19作目:1/700 日本海軍駆逐艦 陽炎(ピットロード)
ピットロードが数年前に発売した新作の陽炎型です。フライホーク社が開発に協力しているようで、同社製品のような超精密な部品が特徴です。それでいて組み立てにも配慮されています。船体の凹凸はちょっと誇張しているように思いましたが。
フルハルモデルも選択可能です。せっかくなのでそれで作りました。手を加える箇所は無いですね。今年一の良いキットだと思います。
20作目:1/700 日本海軍駆逐艦 文月(ヤマシタホビー)
基本的に発売されるキットはすべて購入しているヤマシタホビーのキットです。これまで特型駆逐艦はいくつも作ってきましたが、睦月型駆逐艦を初めて作りました。ヤマシタホビーは彫刻の精度と部品点数の多さと組み立ての容易さがうまくバランスされていていくつでも作れるんですよね。
陽炎と同時に作りました。陽炎は就役時ということで汚しませんでしたが、文月は戦時中ということで汚し塗装をしています。
21作目:1/150 鉄道院二軸古典客車4両編成(IORI工房)
今年は日本の鉄道が初めて開業してから150周年!これにちなんで、今年作る鉄道模型は開業時の時代に運用されていた二軸古典客車を作りました。
これはプラモデルじゃなくて厚紙を張り合わせて作るペーパーモデルキットです。しかし思っている印象よりも丈夫に出来上がります。普通に扱う分には何も支障ありませんぞ。
組み立てはもちろんプラモデルの作法と違う部分もありますが、何個もスケールプラモを組み立てていれば恐れるに足らず。塗装に関してはプラモデルと同じ要領でOKでした。まあ初めてだったので全部完璧とは行きませんでしたが、それはまた次回作るキットへの教訓としましょう。
なお客車だけでは自走できないので蒸気機関車も必要になりますが、それは来年へ持ち越しということで・・・。
22作目:1/144 F-15Eストライク・イーグル(コトブキヤ)
これもBRZやモルカーと同時期に作っていたキットです。ただしこれは素組だと物足りなかったので、後で色の不足している箇所への部分塗装とつや消しトップコートを掛けていっぱしに見られるように仕上げました。機体の灰色は成形色です。いわゆる簡単フィニッシュというやつです。これだけでも十分かっこいいんですな~。
23作目:1/72 デ・ハビランド・カナダDHC-1チップマンク カナダ空軍(AZモデル)
今年はまだカナダネタの作品を作っていなかったので、これを選択。小さい練習機です。
コクのある黄色塗装の研究ということで、下地にピンクを吹き付けてからタミヤのイエローを吹きました。下地にピンクを使うのをはじめは疑っていましたが、実際やってみると思い描いていた通りのコクのある黄色が姿を表しました。成功でした。
キットの方は、細かい部分の形状が足りないので補ってやる必要あり。”素材”の雰囲気を感じるものでした。
24作目:1/48 中島一式戦闘機隼一型 レオナ機(ハセガワ)
コンテンツとしては終わってしまった「荒野のコトブキ飛行隊」。私のプラモデルを作る頻度も下がってしまいましたが、根強いファンはまだ存在します。プラモデルの展示会内での企画でコトブキ飛行隊の作品合わせに参加しました。それに合わせて新作を作ることに決め、レオナ機の隼を作ったわけです。
レオナ機はつぎはぎの外板が特徴です。汚れたパネルと交換されてまだきれい目のパネルが共存しています。それを見事再現できたと思います。
25作目:1/72 フェアリー・ガネットAEW.3 イギリス海軍(ソード)
イギリスのエリザベス女王が崩御された時に、イギリス機を・・・と思い作りました。
世界一醜い飛行機とも言われるガネットです。実際そうだろうなあと思います。
なんだかんだほぼ毎年作っているソードのキットです。いつものように士の字にするだけで一苦労です。キットの状態だと前後の重心が著しく偏るので機首に重りを詰め込みますが、最後の完成の時に重りの量が足りないことがわかり焦りました・・・。機首を開削してそこに重りの量を増やすことで事なきを得ました。
26作目:1/24 フォード・ロードスター1932年式(モノグラム)
アメ車を作りたくなったのでモノグラムのフォードロードスターを作りました。パーツ構成がちょっとカスタムしたような物だったので、発売当時ではなくてレストアされたビンテージカーのような設定にしました。なのでボディの塗装もややヤンチャなメタリックバイオレットにしました。
大味なキットですがこの年代の自動車も好きなので楽しんで作れました。
27作目:ノンスケール 94式不知火 龍浪響中尉機仕様(コトブキヤ)
マブラヴオルタネイティヴのアニメが進行中の時に戦術機のプラモデルを作らないとはどういうことかと思い、作りました。再販されているコトブキヤの戦術機プラモデルを片っ端から買っているので、消化しないといけないしね。
形状等は改造しないでいつも通り素組です。関節の後ハメと複数ある灰色の配色の確認が面倒でした。
下手をコクこと無く完成させることができました。やっぱりかっこいいんですよ、不知火~。
28作目:1/72 ステルス戦闘機F-117(タミヤ)
趣向を変えてジオラマ作品です。F-117という戦闘機がありますが、それはステルスなので人間の目からは見えないんだぜ、というジョークです。
元ネタは、アリゾナ州のデイビス・モンサン基地で静態展示されているアメリカ空軍の旧型機の一群の中で、F-117だけこのように車輪とハシゴだけ置かれていたのがとても悔しかったこと。
一応、タミヤ/イタレリのF-117の車輪を使っています。ハシゴはハセガワのF-16ですね。機体関連はこれだけであとは地面の工作です。
F-117という機体とステルスという用語を知らないと一見分からないネタですが、知っている人にはウケてくれる作品となりました。一人でもバカウケすればめっけもんです。
29作目:1/72 ロッキードF-117Aナイトホーク アメリカ空軍(タミヤ/イタレリ)
今のF-117ジオラマの”余った部品”を使い切るために作りました。どう見てもこちらが本体です、どうもありがとうございました。
車輪はもう使ってしまったので、飛行姿勢での製作となります。幸い脚庫蓋の嵌合はばっちりだったので、組み立てには苦労しませんでした。
塗装は黒一色なんですが、それだと味気ないので下地の色を変えたりフィルタリングしたり色々試行しました。最終的に「なんだか黒一色でぬりたくっただけではないようにみえるネ」くらいの微妙な雰囲気に落ち着きました。
30作目:1/100 VF-1Jバルキリー ガウォーク形態(アリイ)
ツイッターでマクロスのプラモデルを作る企画を見かけ、積んであるマクロスのプラモデルを作る機会はこの企画に乗る時くらいしかないぞ!と参戦した次第。
キットはカナダ人からもらったアリイ(マイクロエース)のアニメ放映当時に開発されたキット(正確には後年発売されたリパッケージ版)です。バルキリーは三段変形することで有名ですが完全変形をプラモデルでやるには相当な技術力が必要で、大抵の場合はこのキットのように形態を固定した状態のキットが販売されます。
組み立てには接着剤を使いますが、関節にはポリキャップが使われていてきちんと動かすことができます。腕や足の合わせ目にはがっつり段差ができるので、これを現代の目でもかなうような仕上がりにしようと思うと大改修が必要になりますが、現代には他社から素晴らしいキットが出ているので、とっとと素組で済ませてしまいます。消化が目的なのでそんなに時間を掛けたくないし。
出来上がってみると、現代の解釈とは違う骨太なバルキリーが姿を現しました。特に拳は大きく力強いですよね。
31作目:1/72 マクドネルF-4EJ改ファントムII 航空自衛隊特別塗装機(ハセガワ)
これもツイッターでのF-4のプラモデルを作る企画に便乗して作りました。航空自衛隊のF-4EJ改が退役する際に施された特別塗装の中で一番好きな青い塗装の機体を作りました。
一年間にF-4を2機作るとは思わなんだ。
32作目:1/24 ニッサン・S15シルビア(アオシマ)
今年6月に公開された映画「アライブフーン」に登場する主人公メカにS15シルビアが抜擢されました。アライブフーンは陸のトップガン・マーヴェリックと評価されるほどCGを用いない実車での走行シーン撮影が魅力なわけですが、私もそれに魅せられました。そして、シルビアを作りたくなっていたわけです。
劇中のシルビアはドリ車に改造されていて、スポンサーデカールもたくさん貼られている特殊仕様です。市販のキットをそこまで改造するのは大変だと判断しました。市販キットの中からデカールがたくさん貼ってある製品を選んで、ボディをメタリックレッドに塗ってそれっぽく仕上げました。それでも再現度は低いですけど。
33作目:1/24 トヨタ・JZX100チェイサー(アオシマ)
これも「アライブフーン」でヒロインが操縦するマシーンとして登場したチェイサーをそれっぽく再現したものです。ボディの塗装だけは合わせてみました。
この一年でカーモデルの品質も安定してそこそこ良いものを作れるようになってきたと思います。
以上で、今年完成させたプラモデルは全てです。ここからは分析です。
今年の完成させた数は、33作(前年比-7)でした!
去年から約2割減でしたが、40作はおかしい数なので、やはり30作前後が私の作れる数の平均的な上限かな?
ジャンルとメーカーごとの集計です。
飛行機・・・17作(前年比-3)
自動車・・・6作(同-1)
キャラ・・・5作(同-3)
艦船・・・3作(同-1)
鉄道・・・1作(同±0)
AFV・・・1作(同+1)
アオシマ・・・6作(前年比±0)
ハセガワ・・・5作(前年比±0)
タミヤ・・・3作(前年比+2)
AZモデル・・・2作(前年比+1)
コトブキヤ・・・2作(前年比+2)
以下各1作・・・コンドル、ローデン、レベル、キティホーク、ファインモールド、エアフィックス、フジミ、グッドスマイルカンパニー、バンダイ、ピットロード、ヤマシタホビー、IORI工房、ソード、モノグラム、アリイ
(下線は初めて製作したメーカー)
ジャンルの構成比は前年と変わらない比率です。飛行機が約半数を占めます。自分の好みに変化はないということでしょうか。
メーカー別でもここ数年と同じ傾向を示していて、アオシマとハセガワが二強となっています。
毎年5本の指には入っていたバンダイが下位に沈んだ年でした。バンダイ製品はここ数年転売ヤーが闊歩している影響で入手するのに何かしら苦労が伴うので、食指が動かないのです。私の場合、他にも興味のあるジャンルが多いですから困らないのですな。
今年はキットの購入に予算を振り向けた向きがあり、今年増えたキットの数はここには書きたくないくらいです。これらの積みを効率的に無くしていく手段を講じていく必要があるんだろうなと思います。
というところで今日はここまでです。
明日は旅行編です。