先日の日経電子版に興味深い記事が載っていました。
「相次ぐ流出…「複雑にする」だけでは不十分 変わるパスワードの常識(1)」(クリックしても読めなければご勘弁)という記事で、
米国のあるアプリ開発者は、自分が作成・配布したアプリにユーザーが設定した計20万件以上のパスワード情報から、iPhoneに設定されているパスワードを推測。その結果を、「iPhoneで設定されがちなパスワード」として公表した
として、その「iPohoneで設定されがちなパスワード」ベスト10が面白い
ざっとこんな具合。
1位:1234 2位:0000 3位:2580 4位:1111 5位:5555
6位:5683 7位:0852 8位:2222 9位:1212 10位:1998
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「1234」「0000」「1111」「5555」「2222」「1212」というのは言わずもがなだし、「2580」と「0852」も、キーボードを思い浮かべれば(右の画像はiPhoneではなく私のガラケー
です)なるほどぉ~デス。
でも、6位の「5683」と10位の「1998」が判りません
記事によれば、「5683」は、ボタンに印されたアルファベットを「L=5」「O=6」「V=8」「E=3」と押した数字なんだとか。
私も、これとは逆ですが、とあるサイトのパスワードを、数字⇒アルファベットに置き換えたものを使っています。
もっとも、私の場合、数字自体がなじみ深い秘密の番号ですから、かなり安全だと自負しています。
それにしても、「1998」って何なんだろうか?
ところで、日経のこのコラムの第2回には、数字4桁ではない普通の「設定されがちなパスワード」が載っていました。
「不正アクセスなどによって流出したパスワードの分析例」として、4つの事例について、それぞれのベスト10だそうで、例えば、昨年、数百万件のパスワードが流出したケースでは、
1位:password
2位:123456
3位:12345678
4位:qwerty
5位:abc123
6位:monkey
7位:1234567
8位:letmein
9位:trustno1
10位:dragon
と、なんとも安易なパスワードが並んでいます。
でもねぇ、あちこちのLANやサイトでパスワードを設定するとなれば、ネタ切れになってしまうし(同じパスワードの使い回し
も危険
)、複雑なパスワードにすれば覚えきれないし
、それでいて、定期的にパスワードの変更を要求するLANやサイトもあるしで、なんとも困ったものです。