新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

6年ぶりの鹿児島旅行記 #3-4

2017-09-19 22:00:41 | 旅行記/美術館・博物館・アート

NHK大河ドラマには、「主人公が女性だと当たらない」「幕末ものは当たらない」というジンクスがあるようですが、その両方を覆したのが、2008年に放送された「篤姫」だそうです(両方を「証明」してしまったのが2015年「花燃ゆ」だった模様)。

島津家分家に生まれ、名君の誉れ高い薩摩藩主斉彬養女スプリングボードとして、五摂家筆頭の近衛忠煕養女となって、第13代将軍・徳川家定正室(御台所)として嫁いだ天璋院篤姫は、大河ドラマ「篤姫」の影響もあるでしょうけれど、現代の鹿児島でも特別の存在のようです。

鶴丸城趾にはがありましたし(下の写真は6年前に撮ったもの)、

今回の鹿児島旅行のメインの目的地だった仙巌園には、

として茶店が再現されていました(これも6年前に撮ったものでして、今もあるか不明)。

で、「6年ぶりの鹿児島旅行記 #3-3」のつづきも「維新ふるさと館」見聞録です。
維新ふるさと館には、「篤姫(天璋院)コーナー」が設けられていました。

上の写真は、江戸城大奥篤姫「個室」を再現したものだろうと思いますが、わたしは、川越(訪問記はこちら)の喜多院で拝見した「客殿 徳川家光公 誕生の間」を思い出しました。
と、徳川家光川越生まれたわけではなく2代将軍・秀忠の正室・江(崇源院)家光を産んだ部屋が、江戸から川越に移設されたため、「家光公 誕生の間」川越にあるわけです。
で、篤姫将軍の正室ですから、同じような部屋を「本拠地」にしていたのでしょう。

さて、「篤姫(天璋院)コーナー」には、江戸城中奥(なかおく)と大奥をつなぐ有名な廊下、「御鈴廊下」の一部が再現されていました。

あれ? です。
映画TVドラマに登場した「御鈴廊下」よりかな~り狭い感じ…。
これでは、こんな風に、大奥に勤める人たちが左右に居並んでひれ伏すことはできなさそうですな。

上に載せた写真は、映画「大奥」の一シーンですが、徳川"柴咲コウ"吉宗公が、めちゃカッコ良かった

それはともかく、この「御鈴廊下」には、

この廊下の寸法は、現在残されている御鈴廊下の資料を参考に製作されています。
頭上・お足元にご注意ください。

と、わざわざ表示されていましたので、K.I.T これが正しい「御鈴廊下」の姿なのでしょう

   

ところで、昨夜、NHKドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」が放送されていました。

いかにもNHKらしい、丁寧に丁寧に創られた作品で、江戸絵画好きの私としましては、かなり興奮して観ました。

なかでも、こちらで書いた葛飾応為(お栄)の筆による「三曲合奏図」

Live演奏として再現されていたことには、わおっ でした。
また、渓斎英泉(こちらの記事をご参照方)が登場したことにも、はお~ん

このドラマで唯一残念だったのは、JR京浜東北線人身事故で不通になっているというテロップが入ってしまったこと
なんでも、線路に座り込んでいた相模原署の33歳の警部補(エリート警察官か?)が電車に轢かれたそうですけど、

京浜東北・根岸線など3線で18本が運休するなどし、約6万人に影響が出た。

というJR利用者だけでなく、「眩(くらら)~北斎の娘~」を観ていた首都圏の人たちからも大ブーイングです
再放送してくれないものですかねぇ~

どうしてここで「眩(くらら)~北斎の娘~」のことを書いたのかといいますと、このドラマで、父(葛飾北斎)を演じた長塚京三さんと、北斎の娘・お栄を演じた宮崎あおいさんは、「篤姫」でも父と娘を演じていたから という、どうということのないことが理由です。

失礼しました…

【追記】「眩(くらら)~北斎の娘~」再放送が決まりました

どうか、どうか、「ニュース速報」が入りませんように…(-人-) (2017/09/23 16:24)

つづき:2017/09/24 6年ぶりの鹿児島旅行記 #3-5 (完結編)

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