2017/11/04~05のブログに関連してカメムシの話題です。天気がよいのでどこかへ出かけようと、久しぶりに岐阜県の平湯方面に行きました。
平湯バスターミナル近くの臨時派出所の背後のハウチワカエデ(と思います)の紅葉がきれいだったので、近くで写真を撮っていました。派出所のお巡りさんが「何をしているの?」と話しかけてきたので、逆に何をしているのか尋ねました。手に上部1/3ほどを逆さに嵌め込んだペットボトルを持っていたからです。冬越しのために派出所に入ってくるカメムシを捕まえているとのことでした。派出所の壁には、次から次へとスコットカメムシが飛んできていました。
スコットカメムシは光沢のある銅褐色で、背中の真ん中に白斑があるカメムシ。翅が長く、先端は腹部よりも突出しています。山地で見られ、ミズナラ、ブナなどいろいろな樹木に付き、冬季は樹皮下などで集団越冬しますが、越冬のために人家にも侵入します(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/スコットカメムシ』参照)。
《越冬のため建物に集まってきているスコットカメムシ 2017/10/26》
《お巡りさんがカメムシを容れていたペットボトルの捕獲容器 2017/10/26》
《色づいた派出所背後のハウチワカエデ 2017/10/26》