常願寺川左岸土堤の上の道路は、通行する人や車が少なく、駐車できるスペースも少し設けられているので、ゆっくりと立山連峰の大パノラマが楽しめます。このため、立山が望める気候の穏やかな日には、ときどきここでピクニック。
真夏日になった昨日も、昼食を楽しんでいると、黒茶色っぽい何かが川風に流されるように飛んできて、土堤の草むらにとまりました。ヒオドシチョウとも違う感じがして気になったので、確かめにいくと、交尾中のベニシジミでした。
交尾しているので、ベニシジミの♂と♀の筈です。『図説日本の蝶』には「♀は♂に比べ著しく翅形が丸みを持つ」としてありますが、同定眼にない私には、その本の♂♀比較写真を見ても、翅形の著しい違いは見いだせず、少し丸いくらいに見えます。
今回交尾していたベニシジミの場合、心なしか右側の方の前翅の形がより丸みを帯びているので♀なのかな程度です。私の「同定の壁」です。
《土手の草むらにとまった交尾中のベニシジミ 2022/04/25》
《土手の草むらにとまった交尾中のベニシジミ 2022/04/25》
《土手の草むらにとまった交尾中のベニシジミ(右側が♀?) 2022/04/25》
《常願寺川左岸土堤(河口から11.3km地点)からの立山連峰の大パノラマ 2022/04/25》