朝夕寒いくらいになってきて、出会える虫も少ないので、9月に出会った生きもの写真のストックから選びだしました。
庭に面した窓の網戸にとまっていた、大きさ1㎝ほど、ピンク色のノメイガの仲間。我が家の庭でこの蛾を見かけるのは、これで二度目です。
以前、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/新・蛾像掲示板』で、ピンク色のノメイガことが話題になっていたので調べ直してみると、2019/09/15~16のやりとりで、よく似た画像の蛾が「アメリカピンクノメイガ」のようだとされていました。幼虫は、サルビアの仲間を食べるそうです。
《庭に面した窓の網戸にとまっていたアメリピンクノメイガ? 200919》
《庭に面した窓の網戸にとまっていたアメリピンクノメイガ? 200919》
※ 妻に薦められ「NHKEテレ『趣味どきっ!本の道しるべ[新]①作家・平松洋子』(2020/10/13放送)」の録画を見ました。平松洋子さんのことはまったく知らず、本を読んだこともありませんでした。少し興味がでたので、富山市立図書館の蔵書の中から何冊か借りだして読むことにしました。
現在読んでいるのは、平松さんによる103冊の本の読書エッセイ『野蛮な読書』。この中で紹介されている、能登の宿のちいさな本棚で見つけた1冊の本。南伸坊の『本人の人々』。「…。南さん自身が、さまざまな「本人になりかわり、「本人」の身になって文章を書く。金正日、カルロス・ゴーン、養老孟司、…、…そもそも南さんとのギャップがすごい。…人物批評などという四角い言葉をオモシロさの爆風で吹っ飛ばし、しかし「本人」を煮つめた濃縮液が強烈な匂いを放ち、「本人」の真実をかいま見せる。南伸坊おそるべし。」と紹介されている。
これは読んでみないとと、早速図書館から借りてきて読みました。とにかく平松さんの紹介どおりの面白い本でした。妻にも、「気分が晴れないとき読めばいい」と薦めました。シンボウ(南伸坊)もリンボウ(林望)も同じような〇〇ボウで、これまで見分けがつきませんでしたが、おかげで少しわかってきた気がします。
《南伸坊著『本人の人々』(左のページは南伸坊扮する宮崎駿)》