そろそろスギカミキリが出てくる時期なので、寺家公園から東に向かう狭い道を少し歩きながらスギの木で探してみました。
結局、スギカミキリは見つかりませんでしたが、スギの樹皮の下にエサキモンキツノカメムシが3匹越冬していました。
《スギの樹皮下で越冬していたエサキモンキツノカメムシ 2022/03/29》
《スギの樹皮下で越冬していたエサキモンキツノカメムシ 2022/03/29》
※ 寺家公園に来て、時々はトンネル(池原1号隧道)までは往復して自然観察していましたが、この人が誰も寄り付かないような場所が全国的にも有名なところとはまったく知りませんでした(林道のようなこの道が、主要地方道であることも知りませんでした)。
きっかけは、数日前のそれほど天気がよくない午前中。私が池原1号隧道の途中まで行って引き返してきたとき(途中、倒木や残雪があり、車は通行できない状況)、寺家方面から女性がたった一人で歩いてきたのです。ここは、ふつうの女性が一人で歩けるような場所ではありません。すれ違ったとき挨拶して、初めてその女性が若い白人女性で、スマホをかざしながら歩いてきたことに気づきました。日本語は上手でした。この付近は、クマも出るし女性が一人で歩けるようなところではないと伝えましたが、トンネルまで行けるのかと尋ねて、そのまま歩いて行ってしまいました。狐につままれたような気持ちでした。
帰宅後、ネットで調べると、このトンネルは「その道」の人たちには全国的?にも有名なスポットだったことがわかりました。
一つは『道路趣味界』。あるウエブサイトには、こう書いてありました。「黄色く県道色に塗られた道路表記。だが、まさにこの地点から東、まるで実在しないかのように薄い表記へと変わっている。この路線は、富山県道67号宇奈月大沢野線。この先に、三本の隧道がある。その名も池原一号、二号、そして三号隧道。我らが道路趣味界において、同じ日本海側、または北陸エリアに含まれる新潟県の旭隧道や中山隧道、石川県の戸谷隧道と並び、全国区の超有名物件である。これらに共通しているのは、「狭くて通り抜けが困難」であること。残念ながらわたくしが自分の目で確かめ得たのは、現在までのところこの池原の三隧道だけだが、まぎれもなく「通り抜けは困難」だった、当時のわたくしの技量では。」
そして、もう一つが『心霊スポット』。心霊スポット大図鑑というウエブサイトには、こう紹介されています。「…県道67号線に、寺家トンネル呼ばれる有名な心霊スポットがある。寺家トンネルは、3本の連なるトンネルの総称としてそう呼ばれている。霊的な噂としては、女性の幽霊が出没するそうである。車で通過するのが困難な場所としても有名な同所であるが、車で通過中の怪現象も報告されている。」
こんな有名な場所とは、まったく知りませんでした。
《寺家トンネル(池原1号隧道)の寺家側入り口 2022/03/29》