やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ワタヘリクロノメイガ(富山市)

2024-09-05 18:33:05 | 昆虫類

テラスに設置していたゴーヤのカーテンですが、ワタヘリクロノメイガ幼虫による食害と糞害がひどくなったので、2024/09/03に撤去しました。

テラスの窓に小さな蛾がとまっていたので、よく見るとゴーヤのカーテンを撤去させた張本人、ワタヘリクロノメイガの成虫でした。

ワタヘリクロノメイガは、♂♀ともに尾端にボンボンのような毛塊があり、これをくるくる回します。(ウェブサイト『明石の蛾達:生涯生態』参照)


《テラスの窓にとまっていたワタヘリクロノメイガ 2024/09/05》


《テラスの窓にとまっていたワタヘリクロノメイガ(尾端にボンボンのような毛塊) 2024/09/05》


《テラスの窓にとまっていたワタヘリクロノメイガ(尾端にボンボンのような毛塊) 2024/09/05》

 

※ 朝、テラスで椅子に座って庭をみていると、餌台にやってくるスズメのほかにもいろいろな生きものを見かけます(写真には撮れていません)。
   1 クロカナブンが窓にぶつかって、そのまま飛んでいきました。
   2 オニヤンマ?のような大きなトンボが横切っていきました。
   3 コガタスズメバチが獲物を探して飛んでいます(ほぼ毎日)。
   4 風もないのにエゴノキの葉が揺れると思ったらアオドウガネがとまっていました。

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アブラゼミ(求愛?)(富山県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2024-09-05 03:54:44 | 昆虫類

体調のことを考え、遠出や無理はしないよう自制しています。台風10号の影響がおさまり、今日から三日ほど晴天の予報ですが、近くの富山県空港スポーツ緑地へ。久しぶりの公園です。

暑い日差しの中、アブラゼミの鳴き声のするカエデに近寄って、セミを探すと、単独のセミ2匹ほどのほかに、不自然?に並んでいる2匹のセミがいました。アブラゼミの交尾を見られるかも知れないと、少しこちらが興奮。

アブラゼミが交尾に至る様子について、ウェブサイト『愉快な写真館/アブラゼミの交尾』では次のように描写されています。「…二匹のセミが近づいて、まず、少し離れて横に並びます。その後、横に移動をしてぴったり並びますが、その状態でフィーリングが会わないと離れていきます。…」

私が見かけた2匹のセミは、微妙な距離感で横に並んでいますが、5分ほど見ていた間はどちらも動きませんでした。右側の「少し小さく」「翅を少し開いている」方が♂で鳴いていると思います(ほかのセミも鳴いていたので確かなことはわかりません)。

じっと立って見続けるのもたいへんなので、少し別なところを散歩してから続きを見ることにしました(辛抱が足りませんでした…)。2~30分ほどしてから期待して戻ると、2匹ともいませんでした。求愛は、うまくいかなかったようです。残念でした。


《2匹並んで求愛?するアブラゼミ 2024/09/04》


《2匹並んで求愛?するアブラゼミ(右側が鳴いている♂?) 2024/09/04》

 

※ 空港のすぐそばなので、ヘリポートから県警ヘリが飛んできましたが、素早いピント合わせができません。こんな腕前では、飛んででいる鳥や虫を上手く撮ることはできません。

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ヒロヘリアオイラガ(幼虫)(富山市)

2024-09-03 16:21:33 | 昆虫類

駐車場のそばに植えてあるリキュウバイの葉に食痕と糞があるのに気づきました。

最初はアメシロかとも思いましたが、少し感じが違います。近寄ってみると、ヒロヘリアオイラガの若齢幼虫の集団が葉裏にいました。ヒロヘリアオイラガの幼虫は、2齢ごろまで集団で生活するそうです。

さっそく処分しましたが、うっかり触れると痛い目にあうところでした。


《リキュウバイに残されたヒロヘリアオイラガの食痕と糞 2024/09/03》


《リキュウバイ葉裏にいたヒロヘリアオイラガ若齢幼虫の集団 2024/09/03》


《リキュウバイ葉裏にいたヒロヘリアオイラガ若齢幼虫の集団 2024/09/03》

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オオカマキリ(幼虫)(威嚇ポーズ)(富山市布市)

2024-09-03 03:29:29 | 昆虫類

北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に、アブラゼミがとまっていました。自転車から降りて、よく見ると、少し離れたところにカマキリもいました。よくわかりませんが、このカマキリはアブラゼミを狙っていたのではないかと思います。

羽化前の幼虫でしたが、前脚の付け根はくすんだ黄色(チョウセンカマキリは鮮やかな橙色)だったので、オオカマキリだと思います(この辺りでは両種とも見かけます)。

近づいて写真を撮ろうとすると、一人前に威嚇のポーズをとってくれました(私は、カマキリの威嚇のポーズが好きです)。


《トンネルの壁にとまっていたオオカマキリ幼虫(赤丸内)とアブラゼミ(黄丸内)2024/09/01》


《トンネルの壁にとまっていたオオカマキリ幼虫(赤丸内)とアブラゼミ(黄丸内)2024/09/01》


《トンネルの壁にとまっていたオオカマキリの幼虫 2024/09/01》


《威嚇のポーズをとるオオカマキリ幼虫(赤丸内)2024/09/01》


《前脚の付け根(赤丸内)がくすんだ黄色をしているオオカマキリ幼虫 2024/09/01》

 

※ この日(2024/09/01)、北陸自動車道の法面などで、今年初めてスズムシの鳴く声を聞きました。

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ベニフキノメイガ(富山市)

2024-09-02 13:07:57 | 昆虫類

玄関のコンクリート塀に、1~2cmの小さな蛾がとまっていました。

黄土色の地に暗赤紫色の独特の模様があり、ベニフキノメイガだと思います。

ベニフキノメイガの幼虫の食草は、シソ科植物です。我が家の庭で、バジルやシソの葉を食べているのだと思います。


《玄関のコンクリート塀にとまっていたベニフキノメイガ 2024/08/14》


《玄関のコンクリート塀にとまっていたベニフキノメイガ 2024/08/14》

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アカウラカギバ(富山市小杉)

2024-09-02 05:19:24 | 昆虫類

地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスのトンネル壁面に、薄い茶褐色の中くらいの大きさの蛾がとまっていました。前翅の先端がかぎ状に尖った特有の形で、カギバガの仲間です。

帰宅後、手元の簡単な図鑑やウエブサイトなどで調べると、アカウラカギバのようです(裏面は見ていませんが、上から撮った写真を見ると頭部や脚が鮮やかな朱赤色です)。

似たような蛾がいるので、見分けがつきにくい蛾の区別によく利用しているウェブサイト『かのんの樹木図鑑/暁の蛾類図鑑』に記載されたアカウラカギバの翅表の特徴を引用します。
  前翅  翅頂はかぎ状にとがる
      上半分に暗色部がある
      内横線 不明瞭・細かく波打つ
      外横線 明瞭、翅頂から後縁中央まで直線状
  後翅  外横線 不明瞭、波打つ
      外横線の外側にごまをふったような黒点

アカウラカギバは、私が初めて(アカウラカギバとして)見る蛾です。


《アンダーパスのトンネルの壁面にとまっていたアカウラカギバ 2024/09/01》


《アンダーパスのトンネルの壁面にとまっていたアカウラカギバ 2024/09/01》


《アカウラカギバ(翅頂がかぎ状にとがっている) 2024/09/01》


《アカウラカギバ(頭部や脚が鮮やかな朱赤色) 2024/09/01》


《アカウラカギバ(開帳は4cmほど) 2024/09/01》

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アブラゼミ(セアカ型?)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-09-01 11:11:34 | 昆虫類

9月に入り、8月に紹介できなかった夏の生きものたちも、早く紹介しないと賞味期限が切れてしまいます。

そういう訳で、今回は8月中旬に見かけたアブラゼミです。

コブシ?の幹にアブラゼミがとまっていましたが、ふつう見かけるものに比べると赤茶色っぽい気がします。

『日本産セミ科図鑑』に「変異型(セアカ型)」として載せられているもののような感じでした。

 
《コブシ?の幹にとまっていたアブラゼミ(セアカ型?) 2024/08/11》


《コブシ?の幹にとまっていたアブラゼミ(セアカ型?) 2024/08/11》

 

※ 昨日図書館から借りてきた『あした出会える昆虫100』(森上信夫・著)をさっそく読みました。
  この本は、(「本は購入せず図書館から借りだして読む」という私の原則を破って)購入して手元に置いておこうと思います。
  紹介されていた昆虫100種のうち、まったく見たことがないものは1割ほど(アオオサムシ、アオモンイトトンボ、ツチイナゴ、アカボシゴマダラ、エゴヒゲナガゾウムシ、トホシテントウ、アカハネナガウンカ、クヌギカメムシ、ホソミオツネントンボなど)、あした出会えればいいなと思います。

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ツチカメムシ(富山市)

2024-09-01 04:55:21 | 昆虫類

駐車場のそばのコンクリートの上を、1cmほどの黒っぽい虫が歩いていました。

地上徘徊性のツチカメムシのようです。

ツチカメムシにもよく似たコツチカメムシがいて、この両種は、前胸背板と小楯板にある点刻で区別できるようです(ツチカメムシは点刻の大きさがバラバラで粗いのに対し、コツチカメムシは一様に細かく密)。(『『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』参照)


《コンクリートの上を歩いていたツチカメムシ 2024/08/03》


《コンクリートの上を歩いていたツチカメムシ 2024/08/03》

 

※ 今日から9月。各地に大きな被害を与えている台風10号はまだ紀伊半島沖に停滞していますが、これまでのところ富山県には大きな影響はありません。本格的な台風シーズンはこれから、秋には大きな二つの行事があるので、被害をもたらすような台風が来ないようにと願っています。

 

※ 市立図書館から8月31日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)
   1 『あした出会える昆虫100ー散歩道の図鑑ー』(森上信夫・著)
   2 『スズメの謎ー身近な野鳥が減っている⁈-』(三上修・著)
   3 『「般若心経」を読む』(水上勉・著)
   4 『タダキ君、勉強してる?』(伊集院静・著)
   5 『マスクは踊る』(東海林さだお・著)
   6 『在宅ひとり死のススメ』(上野千鶴子・著)
   7 『おふくろ八十六、おれ還暦』(ねじめ正一・著)
   8 『いつか見た青空は』(中野翠・著)
   9 『藤井恵のシニアのからだ元気レシピ』(NHKきょうの料理セレクション)

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