演習編の民訴法の講義が終わりました。相変わらず破壊力抜群の問題で,本当に頭脳疲労が半端ないとは思うのですが,その分,学べること,経験(本試験向けに経験すべき「経験」と言うこと)できることが非常に多いので「昨日の自分より力がついた!」という受け止め方をして欲しいです。
さて,破壊力のある問題の時は,「平均点」を取れているかどうかをまず意識してください。「これは手に負えない問題だ!」という判断をしたときは,その科目で「沈する」ことを避ける,と言うのが最優先事項となります。「攻める」ことはもやはできません。緊急事態なので,「逃げ切る」ことが目標になるのです。まずは平均点を取れば「この科目のせいで落ちた」,という事にはなら無いと思います。致命傷にならないようにするのです。
あと,もう一つ重要なのは,「平均点を取る人」はどんな超難問の時でもいるのだ,という事実を受け入れることです。何故自分は人並みの事ができなかったのか。それは平均点を取るような人なら確実に取る部分で競り負けた,ということに他なりません。これは,試験に落ちる典型パターンです。第5回本試験で落ちた人,民訴の例の問題のせいにしている人,いませんか?あの年,同じ問題を解いて合格した人が2000人いるんですよ?
この点に気がつくことが何よりも重要です。