(2012年7月上旬の観察記録です)
オニヤンマの羽化やヒラアシキバチなどを観察していた公園境界の列植されたキハダへは、ガードレールを乗り越えて下りるのが近道です。もちろん、帰りはガードレールの柱の手をかけてよじ登ります。この柱に、見慣れない虫がとまっていました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/ff0b13ea1e84527727600367cb5a1859
心当たり図鑑などを探しましたがよくわからないので、富山市科学博物館のN氏に写真を見てもらいました。ハエ目デガシラバエ科のフトハチモドキバエだそうです。デガシラバエ科と聞いてもまったく馴染みがないので、ウィキペディアを見ると、『デガシラバエ科』も出ていました。「デガシラバエは世界中に分布しているが、これまでに記録されている約330種のうち3分の1の種はエチオピア区に生息…日本では5属9種が記録されている。…デガシラバエは捕食寄生性の種であり、幼虫は甲虫やハチ目(膜翅目)の昆虫に内部寄生しているとされているが、その生態はよくわかっていない。成虫は夜間に光に集まる習性があり…中には、Prodalmannnia 属のように、昼間に訪花するのが観察される種もある」そうです。
フトハチモドキバエは典型的な蜂型の擬態をするハエですが、、触角はごまかせないようです。
《ハチに擬態したフトハチモドキバエ 2012/07/02》