今年は、基準点210点以上で、392人が合格しました。400人をちょい欠けましたね。
第1回は245点以上でしたが、今回245点で切ると、79人になってしまいます。第1回は245点基準で123人が合格したことを考えると、採点方法が変わっていない限り、随分レベルが下がっている、すなわち「かなり受かりやすい状況」になっていると言えます。平均点自体も177.8点で約18点下がっています。論文受験者数が1.5倍に増えているのでその影響でしょうか。
因みに昨年も基準点210点で381人、平均点は175.53点でした。奇しくも、245点ラインは昨年は78人(得点分布自体が昨年・今年でほぼ同じ)。392人は昨年比11人増ですが、今年の分布で381人できると、基準点が211点となるところでした。このような中途半端を嫌ったか、最初から210点基準で考えていた可能性が高いですね。
昨年と今年の結果から見るに、平均点175点程度、合格基準点210点ラインで調整、という当局の姿勢が出ているのかもしれません。そして人数はこの手法だと380~400人程度で調整するということでしょうか。これがとりあえずの「基本ライン」と言えそうですね。