今日関東は今夏一番の猛暑、広島は雨の中、
当時14才で被爆した父にとっても、69回目の原爆記念式典。
時間と時代の中で変わりゆく人の心の、無常、無情。
この前、4才の子どもがいる30代の知人と、集団的自衛権の話になり。
彼曰く、攻められて領土を取られてからでは遅いから、賛成だと。
もし自分の息子が戦争に行くことになったとしたら?と聞いたら、
国が決めたことだったら仕方がない、と。
子煩悩の彼からのあまりにも意外な返事に、愕然としてしまい。
そっか・・彼の父親世代も戦争をしらない世代なんだなぁ・・と。
本当の恐怖や絶望、悲しみは、体験してみないとわからないとよく人は言うけれど。
確かに確かにそう思うのだけれど。
少なくとも、今は心とちょっと手を動かせば、多くの情報や知識を得ることができる時代。
となると、足りないものは「想像力」なのかも、とふと。
広島市長の平和宣言は、原爆や戦争を体験していない人の心にも
届くものであってほしいと願うばかり。
私も小学2年まで在籍していた広島市内千田小学校の、一人の女の子が
「この事実を、次の世代にバトンを渡していくことが大事」と。
遠い国の話ではなく、同じ日本の話なのだということを、今、ここから。
広島・長崎の記憶
広島市HP
その情報をどう生かすかという点では残念ながら
無知のような気がします。
しかし首相の広島での平和祈念式典のスピーチの
冒頭部分が昨年とほぼ同じ内容だったと朝刊に載っていました。
かたや、昨年の8月15日の「全国戦没者追悼式」では
歴代の首相が言及してきたアジア諸国への加害責任には
触れなかった・・・・
政治と宗教の話をすると友達を失うよって言われちゃいますが、
そんなことで失う友達よりも、大事なものを失いたくないなぁって思います