今回は、日本海軍の水上機を2つ同時に作ってしまいますよ。
同系統の塗装のプラモデルを同時に作ってしまえば、工程が効率化されるんじゃないかという考えのもとです。ただ結局、組み立てを始めすべての工程を人間一人がやることに変わりはないので、効率的になったのは塗装するときの準備片付けの回数が半分に減ったくらいなのかも・・・。とはいえキット2個を一編に作れてしまうのは積みプラ消化的にはいいマインドなので、この後も時々やります。
今回作るのは、愛知・瑞雲11型と零式水上観測機です。瑞雲にはカタパルトも一緒に付けてやります。いずれもフジミのキットです。フジミが航空機に力を入れていた頃に発売されたキット(の再販品)ですね。他メーカーが出さないニッチ戦略で一部からは未だに支持を集めるシリーズです。特に瑞雲なんかはフジミ製が事実上唯一のキットなのです。艦これで認知度も人気も上がりましたし。
キットの出来としては、瑞雲はまあまあ、ゼロ観は結構細密という感じ。コックピットもそんな感じです。
部品単位で塗装してから組み立てていきます。
瑞雲の浮き。錘をもりもり仕込んでおきます。
瑞雲のカウリングはエンジンと一体化しています。カウリングの裏側にヒケを通り越してエクボができているので、さすがにこれはラッカーパテで埋めておきました。
瑞雲の凹線彫刻はゼロ観よりもだいぶ太くもっさりしているのが減点なんですよね・・・。
機体は明灰白色で塗ってからマスキングして暗緑色で塗ります。
緑を混ぜた黒のエナメル塗料でフィルタリングをしておきました。
瑞雲を乗せるためのカタパルトは軍艦色で塗ってから錆色で軽くウェザリングします。
デカールを貼り付けた状態です。この後つや消しトップコートを吹いてから組み立てます。
瑞雲できました。水上機特有の工程はありますが1/72飛行機模型の組み立てから大きく外れるところはないので作るのは問題ないですねー。
カタパルトも付けると全体的に結構大きくなりますね。
私も瑞雲は艦これで知ったクチなので一度は作ってみたかった機体です。今回作れてよかったです。
零式水上観測機もできました。地味に複葉機なので主翼の組み立てはちょっと大変でした。一部省略していますが張り線もやっておきました。
やっぱり瑞雲と比べて仕上がりがカッチリしている印象。
複葉機にしては近代的な見た目なのが好きです。
先に作った紅の豚の2機の水上機と合わせて、一時棚の中に水上機が4機も揃う時期がありました。
というわけで完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>
機体上面:XF70暗緑色2
機体下面:XF12明灰白色
コックピット:XF71コックピット色(日本海軍)
プロペラ:C131赤褐色
ピトー管:H8シルバー
カタパルト:TS66呉海軍工廠グレイ