日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/実行されない「丁寧に説明」】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1820966.html)。
《★「丁寧に説明していくことが必要」は首相の大好きな言葉だ。安保法制の時も共謀罪も、憲法議論でも絶えずこの一言を付け加える。ただ、それを実行したことはない。森友学園疑惑にしても自身の潔白を証明したいのならば、森友学園と極めてじっこんな昭恵夫人に記者会見なり、国会招致なりをやらせればいい。この“ズブズブ”感がある限り、疑惑は晴れないだろう》。
『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに書いてあります」!
…「いちばん最後、たったの10行」』
《これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずには
いられなかった。…あれだけ「国民に丁寧に説明をする」
と言っていたのに、この有り様。見苦しいにも程があるが、…。
…憲法改正こそが参院選における最大の争点》
『●アベ様の決まり文句
「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし』
「3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使を
どうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、
自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の
「明白な危険」の範囲に関し、
「明白な危険とは、まさに明白だ」
と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って
質問していたが、堂々と、
「曖昧ではない」(首相)
だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、
ウケ狙いかとさえ思ってしまう……。
安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に
説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、
疑問に対しては、「国民に丁寧に説明をしていく」で終わり。
頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか、
そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。」
『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」』
「この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁。
「君はどう考えてんの?」「談話を受け継ぐ、って言ってるよ!」…
では会話になっていない。どこが、「国民には丁寧に説明をしていく」
なのか?? 室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、
「会話とはどういうものか、そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、
と思う」。まったく同感」
『●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決
…「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」』
「《自民党は委員長職権を濫用して森友問題への追及を完全に
シャットアウト》《安倍首相はこうしたやり方で森友問題を
潰す腹づもり》。そのくせ、
「国民の理解を得られるように丁寧に説明する」…それを国会で
実行したことがないということを再び実証。
消えゆく森友「教育破壊」問題。《官邸はメディアに“森友報道の
報復”をちらつかせていると言われ、一気に疑惑に蓋をする方針》
だそうで、寒気がします。《世論無視、議会無視、そしてメディア圧力に
よってすべてを握り潰そうとする安倍政権》」
『●「米国の戦争に巻き込まれ息子が殺したり殺されたりするのは
嫌だと思い、いても立ってもいられ」なかった』
《安倍首相は安全保障関連法案を『丁寧に説明する』と言っていましたが、
実際には丁寧な説明はありませんでした。米国の戦争に巻き込まれ、
息子が殺したり殺されたりするのは嫌だと思い、
いても立ってもいられませんでした》
「《アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく》、でも、そうしたタメシ」は、これまで、一度もない。
そして、今、アベ様のやるべきことは、あの大見得・啖呵の有言実行…《私や妻が関係…総理大臣も国会議員も辞める》。
『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は
「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?』
「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
おきたい》と大見得を切りました」
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【http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1820966.html】
政界地獄耳
2017年5月10日9時4分
実行されない「丁寧に説明」
★9日の参院予算委員会では一連の20年憲法改正発言の首相・安倍晋三の真意を民進党代表・蓮舫が問いただした。首相は「そう角突き合わせず、冷静な議論を」というが、挑発したのは首相自身だ。ただ「党総裁としての発言なのでここでは答えない」は筋論のようで、読売新聞のインタビューは官邸で行ったなど、けじめのない“ズブズブ”感は否めない。少なくとも官邸の外、党本部で行えばいいことだ。これで各党が議論を深めろというのならば、自民党が今までの議論にない提起を突然党総裁が言い始めたことを整理して各党と国民に丁寧に説明すべきだろう。
★「丁寧に説明していくことが必要」は首相の大好きな言葉だ。安保法制の時も共謀罪も、憲法議論でも絶えずこの一言を付け加える。ただ、それを実行したことはない。森友学園疑惑にしても自身の潔白を証明したいのならば、森友学園と極めてじっこんな昭恵夫人に記者会見なり、国会招致なりをやらせればいい。この“ズブズブ”感がある限り、疑惑は晴れないだろう。
★韓国の大統領選直前の8日、官房長官・菅義偉は会見で「川崎フロンターレ・サポーターが韓国での試合の際に応援で旭日旗を掲げ処分された受け止めを」と読売に問われた。菅は「コメントは控えるべき」と適切な答弁だったが、続けて同紙は「旭日旗の位置づけ」を聞いた。菅は「自衛隊旗や自衛艦旗だけでなくて、大漁旗あるいは出産、節句の祝い旗など日本国内で現在も広く使用されていると考えている」と答えた。国旗が祝日に掲揚されることも少ないのに旭日旗がそれほど広く使われているとは知らなかった。それよりも中国や韓国から見れば日本の軍国主義の象徴だし、今までの日本社会や、政府答弁ではもう少しデリケートな扱いをしたと思う。これに韓国から反発が…。ニュースが作られていく様を見るようだが読売は何が目的なのか。(K)※敬称略
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