やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

シジュウカラ(営巣)(富山市)

2016-04-05 20:09:42 | 鳥類

狭い庭ですが、シンボルツリーのヤマボウシ(それでこのブログのタイトルを「ヤマボウシ」にしています)が窓をふさぐように枝を広げています。今はまだ裸木ですが、間もなく鮮やかな新緑が広がり、白い花を年によっては樹冠いっぱいに咲かせます。やがて実をつけてヒヨドリがそれを啄ばみ、紅葉して落葉、また裸木になります。

このヤマボウシの、部屋にいながら眺められる場所にシジュウカラ用の巣箱をかけています。ここ数年は毎年のように営巣しており、一部はこのブログで報告しています。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/cd1ad3e240535c70575111543f4eaeab
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/d3956295204b18210a91172a25cdef00
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/2b93a728b98ee4a698827a79fefa6188
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/d45feda1f9cbfa6184051b13989400dc
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/ef3b58208763d9d50df0b779c001bf54
都合により、4月下旬に転居することになりましたので、ここでシジュウカラの営巣を観察できるのはこれが最後になりそうです。

シジュウカラの番は、12月~1月ころに営巣の下見にやってきます。その後しばらくは姿をみせませんが、冬の終わりになると頻繁に姿を見せるようになり、3月中旬ころからは巣材を運び込みだします。

この日も番のシジュウカラが巣材を運びこんでいました。ときどき「ジュクジュクジュク」という警戒音が聞こえてきますが、その時は巣の近くにヒヨドリやスズメ、ジョウビタキなどがやってきています。 

《居間の前のヤマボウシに架けたシジュウカラ用巣箱 2016/04/03》 

 《巣箱にやってきたシジュウカラ 2016/04/03》 

《巣材を巣箱に運び込むシジュウカラ 2016/04/03》  

《ヤマボウシの小枝から巣材のようなものを集めるシジュウカラ 2016/04/03》 

 

《さかんに警戒音をだすシジュウカラ 2016/04/05》

《巣箱の近くにやってきたジョウビタキ♂ 2016/04/03》 

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ケンランアリスアブ(県民公園太閤山ランド/射水市[小杉町]黒河)

2016-04-05 03:48:44 | 昆虫類

(2013年6月下旬の観察記録です。)

教えてもらって「アリスアブの仲間」までは辿り着いたものの、そのまま放置していた写真がありました。金色に光るきれいな双翅目のアブです。

たまたま『昆虫はもっとすごい』という鼎談を図書館から借り出して読んでいて、アリの巣に共生する昆虫を専門にされている丸山宗利氏に尋ねれば教えていただけるかも知れないと思いつき、メールで写真を送ったところ、すぐに返事がありました。ケンランアリスアブという種で、全国でも確認例の少ない希少種だそうです。

アリスアブは、「アリの巣を掘っていると時々見つかるドーム状の生物。種類ごとに決まったアリの巣で、アリの幼虫を捕食して暮らしていています」(ウェブサイト『ありんこ日記』)。見つけた場所は覚えているので、6月下旬にもう一度会いに行ってみようと思っています。

《ケンランアリスアブ 2013/06/28》

 

《ケンランアリスアブ 2013/06/28》

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キタキチョウ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-04-04 03:12:25 | 昆虫類

ソメイヨシノの花が咲き始めた公園の地面近くを、黄色いチョウが飛んでいました。キタキチョウです(もともとキチョウと呼ばれていた種が南西諸島に分布する「ミナミ」キチョウと、本州から南西諸島にかけて分布する「キタ」キチョウとに分けられるようになったものですが、富山で見かけたからキタキチョウといっているので、厳密に同定したわけではありません)。

キタキチョウは成虫で越冬するので、晩冬でも気温が高い日には飛び回る姿を見ることができます。

《キタキチョウ 2016/03/31》 

《キタキチョウ 2016/03/31》 

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ヤママユ(空繭)(富山県民公園野鳥の園)(富山市三熊)

2016-04-03 07:43:58 | 昆虫類

山道を歩いていると、裸の低木の枝に、不自然な枯葉の塊が付いていました。枯葉を取り除くと、蛾が羽化した後のヤママユの繭でした。

ヤママユは「ヤママユガ科に分類されるガの一種…ヤママユガ(山繭蛾)、テンサン(天蚕)ともいう。日本在来の代表的な野蚕で…鮮やかな緑色をした繭を作」(ウィキペディア『ヤママユ』)ります。

羽化したあとの繭の呼び方がわからなかったのですが(「羽化殻」ではないし…)、あるウェブサイトに「空繭」とあったので、空繭を使うことにしました。

《枯葉でカモフラージュされたヤママユの空繭 2016/03/26》

《枯葉でカモフラージュされたヤママユの空繭 2016/03/26》

《枯葉を取り除いたヤママユの空繭 2016/03/26》

山道の傍には、この季節に定番のキンキマメザクラやヒサカキが花を咲かせていました。

《コナラの雑木林の中でちらほら咲くキンキマメザクラ 2016/03/26》

《キンキマメザクラの花 2016/03/26》

《下から見上げたヒサカキの花 2016/03/26》

《ピンク色を帯びたヒサカキの花 2016/03/26》

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アカシマサシガメ(越冬)(富山市)

2016-04-02 07:16:23 | 昆虫類

春を迎えて、庭の片づけをしていると、プランターの下でアカシマサシガメが越冬していました。

アカシマサシガメは、ヤスデの仲間の体液を吸います。

《プランターの下で越冬していたアカシマサシガメ 2016/03/28》 

《プランターの下で越冬していたアカシマサシガメ 2016/03/28》

アカシマサシガメの写真を撮っていると、遠くからカッコウの鳴き声が聞こえてきました。カッコウは、富山市の身近な自然調査の対象種です。いつもは5月になってから聞くのに、今年は異常だと最初は思いましたが、よく考えると、鳴き声の主は最近になって実家から持ち帰った鳩時計でした。鳩時計なのに鳴き声はカッコウか?と思いましたが、鳩時計は日本での呼び方で、英語では「Cuckoo Clock(郭公時計)」と呼ぶそうです。 

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ミサゴ(営巣)(富山市[婦中町])

2016-04-01 04:38:45 | 鳥類

尾根道を歩いていると、「ピョッ、ピョッ、ピョッ」という猛禽類の鳴き声が聞こえてきました。近くで営巣しているのかと、まだ新葉が開かず見通しのよい樹冠のあたりを注目しながら見回すと、立ち枯れしたアカマツの梢に大きな黒いものが乗っかっていました。ミサゴの巣です。ミサゴは毎年同じ巣に新しい巣材を継ぎ足して使うため、巣は巨大なものになります。

巣を間近に見ることのできる場所に移動し、しばらく様子を窺がいましたが、親鳥は巣には戻りませんでした、この日着用していたオレンジ色のヤッケが目立った所為ではないかと思います。

ミサゴは、「水界生態系の頂点に位置する特徴的な猛禽類…生息個体数の回復状況を見極める必要がある」として環境省カテゴリー、富山県カテゴリーともに『準絶滅危惧』種とされています。 

《立ち枯れたアカマツの梢にあるミサゴの巣 2016/03/17》 

《立ち枯れたアカマツの梢にあるミサゴの巣とミサゴ 2016/03/17》 

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アマガエル(富山市)

2016-04-01 03:35:07 | 両生類

暖かい陽気に誘われて、冬の間放置していた庭の片づけをしていると、どこからとなくアマガエルが出てきました。まだ緑の葉がほとんどないせいか、どのアマガエルも土色をしています。

このあたりでは、2016/03/17に、今年初めてアマガエルの鳴き声を聞いています。 

《アマガエル 2016/03/28》

《アマガエル 2016/03/28》

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