Africa Brass/John Coltrane
(Impulse YS8501A1 jp.reissue)
(Impulse YS8501A1 jp.reissue)
ジャズの聴きはじめの頃にコルトレーンのインパルス盤はよく聴いた。といっても決まって"Ballds", "Duke Ellington & John Coltrane", "John Coltrane and Johnny Hartman"の3枚でした。”至上の愛”をはじめ、いわゆるジャズ評論家のお偉方がこぞって絶賛するフリーがかったコルトレーンのアルバム群はこの時代のコルトレーンジャズの本質なんでしょうが、どうも馴染めませんでした。今でも、苦手なジャンルですね(笑)。ちょっと今日は早めに帰宅できたんで、調子もいいし、コルトレーンでも聴いてみようと取り出したのが「Africa Brass」です。本日はこれをアップしますね。
このアルバム、インパルスの最初の録音なんですね。ホッジス時代からの同僚、ドルフィを加え、ダブルベースにしてオーケストラを加えたこのアルバムはリアルタイムで聴いた方はどのように思われたのでしょうね? 未だにA-1の"Africa"をオーケストレイションを含めてトータルで楽しむことができません。コルトレーンの硬めのテナーでの煮えたぎるようなソロやマッコイの美しいピアノを部分的に楽しむことは出来ても、16分長のこの演奏の半分も楽しめていない自分がいます。オケのメンバーは15人からなる大編成でジュリアス・ワトキンスをはじめとしたフレンチホルンやユーフォ二ウムやチューバなども含まれています。ベーシストもReggie Workman, Art Davisの2人がクレジットされていますがまだJimmy Garrisonの名前はありません。だれかこの"アフリカ"の聞き所を解説してほしいものですね。自分的にはもっぱらB面が贔屓でソプラノで奏でられる"Greensleeves"やブルートレインを彷彿とさせるような"Blues Minor"での圧倒的テナーのプレイを楽しんでいます。
所有盤は日本コロンビアからた国内盤再発盤です。ジャズの道に足を突っ込みはじめた頃に購入した盤ですが、未だに好んで聴くにいたらないインパルスのコルトレーンです。皆さんはどうですか???