新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

愛宕山に「登山」した話 #4

2019-02-09 13:12:48 | 美術館・博物館・アート

「愛宕山に『登山』した話 #3」のつづきです。

NHK放送博物館3Fは、企画展示室と、

ラジオ放送開始から現在までの通史を一望でき、放送の未来を感じられる展示

という「ヒストリーゾーン」で構成されています。

NHKの本拠地といえば、現在は渋谷にありますが、その前は内幸町にあり、さらにその前は、NHK放送博物館の立つ愛宕山にありました。
その辺の遍歴は知っていたつもりですが、そこから先はまったく知らなかったことを思い知りました。

まず、日本最初のラジオ放送が行われた(1925年3月22日)のは愛宕山の放送局ではなく芝浦にあった東京高等工芸学校(千葉大学工学部の前身)内におかれた仮放送局だったということ。そして、その4ヶ月後(1925年7月12日)愛宕山から本放送が開始されたこと。
1938年12月に内幸町東京放送会館が竣工すると、1964年10月から1968年6月にかけて渋谷放送センター(現・NHK放送センター)の整備の進捗に合わせて漸次、その機能を移転させるまで、「放送の殿堂」であり続けたこと…。

と、ここで、内幸町の東京放送会館のことをちょいと…。

東京放送会館

東京放送会館のあった場所を、私はてっきり、日比谷通り東側NTTとかみずほ銀行(この3連休もATMオンラインサービスお休み)のある辺りかと思っていたのですが、日比谷通りの西側

現在の日比谷シティのあるところでした
いやぁ~、意外…。というか、どうして私は日比谷通りの東側だと考えていたんだろ…

   

さて、ヒストリーゾーンを見て思ったのは、エレクトロニクスの進歩というのは、ひたすら高機能化&小型化の歴史だったのではないか? ということ。

マイクにしても、レコーダーにしても、TV受像機(画像サイズは別)にしても、TVカメラにしても、昔の機器のなんとデカいこと
初代のカラーカメラなんて、自動販売機みたいな大きさですから
中継車も、バスサイズのクルマが3台で1セットだったりと、今からすれば信じられない世界…

ところで、お宝満載NHK放送博物館ですが、その展示物の中でもっとも丁重に扱われていたのは、昭和天皇のいわゆる「玉音放送」レコード原版(音声を直接レコード盤に刻み込んだ)でした。
温度・湿度が管理され、窒素で充填されているという特製ケースに収められたレコード原版、確かに「お宝中の「お宝です

最後に企画展示「江戸の名所 愛宕山と山の放送局JOAK」を観て、

NHK放送博物館の見物は終了

いやぁ~、面白かった

展示替えがあるのかどうか、していればその頻度とか不明ですが、また行ってみたいと思っています。

   

ここで一旦NHK放送博物館を出て、愛宕神社「出世の石段」を慎重に降り、ちょいと遅め昼食

近くのホテルのレストランに入りまして、メニューを見ると、ランチはほぼ2,000円
私はてっきり料理単品のお値段だと思い、まぁ、ホテルのレストランだしな…と、、、あれま、ご飯orパンスープサラダバーデザート、食後の飲み物を含んでのお値段でした
こりゃコスパ高い

至極満足して、エネルギーを回復して、再び愛宕山へ…

「#4」はここまで。

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