谷川に張り出したそれほど太くない樹の、よく陽のあたる側にある窪みの中に、茶色い毛を光らせて小さな哺乳類が眠っていました。最初はヤマネかなと思いましたが、近寄ってよく見るとコウモリの仲間でした。こういう状況でコウモリを見たのは初めてでした。
写真で確認できた管状に突き出た特徴的な鼻、茶色の毛や大きさなどから、コテングコウモリではないかと思います。コテングコウモリは、「樹洞を昼間の隠れ家とするほか、洞窟や家屋の中でも発見されている。雪の中にうずくまって休眠する姿も観察されている。飛んでいる昆虫や葉の上にいる昆虫も食べ」(『ウィキペディア2013/05/02』)るようです。
コテングコウモリは、富山県では立山黒部や旧婦中町などでは生息が確認されていますが、「生息地が限られ、生息数も少ない」として「準絶滅危惧」に選定されています。また、北海道から鹿児島県まで、多くの都道府県のRDVにも掲載されています。
《コテングコウモリ? 2013/04/29》