『プロ野球の一流たち』、1月に読了。二宮清純著。講談社現代新書1941。2008年5月刊。
「野球学者」野村さんの、特に「内角球学」(p.12-)。金万球団を破ってくれた時の快感。
中西太さんの人の育て方。「三原さんが残した言葉に「何苦楚 (なにくそ)」というのがある。・・・人は「何」のために「苦」しむのか。それは「礎 (楚)」を築くためだ」(p.46)。
「三原監督十六年目の謝罪」(pp.54-57)。1958年の巨人との日本シリーズでの土俵際、西鉄監督の三原さんはなぜ稲生さんを4連投させたのか? 「作戦とは言えない」作戦だった。
山崎武司選手の田尾さん、野村さんとの出遭い、仙台のファンの優しさ。
「8 古田敦也「日本野球のために」」(pp.162-181)。野村監督との出遭い、選手会長としての苦渋の決断 (p.169)。

「2 野球大国アメリカの品格」(pp.204-234)。「・・・一見、米国流のルール・セッティングはフェアに映るが、実はその裏には彼らのご都合主義が見え隠れする。これをUnilateralism (一国主義) と呼ぶのである。/・・・今回三十七人の審判がゲームを裁いたが、このうち二十二人がアメリカ人審判。これで公正さが保たれるだろうか。/・・・王監督が声を荒げたのも当然である。・・・/・・・〝世紀の大誤審〟」。それにもかかわらず、韓国との激闘を制して第2回WBC (2009年3月) でも連覇!!
