2021年10月下旬の観察記録です。
朝、自宅前の道路にやや大きめの鳥の羽が落ちていました。灰色っぽかったので、はじめドバトの羽かとも思いましたが、どうやらキジバトの尾羽です。キジバトは、全体が薄い茶褐色(翼に黒と赤褐色の鱗状の模様、また首に青と白の横縞模様)のイメージですが、尾羽は黒灰色ベースで、先端が灰白色です。
『動物遺物学の世界にようこそ!~獣毛・羽根・鳥骨編~』に書かれていた尾羽と風切羽の見分け方を紹介しておきます。尾羽は、
① …風切羽と並んでひときわ大きく、羽軸は先端にいくほど細く柔らかい。
② 羽根を水平にして横から見ると、基部から中間付近までは山なりになるが、中間付近から先端までは水平に近くなる。
③ 羽弁の基部が、風切羽は外弁と内弁で位置に大きく差があるのに対して、尾羽はほとんど差がない。
などですが、やはり写真からはわからないことがあります。
《自宅前の道路に落ちていたキジバトの尾羽 2021/10/16》
《自宅前の道路に落ちていたキジバトの尾羽(先端が灰白色) 2021/10/16》
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