11265名

2012-02-10 20:38:14 | 司法試験関連
出願者数等11,265人

ア法科大学院課程修了の資格に基づいて受験する者 11,164人
(ア) うち修了見込者 3,692人
(イ) うち修了者 7,472人

イ司法試験予備試験合格の資格に基づいて受験する者 95人

ウ法科大学院課程修了見込者で,同課程修了の資格に基づいて受験するが,同課程を修了できなかったときは司法試験予備試験合格の資格に基づいて受験する者 6人

昨年と比べると,11892人から全体で600名強ほど減少した。修了見込者数が4309人から3692人となっており,定員削減の影響が大きく出た感じである。修了者は,7583名から7472名なので100名ほどの減少に止まっているので有意な変化は特にないと見て良いだろう。

特筆すべきは,予備試験組みの参戦であることは多言を要さない。予備試験資格に基づく出願者が「101名」ということになるが,予備試験合格者数が「116名」と言う数字と符合しない。これは,卒業後5年以内に3回という受験制限期間に引っかかり,予備試験に合格しても今年の本試験受験が認められない受験生もいる,等の理由からであろう(例:ロー卒業後3年連続受験し3連敗+卒業後の4年目の昨年に予備試験に合格した,という場合は,「5年以内」に「3回」と言う縛りを受けてしまうのである)。単純に今年の出願を控えた可能性ももちろんあるが。

受験回避組みがどれだけ出るかが一番大きな要素なので,合格率がどうなるかはまだまだ読めない。
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2012年判例セレクトⅠ 刑法編

2012-02-10 20:16:55 | 司法試験関連
NO.3
過失犯の判例。過失行為の実行行為性の判断,介在事情事例の因果関係の判断,予見可能性に関する判断に関する,最高裁の判断である。論文突破レジュメ②9ページ以下の過失犯の部分を復習すること。総論的な意味で過失犯を出題してくる可能性は高いと言える。

NO.4
窃盗罪の実行の着手時期の判例。当てはめ要素とその評価の仕方に注目。原審の判断と,どこがどう違うかを意識して確認しよう。

NO.5
威力業務妨害罪に関する最高裁判例。「威力」と「業務妨害」の認定方法がポイントである。特に「威力」の認定は,行為の持つ「音」「インパクト」そのものから判断しているわけではない点に注意が必要だろう。解説が詳しいので事実の評価の仕方参考になる。。

NO.6
窃盗の既遂時期の判例。事案の特殊性のポイントは,解説の最終段落にまとめがある。しかし,その前に,判旨部分を読んで,自分だったらどの要素に着目し,それを既遂肯定要素と否定要素のどちらに割り振るか,総合考慮の結果結論はどちらにするか,というチェックをしてみると良いだろう。

NO.7
まずは事案だけを見て,2項強盗の成立の可否を論じて見ると良い。その後,解説を読み,論ずべき点を落としていないか(判例で問題となった点についてである)の確認をしてみると良いだろう。解説4,5は参考になる。既遂時期としていつが妥当と考えるかも自分なりに判断してみるのも勉強になろう。

NO.8
強盗の機会性の判例。偶然だが,4事件と6事件が窃盗で,7事件と8事件が強盗罪である。合わせて問う事が出来るということである。7事件に続いて8事件についても疑義あり,の指摘がある点も見逃せない。判旨部分では,様々な考慮要素が指摘されているので参考にしたい。

NO.10
偽造事件である。「本来的な用法」とはどのようなものを指すのかを,事案に応じて指摘すべき点になる。解説2指摘の要件チェックも忘れずに。各論は,要件チェックで漏れが意外に出やすいので注意(2項犯罪系や偽造系など,明文規定の項目チェックだけではなく,解釈論的に問題となる構成要件要素が沢山あるからである)。短答対策も兼ねてキッチリ記憶しておこう。
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塾の告知ページ!

2012-02-10 17:17:24 | 司法試験関連
http://www.itojuku.co.jp/keitai/nagoya/event/DOC_016581.html

で,あります!
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本試験を見据え、今必須の情報整理と習得知識とは?

2012-02-10 13:24:23 | 司法試験関連
如月の名京阪遠征ですが,以下の日程でうかがいます。

2月18日 名古屋 19時~21時
2月19日 京都  11時~13時
      大阪  15時~17時

の予定です。タイトルは細かい変更がなければ以下の通り。

2012春、全ての法科大学院入学予定者の方へ
本試験を見据え、今必須の情報整理と習得知識とは?
 ~予備試験合格者参入!14年/15年司法試験一発合格のために~


そのうち塾HP上でも告知があるかと思います。よく考えたら,既に10日切ってますのでここで告知しておきます。「1発上位合格」のために必要かつ正しい「試験対策」とは何かについて,過去問題分析&採点実感等分析を踏まえた説明をします。「やるべきこと」は何で,「やってはいけないこと」は何かについて具体的にお話します。未修者の方は特に必聴です。
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