冬に入り葉を落としたエノキの若木に蓑虫が付いていました。オオミノガの紡錘形の「蓑」です。
1時間ほど北陸自動車道沿いにポタリングをしても、ブログで紹介できるような生きものに出会わなかったので、帰りに往きに見た「蓑」の中を確かめてみました。
「蓑」の中は空っぽ(卵越冬)だと思っていたのに、苦労して「蓑」を切り開くと、中には丸々と太った幼虫が入っていました。幼虫越冬だったのです。
オオミノガの幼虫は、黒褐色で太く、頭部は暗赤褐色、胸部は淡褐色地に暗褐色斑があります。成虫は雌雄でまったく姿が異り、♂は通常の蛾の姿をしていますが、♀は翅も脚もないウジ状です。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/オオミノガ』、『芋活.com/イモムシ・ケムシ図鑑/オオミノガ(ミノムシ)』参照)
《エノキの若木に付いていたオオミノガの「蓑」 2021/12/09》
《紡錘形をしたオオミノガの「蓑」 2021/12/09》
《開いた「蓑」の中のオオミノガの幼虫 2021/12/09》
《オオミノガの幼虫 2021/12/09》
《オオミノガの幼虫 2021/12/09》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます