67camper's Blog

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ジョー・パスのジャズ・ボッサ

2009-04-11 05:58:37 | jazz & vocal
Tudo Bem!/Joe Pass
(Pablo MTF1103, jp.reissue)


 ジャズギタリストでボッサに傾倒したプレイヤーは多く、チャーリー・バード、ローリンド・アルメイダ(彼はブラジリアンですが)、バーニー・ケッセルなどにもジャズ・ボッサのアルバムがありますよね。白人ギターのジョー・パスもパブロ時代に入り、グランツのてによってジャズ・ボッサのアルバムを録音します。ジョー・パスは77年、リオのカーニバルの期間中に当地を訪れたのが、このアルバムを作るきっかけになったと言われています。本日は、ブラジルの名パーカッショニスト、Paulinho Da Costaを加えてbossaの名曲ばかりを録音したPablo盤(邦題:コルコヴァード)をアップいたします。

 メンバーはJoe Pass(g), Paulinho, Da Costa(perc), Don Grusin(keyb), Oscar Castro Neves(g), Octavio Slon(b), Claudio Slon(ds)のセクステットです。A-1の邦題タイトルとなったジョビンの"Corcovado"で幕を開けます。原曲の美しさを生かしたパスのギター, 躍動感に満ちたPaulinhoのパーカッションが素晴らしいです。続くデオダートの"Tears", 再びジョビンの"Wave"、ロベルト・メネスカルの"Voce"、マルコス・ヴァレの"If You Went Away"と名曲揃いです。B面の冒頭のクロスオーバー的な"Que Que Ha?"は好みの別れるところでしょうが、続くボンファの"The Gentle Rain"は名曲”黒いオルフェ”風の佳曲で美しいメロディが印象的です。B-3のメネスカルの急速調のエキサイティングな演奏もパスの独壇場ですね。

 所有盤は国内盤再発、どこかの中古屋で安く手に入れた一品ですが、パスのギターを楽し目、ボッサの名曲も聞ける好盤です。相変わらずのパブロのモノクロカバーは戴けないですが・・・。