『カラオケ秘史/創意工夫の世界革命』、1月に読了。(SLAPP[※1、※2])烏賀陽弘道著。新潮新書。2008年12月刊。
カラオケ嫌いなのに、著者のファンということで即購入。「序章 日本人はなぜ「聴く」より「歌う」のが好きなのか」、「第1章 「カラオケの発明者」になりそこねた男」、「第2章 カラオケボックスを考案した弁当屋のおじさん」、「第3章 原子力博士はなぜミシン会社で通信カラオケをつくったのか」、「第4章 音源づくりの耳コピー職人は自宅作業をしていた」、「終章 日本人はいつから人前で歌うようになったのか」。
カラオケ→カラオケボックス→通信カラオケへと一連の発明。特に、ブラザーの研究者 (第3章) による通信カラオケの発明は最高、痛快!! それを支えたのは、「データ化された楽器の音源を演奏させるためのデジタルの「命令文」」MIDI (Musical Instrument Digital Interface) (p.149)。
カラオケに興味はなくても、開発の歴史をたどる旅として、とても楽しめる。