ブログ仙岩

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整備遅れから災害公営住宅で空室

2014-09-11 08:40:01 | エッセイ
今日11日は二百十日、9・11(2001年同時多発事故)、そして震災3年半を迎えてのシリーズ昨夜はま・なか・あいづ「災害公営住宅遅れと空室」を放映していた。

福島県は7604個の災害公営住宅の内7%の555個の完成である。この建設遅れは人出不足と建設資材の不足に伴い、せっかく真新しい住宅ができても飯館・相馬など4つの市町村ではオーバーの所もあるが、入居者で埋まらず空室が目立つという。

先月できた福島市の飯館公営住宅15世帯入居で8世帯が空室という。

その理由が、大谷香代子さんの生活環境の変化の放映で、1時間半かかる子供の通学から入居を申し込んだが、3年半過ぎて3番目の子も生まれ、今の家が本当の家と思う子ども、子守りやおすそ分けなどの隣近所付き合いを断ち切ることは出来ない。第2の故郷化した67世帯中、3世帯が入居しただけという。

住民の生活の変化を考慮しない土地と家ができればという短絡的な考えの住宅建設が人のつながりというソフト面をおろそかにしたつけが空室につながってしまった。お粗末な公営住宅建設の現状で、広島の斜面に建設した住宅の安全を無視した造ればいいという見通しの甘さに通ずるものが見えてきた。