ブルックナー
交響曲第5番
指揮…ゲルギエフ
演奏…ミュンヘンフィル
好み度…4(5点満点)
ブルックナーの5番には聖フローリアンの豊かな残響がよく合う。アイヒホルンしかり、バローしかり。
この盤でもたっぷりの余韻ある残響が荘厳な雰囲気を引き出しているように思う。もちろんミュンヘンフィルのうまさもあると思う。
活気とかは感じさせないが、ゆったりテンポをとって、低弦をしっかり効かせて、ゲルギエフもここでは我を出さずにまっとうに運んでいるので、豊かな残響とあいまって結構荘厳なブル5を聴くことができる。
ゲルギエフがどうというより、聖フローリアンに響くミュンヘンフィルを聴く、といった感もあるし落ち着き過ぎているといえばそうかもしれないが、どっしりとした重みのあるブル5である。
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