67camper's Blog

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このガーランドが好きでねぇ~・・・!

2008-12-16 04:32:11 | jazz & vocal
Bright And Breezy/Red Garland
(Jazzland JLP48)


 いわずと知れたマイルス・デイビス五重奏団のピアニスト、レッド・ガーランドには本当にファンが多いですよね。50年代後半のピアニストでは、ガーランド、ケリー、ソニクラ、トミフラの4人でかなりの名盤のピアニストの席を占めて来たと行っても過言ではないでしょう。この中でも、最も他流試合がすくないのがガーランドなのかも知れません。ホーン入りのアルバムといえば、マイルス盤かコルトレーン盤ぐらいしかないしほとんどがトリオフォーマットであることに気付きます。勿論、トリオが最も彼の実力を発揮できるバンド編成であったことも誰も異論を挟むような余地はないと思うのですが・・・。で今日は、いわゆる名盤の多いプレステッジではなく、JAZZLANDの愛すべき一枚"Bright And Breezy"をアップいたします。

 この柔らかい陽光が照らす林のジャケも大好きですね。朝だろうか、夕方だろうか。このカバーを見ただけで、ゴムまりのように弾むガーランドのブロックコードとシングルトーンのフレーズが直ぐそこに聞こえてくる感じがします。プレステッジ以外では、最も好きなガーランドトリオです。サイドメンはSam Jones(b)とCharlie Persip(ds)。躍動感溢れるこの2人のサポートはプレステッジのチェンバース、テイラーのユニットと甲乙つけがたい。ダイナミックさではこのJAZZLAND盤が上だろうと個人的には思っています。演奏曲も言うことなし。A-1冒頭の"Green Dolphin"で決まりです。続く"I Ain't Got Nobody"のグルービーなプレイも最高だ!ガーランドのリリカルなプレイスポットが当たった"You'll Never Know"そしてサムの強靭なウォーキングがきける"Blues In The Closet"とA面は非の打ち所がないですよね。B面もいいけどやはりA面ですね。

 所有盤はカバーボロボロのJAZZLAND、モノラルオリジナルです。重厚なサムのベースが特に太くていいですね。日本盤のステレオも結構捨てがたいいい録音だと思いますよ。ガーランド愛聴盤の筆頭ですね。