久し振りに訪れた「ねいの里」から、「旧いこいの村富山」の駐車場に帰る途中、何か(ニイニイゼミくらいの大きさ?)が低空を不器用に飛んで道端のサクラの幹にとまりました。とりあえず、写真を写して、種名探しは帰宅してからすることに。
写真を見ると、黒い斑点がある前翅の2/3ほどの下に後翅の赤色がうっすら見えています。見た記憶がない色形の虫ですが、何しろ小さくないので、すぐに名前はわかるだろうと手元の昆虫図鑑を探しましたが、見つかりません。
そこで思いついて、Googleで画像を検索したところ、外来昆虫のシタベニハゴロモ(カメムシ目ビワハゴロモ科)で、富山県でも見つかっていました。
富山市科学博物館の『とやまサイエンストピック No.542 富山でも発見された外来種ベニシタハゴロモ』(2023年6月)の内容を抜粋して紹介します。
「シタベニハゴロモは、前翅の長さが4~5cmのカメムシの一種です…。この昆虫は、70種以上の植物の汁を吸い、…。
この昆虫は、もともと中国などにすんでいましたが、人間の荷物などに付いて運ばれ、…日本でも、2009年に石川県で初めて見つかり、2022年までに中部、近畿、中国地方に広がっています。
2022年、呉羽丘陵や富山市西笹津で、道路沿いや公園内のニワウルシ…から、複数の成虫に加え、卵塊…や幼虫も見つかりました…。卵塊や幼虫が見つかったため、すでに富山県にもすみついていると考えられます。…。」
言われてみればハゴロモの仲間の姿形をしていますが、初めて見たときは、それにしてはあまりに大きくて同じ仲間とは思えませんでした。温暖化の影響でしょうか?本州がじわじわと亜熱帯化しているのでしょうか?
《飛んできてサクラの幹にとまったシタベニハゴロモ 2024/08/28》
《飛んできてサクラの幹にとまったシタベニハゴロモ 2024/08/28》
《飛んできてサクラの幹にとまったシタベニハゴロモ 2024/08/28》
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