今日は午前中から、昨年もお邪魔した第9回書道蛟龍會展へ。
主宰は(故)中平南谿先生のところで、母もご一緒させて頂いてた石川芳雲先生。
81才にして尚、青年のようで、気脈、情熱、開放感溢れる線に圧倒されました
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石川芳雲先生
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左:二宮奇龍先生 右:宮山一琴先生
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守屋蒼有先生
ちょうど石川先生、二宮奇龍先生も会場にいらっしゃり、和やかな雰囲気の中、
日本と中国の書のお話や、松本芳翠の時代の書道界のお話なども伺い。
当時は書家なり、画家なりを育てようとする財閥や文化人がいて
書家も切磋琢磨し、日本の書道会も一番成長した時代だった・・とか、
昔は中国の著名な書家でも、墨色にはあまりこだわってなくて、
実は墨汁が多く、むしろ日本の方が墨色にもこだわってきた、とか。
今回は、中国清の時代の小品参考陳列もあり。
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で、この趙子琛という人の作品、この表具の色も斬新でお洒落ですね、と
お伺いしたら、これは珍しいと思う、と。
今までは表具というと白一色が多かった中国も、最近は日本のように、
色を使ったり、凝るようになってきたみたい、とかとか。
なるほど、書の世界でも、真面目で探究心旺盛な日本人の職人気質は
日本独自の書の世界も築いてきたのかな。
今日は、お人柄が滲み出ている、やさしい物腰の二宮先生にもお話が伺えて感激でした
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蛟龍會展は、明日17日まで、東京銀座画廊・美術館で開催中
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思いがけず長居をしてしまい、次の待ち合わせには猛ダッシュ。
地元にある某ホールで、高校時代のブラスバンド部の顧問でいらした先生が
団長を務められている合唱団の演奏会へ。
毎年のことながら、楽しい会で、すごい人気。
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終了後、お客さんが帰る出口では出演者が歌でお見送りして下さるので
ここでもまた人・人・人の波。 楽しかった~。
で、このあと父母と待ち合わせして、1日早い父の日ということで
一緒にご飯を食べて帰りましたとさ
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梅雨本番ですが、皆さまどうぞよい週末を
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