「祝 新・秋田県立美術館 開館 (前編)」のつづきを書く前に、今朝の通勤時のことを書いておきます。このブログ、一応、「日記」
を謳っているわけですし…。
日の出がだんだん遅くなってきて、暗いうちに自宅
を出発して、高島平付近で日の出
を迎える昨今ですが、今朝、笹目橋を渡った時の朝焼けのなんと見事だったこと
ラジオでも中西哲生さんが「半蔵門は素晴らしい朝日です」とおっしゃっていたのですけど(こちらをご参照)、半蔵門に限らず、ホントに見事な朝焼けでした。
写真を撮れなかったのが残念です(なにせクルマ
を運転中ですから…
)。
でも、首都高速の高島平ランプで渋滞に嵌まったところで、ケータイ
で撮ってしまいました
この写真を撮った数分前
、笹目橋を渡るときはもっと凄かった
んですけどねぇ…。
さて、秋田県立美術館での、「レオナール・フジタとパリ 1913-1931」展のことを書きましょう。
JR東日本の「大人の休日倶楽部」のTV CMでは、
と、吉永小百合さんが秋田県立美術館に藤田嗣治の巨大絵画「秋田の行事」を観に行く設定になっているわけですが、このCMが撮影された頃、「秋田の行事」は、お堀の反対側にある旧・秋田県立美術館(平野政吉美術館)にあって、新・秋田県立美術館の展示室は、こんな風だったはず
上の写真は去年の夏、新・秋田県立美術館がプレ・オープンした時に撮ったもので(記事はこちら)、CMは合成したものなんですな。
この事実を念頭にCMを観ると、やはりなんとなく不自然…
ちなみに、CMの最後で吉永さんがくつろいでいる新・秋田県立美術館のラウンジからの眺め
がこちら
。
画面やや右に旧・秋田県立美術館(平野政吉美術館)、左端に秋田県民会館が写っています。
それにしても、寒々ぅ~
それはともかく、私、「レオナール・フジタとパリ 1913-1931」展のことを誤解していました
てっきり、新・秋田県立美術館の公式オープンを記念して、平野コレクションの藤田作品を中心に、他の美術館や個人が所蔵する藤田作品がちょびちょびと展示されているものと思い込んでいました。
ところが、現実は、出展目録から平野コレクションを探すと、門外不出
というか動かせない
「秋田の行事」を除くと(実は「秋田の行事」は出品目録には載っていません
)、「眠れる女」の1点のみ
確かに、展覧会のタイトルは「レオナール・フジタとパリ 1913-1931」で、サブ・タイトルには「藤田嗣治 渡仏100周年記念」とありますし、静岡⇒熊本⇒北九州⇒京都⇒秋田⇒岡山と巡回(なぜ西日本が多いのだろうか)してる展覧会です(秋田展には「秋田県立美術館開館記念」と「秋田魁新報創刊140周年記念」というサブタイトルもついていますけど)。
でも、予期していた以上にバラエティに富んだ、そして魅力に溢れるFoujitaの作品
を観られて、私は超満足
「後編」に引き継ぐ前に、チケットに使われているこの作品
を紹介しておきましょう。
1918年の作品「2人の少女と人形」(個人蔵)です。
前夜の「MISIA星空のライヴVII -15th Celebration-」秋田公演の余韻を引きずる私、左のカーリーヘアの女の子からHanah Springさんを連想してしまって…
この作品を含めて、「お持ち帰り」したかった作品のなんと多かったことか
実は、一番「お持ち帰り」したかったのは藤田作品でなかったりして…
その辺も含めて「後編」につづく…。
つづき:2013/12/17
祝 新・秋田県立美術館 開館 (後編)