がる。

夏から秋への街中の自然観察

2014-09-26 05:33:07 | エッセイ
プロ・ナチュラリスト佐々木洋さんが群馬県安中市磯部の碓氷川沿いで日中の観察であった。

夏の代表蝉の声と秋の代表コオロギの声、まず、ミンミンゼミとツクツクボウシの鳴き声を聞いた。雄蝉がお腹を震わせて音を出すので歌手という表現をしていた。

次にショウリョウバッタの雄で、キーキーと5センチほどのチキチキバッタとも呼ばれている鳴き声を聞いた。

コオロギの声が日中でも聞こえ出した。気温の差で鳴き出すが主に夕方から夜が多い、ツヅレザレコオロギで、これから寒くなるからほころびを繕いなさいと鳴いているとか。しかし、オスだけがどうしてバイオリン奏者のように羽を擦り合わせて音を出せるかというと、オスの羽にはやすり状にギザギザが発達し、雌は発達しないからと。

また、蟋蟀と呼ばれて古代は蝉まで含めて秋の鳴く虫の総称であり、万葉集にも出ている。シッシュツと読み、食用にもしていた。エンマ蟋蟀が代表であるが、黒か濃い茶色で鼓膜の耳があり、そのなき声は秋の代表格である。また、平安時代からキリギリスを指すようにもなった。

最後に、リンリンと啼くクサギバッタの鳴き声を聞いて終わった。