東京電力の記事【関電、電力使用率が95%突破 気温上昇で今夏初】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014071701001287.html)。
「関電によると、使用率は午後2時台に95・9%となり、使用電力も今夏最大の2465万キロワットに達した。電源開発の橘湾火力発電所1号機(徳島県阿南市、105万キロワット)が、ボイラーの異常で9日に停止し、関電管内への66万キロワットの電力供給がなくなったことなどで使用率が押し上げられた」・・・・・・これを関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない。悪いのは準備不足の関電であり、「原発再稼働をしないこと」ではない。
第一、電力供給不足に陥るような、こんなエネルギー管理も出来ないようであれば、原発のお守りなどできるはずもなく、原発暴発のリスクは高いと言わざるを得ない。その意味で、関電はドツボにハマっている。エネルギーの管理ができれば原発は不要で、エネルギー管理ができないようであれば原発のお守りなど出来ようはずもない。そして、コスト優先の思想は、関西電力大飯原発についての福井地裁の名判決で明確に否定、つまり、・・・・・・:
「原発から半径250キロ圏内の住民の人格権を認めた画期的判決」
「「原発停止は貿易赤字を増やし、国富流出につながる」という考え方に
ついても、「豊かな国土に、国民が根を下ろして生活していることが国富だ」
と一蹴」
「原発の稼働が発電コストの低減になるという関電側の主張も退ける。
極めて多数の人々の生存そのものにかかわる権利と、電気代が
高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されないと、怒りさえ
にじませているようだ。経済神話の否定である」
「そして、原発の稼働が地球温暖化の原因になる温室効果ガスの削減に
寄与するという被告側の主張に対しては、福島原発事故はわが国
始まって以来の環境汚染、甚だしい筋違いとまで言い切って、
環境神話も否定した」
「大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず」
「また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が「法的には
許されない」ことで、原発事故で豊かな国土と国民生活が取り戻せなく
なることが「国富の喪失」だと指摘。福島事故は「わが国が始まって
以来、最大の環境汚染」であり、環境問題を原発推進の根拠とする
主張を「甚だしい筋違い」と断じた」
「大飯原発運転差し止め判決 人格権より優先される原発はない!」
「福井地裁の大飯原発運転差し止め判決 原発は人格権より劣位にある」
「「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの
問題とを並べた議論の当否を判断すること自体、法的には許されない」
として、経済活動よりも生存に関わる人格権を優先した」
・・・・・・といった具合。九州電力 川内原発も含めて、1基たりとも原発の再稼働など不要だ。
『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・』
『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」・・・・・・
今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014071701001287.html】
関電、電力使用率が95%突破 気温上昇で今夏初
2014年7月17日 16時50分
関西電力は17日、管内の電力供給力に対する需要の比率を示す使用率(速報値)が午後2時台に95%を超え、需給が「厳しい」とされる水準になったと明らかにした。政府が呼び掛ける今夏の「節電要請期間」に入ってからは初めて。気温上昇で冷房使用が増えたのが要因とみられる。
関電によると、使用率は午後2時台に95・9%となり、使用電力も今夏最大の2465万キロワットに達した。
電源開発の橘湾火力発電所1号機(徳島県阿南市、105万キロワット)が、ボイラーの異常で9日に停止し、関電管内への66万キロワットの電力供給がなくなったことなどで使用率が押し上げられた。
(共同)
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