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●自公議員・翼賛野党議員に投票した彼・彼女たちに「罪の意識はまったくない」

2013年12月22日 00時00分17秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013112302000117.html)。

 森達也さんの言う「組織全体の病理と民意の後押し」というのは、「『平成の治安維持法』をつくった総理」の危険な思い入れ「時代錯誤の富国強兵」「戦争出来る国」へと突っ走っていることと、それを支える自公議員・翼賛野党議員支援者・投票者によるバックアップに似ていないだろか。「全有権者でみれば自民の得票率は小選挙区で24%、比例代表はわずか15%四分の一以下の「民意」しか得ていない」(『●自公議員に投票したことの意味: 原発は「重要なベース電源」、さらに「もんじゅ」「核燃サイクル」継続』)にもかかわらず、戦争へと進む道を後押ししているのは自公議員・翼賛野党議員に投票した彼・彼女たちの「小さな民意」によるものであり、国会周辺に集まる多くの「テロリスト」たちの「大きな民意」を無視して暴走している。

   『●森達也さん「組織全体の病理と民意の後押し」
  
    「この法廷でアイヒマンは自らの行為を、「命令に従っただけだ」と何度も
     主張した。おそらく嘘や言い逃れの言葉ではない。アイヒマンは実際に、
     これは命令なのだと自分を正当化しながら、何百万人ものユダヤ人を
     殺戮する行為に従事していた」

   『●森達也さん『国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要』
   『●秘密隠蔽法: 「もっと絶望した方がいい」・・・
             「絶望」させられたのは自公・翼賛野党非支持者ばかり


 アイヒマンの名前を見て、そんなことを思い浮かべました。彼・彼女たちには「罪の意識はまったくない」ことに問題の根本が。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013112302000117.html

【コラム】
筆洗
2013年11月23日

 誰が言ったのか定かならぬ警句がある。「一人の死は悲劇だが、百万人の死は統計である」。独裁者スターリンが言ったという説もあれば、ナチスのユダヤ人大虐殺に関わったアイヒマンの言葉ともされる▼アイヒマンは、一九六〇年に逃亡先の南米でイスラエルの秘密機関に捕らえられ、エルサレムで裁かれた。六百万人を死に追いやったと糾弾された彼が、現実に法廷で口にしたのはこういう言葉だった。「私は命令に従ったまでです」「殺害するか否かは命令次第です」「事務的に処理したのです」▼東京に続き、きょうから名古屋などで上映が始まる『ハンナ・アーレント』は、大量殺戮(さつりく)時代の悪の本質に迫ろうとした哲学者を描く映画だ▼収容所の恐怖を体験したアーレントは裁判を聴くうち、アイヒマンを怪物扱いする法廷と世論に違和感を抱くようになる。「彼はどこにでもいる人。怖いほど凡人なの」「彼に罪の意識はまったくない。法に従ったからよ」▼まじめで組織に忠実な人が、自ら考えることをやめた時に結果として為(な)す「悪」。彼女が見たのは、ごくありふれた悪の姿だった▼アーレントは名著『イェルサレムのアイヒマン』で記している。「政治においては服従と支持は同じもの」。百万の悲劇を単なる数字に変えてしまうのは、怪物のような政治家ではなく、私たちに潜む凡庸な悪なのだろう。
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