青梅鉄道公園の続きです。
これはE10形2号機。奥羽本線板谷峠の急勾配区間で使われていた老朽化した4110形をいい加減置き換えようや、という背景から製作されたタンク機関車。車輪配置2-10-4Tのガチ勾配仕様。ただし開発時には既に板谷峠の電化が決まっていて工事も進んでいたので、最初から電化完了までの中継ぎとしての機体でした。
奥羽本線に始まり、肥薩線、北陸本線(倶利伽羅峠と米原~田村)と全国を転々としたもののどこにも定着できずに14年で廃車になるという救われない生涯でした。
それでも廃車時期が青梅鉄道公園建設時期と重なったのが効いて、ここで保存されることになったのは数少ない救済ですかね。
板谷峠の隧道内の煙害対策として、この炭庫側を前側とした運転を基本としました。運転室の機器類の配置もそれを前提にされています。煙突を運転室よりも後ろに配置すれば煤煙が物理的に降り掛かってこないじゃんという考えで、キャブフォワード式と呼ばれる方式です。
なので、本来のE10はこの写真が正面向きということになります。あんまりそんな雰囲気出していないけどね。ただし、北陸本線に転属した際に煙突側を正面にするように運転機器の配置を移動したようなので、晩年は一番上の写真が正面向きとなります。
日本のタンク機関車としては最大の大きさを持ちます。特にボイラーが太い。斜めに取り付けられた汽笛はE10の大きさを示していると言っていいでしょう。
動輪を5軸も繋げていると曲線通過時にレールに掛かる横圧が過大になってしまい軌道にゆがみ等の支障をきたすことが想定されたので、第2第3動輪にはフランジがないのも特徴です。
C11形1号機。全国の動態保存SLとしておなじみ。これも説明不要でしょう。
あくまで公園ですので、遊具区画あり。
御存知0系新幹線。昔は東北新幹線に擬態していたともっぱらの噂。まあ素人は騙せただろうけどさ。
以上で青梅鉄道公園はおしまい。
青梅駅に戻って青梅線の電車に乗ります。E233系の「ホリデー快速おくたま」号でした。東京方面まで1本で行けるからラッキーだ。
御茶ノ水駅で総武線に乗り換え。山手線からやってきたE231系500番台でした。量産型通勤電車ですからね、どの帯色に塗られても違和感がないですよ。
なんとなく丸ノ内線。当時はまだそんな話はなかったですが02系も置き換えられてしまいますからね。
秋葉原駅で降りて模型店を物色していました。ついでにゴーゴーカレーでご飯も食べてしまいます。
バスタ新宿へ移動して、ジェイアール東海バスの高速バスに乗って静岡まで帰りました。
おまけ。
途中の足柄SAで休憩。昼間までは持ってくれていた天気が悪化して雨になっていました。
恒例になっている休憩がてらのバス撮影をば。これは富士急シティバスの日デ・スペースアロー+西工02MC。
一畑バスのいすゞガーラSHD。東京~松江・出雲線「スサノオ」号です。
どこかの観光バスのヒュンダイ・ユニバース。
私めが乗っているジェイアール東海バスのふそうエアロエース。
中国バスのヒュンダイ・ユニバース。横浜~福山・広島線の「メイプルハーバー」号です。
しずてつジャストラインのいすゞガーラHD。静岡行。
オリオンバスのふそうエアロエース。東京~出雲・松江・米子線。
ズラズラズラと。
左から東急トランセ(藤枝・相良行)、南越後観光、とさでん交通(高知行ブルーメッツ号)、中国バス(メイプルハーバー号)。
以上。おしまいです。
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