紅葉の称名の滝を楽しみに出かけ、そそりたつ悪城の壁を見上げる展望台の広場で昼食を食べました。昼食を終え、目の前に網目状に広がっていたモグラ類の坑道らしきものの写真を撮っていると、そこに真新しい糞がありました。大きさからすると、中型の哺乳類の糞のようで、薄緑色で中には小さな種子が混じっていました。
帰宅して、写真を見ながら糞の落とし主のことをいろいろ考えてみました。現場を見たわけではないので正確ではありませんが、結論は「ニホンザルではないか?」でした。ニホンザル(の群れ)が、見晴らしのよい広場で一休みし、ついでに糞をしたのではないでしょうか。ちなみに、このあたりはニホンザルがよく出てきます。https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/1257cf74b6bb787f735fa16162e15a45
『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』(熊谷さとし著)には、ニホンザルの糞について、こう書かれていました。「サルのフィールドサインで目にしやすいのはフンだろう。フンは基本的にはいくつかの節に分かれた『モスラの幼虫』形だ。ただし、季節や食べ物により色や形にバリエーションがある。例えば…、秋季に果実ばかり食べると、種子がたくさん入ったソーセージ状になる…。フンは…林道の路肩部分、…明るく開けた尾根などでよく見つかる。このような場所は見晴らしがよく、群れが休息に利用する場所のひとつだ。」
《ニホンザルのものと思われる新しい糞 2018/10/25》
《ニホンザルのものと思われる新しい糞(薄緑色で種子が入っています) 2018/10/25》
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