asahi.comの記事【「川内原発再稼働に反対」東京で集会 5500人参加】(http://www.asahi.com/articles/ASG6X3GMGG6XUTIL007.html?iref=comtop_list_nat_n05)と、
東京新聞の記事『川内再稼働食い止めろ 「経済より命が大事」』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014062902000105.html)。
「原子力規制委員会で審査が進んでおり、秋にも再稼働する可能性がある・・・・・・内橋克人さんは「集団的自衛権の先に待っているのは、核兵器を持って抑止力にしようという政策。原発は『プルトニウムをつくる装置』でもあり、原発を止めることは日本の核武装に待ったをかけることだ」と訴えた・・・・・・川内原発の再稼働に反対している市民団体事務局長・・・・・・原発事故が起きたときの地元自治体の避難計画について「ずさんなものしかないのが現状。絶対に動かさないために協力してほしい」と呼びかけた」。
内橋克人さんの指摘は鋭い。
『●プルトニウム報告漏れ: 「疑念」ね~?、
目的あっての「隠蔽」??・・・っていうのは穿ち過ぎ???』
「市民ももっと「原子力=核」「原子力発電=核兵器」という認識を
持つべきではないでしょうか」
さて、原子力「ムラ寄生」委員会の審査に通ったからといって、「お墨付き」を貰ったからといって、何だというのでしょうか? 100.00000%安全だとでも言うのでしょうか? 「想定不適当事故」の教訓が全く活かされていない。再稼働など、絶対に許されない。
『●こんな国に大飯原発を再稼働させて大丈夫か?』
「・・・バスに乗り、一路、大飯原発をめざす。文字通り「一路」、
国道241号線という一本の道しかない。大飯原発のある
大島半島と、小浜湾をまたがり本土とを結んでいる橋も一本しかない。
しかも老朽化で大地震には耐えられないという。つまり大地震が起き、
橋が崩落したり一本道が不通になれば、
大島半島の住民は逃げ場を失う。そこで放射能もれの事故が
発生したら・・・」
『●所詮机上の空論、原発など動かさないことが最良の道』
『●原子力「寄生」委員会の審査に通ったからといって何だというのでしょう?』
『●原子力「ムラ寄生」委員会の机上の空論:
「大幅に下回」るように計算すれば下回る』
『●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を
想定しなかった教訓が全く活かされていない』
原子力「ムラ寄生」委員会の「お墨付き」に何の意味があるのか? それよりも、以下の「風船爆弾」が語っていることにこそ真実がある。九州人は川内原発再稼働を決して受け入れてはいけない。
『●『松下竜一未刊行著作集5/平和・反原発の方向』読了(前半)』
「風船による死の灰実験! 鹿児島県川内原発(p.69、98)。
「この風船が届くところには、確実に死の灰が届きます」(p.69)。
風船は宮崎や熊本まで。「・・・原発反対者を一人一人生み出して
行くのなら、・・・決して無意味ではないのだ。
それこそが原発を撃つ風船爆弾ではないか。・・・。/
・・・本来その苦悩は国民全部で担うべき苦悩のはずなのだ。/
・・・原発現地の人々に押しつけて知らぬ顔をしているのだ・・・。
まず彼らの苦悩を共有することからしか、本当の原発反対行動は
始まらないだろう」(pp.70-71)。「実は核爆弾も原発も
本質的には同じなんだということを、無残なまでに実証してしまった
のがチェルノブイリ原発事故なのだ。
核の平和利用などという幻想は一挙に吹き飛んでしまったと
知らねばならない」(p.142)」
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【http://www.asahi.com/articles/ASG6X3GMGG6XUTIL007.html?iref=comtop_list_nat_n05】
「川内原発再稼働に反対」東京で集会 5500人参加
2014年6月29日00時00分
(デモ行進で脱原発を訴える人たち=東京都渋谷区の表参道)
九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働反対を訴えようと、市民団体が28日、東京・国立競技場近くで集会を開いた。原子力規制委員会で審査が進んでおり、秋にも再稼働する可能性がある。参加者は集会後、買い物客でにぎわう表参道やJR原宿駅近くをデモ行進。「再稼働反対」と声をあげた。
首都圏反原発連合など3団体の主催。約5500人が参加した集会で、経済評論家の内橋克人さんは「集団的自衛権の先に待っているのは、核兵器を持って抑止力にしようという政策。原発は『プルトニウムをつくる装置』でもあり、原発を止めることは日本の核武装に待ったをかけることだ」と訴えた。
鹿児島県で川内原発の再稼働に反対している市民団体事務局長の野呂正和さん(63)は、原発事故が起きたときの地元自治体の避難計画について「ずさんなものしかないのが現状。絶対に動かさないために協力してほしい」と呼びかけた。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014062902000105.html】
川内再稼働食い止めろ 「経済より命が大事」
2014年6月29日 朝刊
(原発反対を訴えながらデモ行進する参加者=28日、東京都渋谷区で)
今秋以降に第一号となる可能性がある九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働に反対しようと、大規模な抗議活動が二十八日、東京都新宿区の明治公園などであった。毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている首都圏反原発連合など三団体が主催。時折強い雨が降る中、約五千五百人(主催者発表)が「再稼働を食い止めたい」と声を上げた。 (安藤恭子)
デモに先立ち開かれた集会では、「川内原発増設反対鹿児島県共闘会議」の野呂正和事務局長が「全国で初めて再稼働されようとしている川内で闘っている。お年寄りら要援護者の避難計画もずさんだ。皆さんも一緒に闘ってほしい」と呼び掛けた。最後に「命よっか大事なものがあって、よかとですかー」と方言で叫ぶと、公園を埋めた参加者から拍手が上がった。
川内原発がある薩摩川内市に隣接するいちき串木野市で再稼働に反対する署名を行い、市人口の半数超を集めた。集会後、野呂さんは「本音では賛成の人なんていない。川内のために東京で多くの人が集まってくれた。これからの力にしたい」と語った。
福島県郡山市の人見やよいさん(53)は「国も東京電力も本当のことを言わず、私たちを見殺しにしようとした。『さようなら原発』という当たり前の結論に、日本がいまだにたどり着いていないことが不思議だ」と憤った。「原発被害は、風評や福島差別の問題に置き換えられている。避難支援や子どもの保養に重点を置いてほしい」と訴えた。
経済評論家の内橋克人さんは「原発再稼働の行き着くところは、戦争の抑止力としての核武装」と、集団的自衛権の行使容認問題とも絡めて反対を訴えた。川内原発は現在、原子力規制委員会の優先審査が進んでおり、審査終了は九月以降の可能性が高い。再稼働を阻止しようと、鹿児島地裁で住民らによる運転差し止め訴訟が審理中だ。
集会後、参加者は代々木公園(渋谷区)まで約二・五キロを行進。小学二年の長女を連れた埼玉県宮代町の農業斉藤康光さん(46)は「これほど多くの人が反対しているのに再稼働の流れはなぜ止まらないのか。川内は首都圏から遠く、やりやすい所を意図的に選んでいるのでは」といぶかった。
神奈川県秦野市の後藤正子さん(77)は「私は旧満州で銃殺される人を見た。大事なのは人の命。政治や経済を優先させて良いはずがない。集団的自衛権も原発も根っこは同じに見える」と話した。
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