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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●「「希望はTPP。」なのか」『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)

2013年04月15日 00時00分37秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、田中優子さん【風速計/私の方が民族主義者だ】と山口正紀さん【呼称・表記よ報道 「安全基準」か「規制基準」か】。

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■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号) /「農業危機の本質を探る「希望はhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%A3%D4%A3%D0%A3%D0。」なのか」。漸く開封。横田一さん【安倍首相のお膝元での参院山口補選/自民、民主が事実上の一騎打ち】。これについては山岡俊介さんのWP(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/)に一連の面白い記事が出ていました

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 「平田剛士氏【アイヌ人骨〝発掘〟研究の実態は依然不明 北大のずさんな管理が発覚】。田中優子さん【風速計/私の方が民族主義者だ】、「在特会も街宣車で怒鳴る人たちも、おそらく日本などには何の関心もない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BA%DF%C6%C3%B2%F1

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 【青島顕の政治時評/個人情報流出や詐欺の懸念、費用もろくに審議しないまま通りそうな共通番号法案】。【竹信三恵子の経済私考アベノミクスはやっぱり毛針? 「参院選までは経済」の後が怖い】、「サンデル教授・・「参院選後の経済の話をしよう」と」

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 【農民運動全国連合会(農民連)事務局長笹渡義夫さんに聞く/100年先を考える農業は株式会社になじまない】、「儲かるのは農家ではなく大手商社」「TPPは日本の農業の再生の芽を摘む」、同感である(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%A3%C6%A3%C5%A3%C3

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 伊藤真氏【自民党憲法改正草案徹底批判シリーズ2/全文】、「国が価値観を押し付け」「人権より国歌を尊重」「改憲論じる資格が今の議員にある?」。山口正紀さんが「壊憲」を提唱(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B2%F5%B7%FB

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 大塚将司さん【黒田日銀総裁「異次元の金融緩和」策の〝落とし穴〟 円安を止められなくなるリスク】。松村洋氏、『非原発 「福島」から「ゼロ」へ/東京新聞「こちら特報部」=編著』書評【大事故の背景に鋭く切り込む 「特報部」1年間の奮闘の記録】

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 矢崎泰久さん【発言2013】、「主権在民・・・「共通番号制度」というとんでもない法律を作ろうとしている。・・・司法から「違憲」「無効」とされた現国会が、こともあろうに国民を隷属されるための法案を作るなんて、言語道断ではないか」

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 【本多勝一の俺と写真①/初めての登山としての塩見岳へ 戦後3年目、16歳の夏に】。増山麗奈氏【実態もないのに、ばらまかれた復興予算 がれき受入を検討しただけで一七六億円】、「搬入するがれきがない」「ばらまきの責任者はだれ」

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 中嶋啓明さん【「自治体・警察・検察が人権つぶしていいのか」 堅川弾圧裁判が判決へ】。岩本太郎氏【国会記者会館の使用拒否問題で会計検査院に審査要求】。高嶋伸欣氏【情報隠しを黙認? 気概のなさ疑われる文科省記者クラブ】

■『週刊金曜日』(2013年4月12日、939号)  / 山口正紀さん【呼称・表記よ報道 「安全基準」か「規制基準」か】、「一票の不平等」など色々考えさせられた。「規制基準」については実質が伴わないと意味がない様にも思っているけれども・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B5%AC%C0%A9%B4%F0%BD%E0
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●格差社会を助長するトンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論

2013年04月14日 02時35分54秒 | Weblog


CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-April/023389.html)。

 トンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論(trickle down理論)とは「大企業や富裕層の経済活動を活性化させることによって、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」というもの。新自由主義者が好んで使う理論である。構造改革や、民営化という名の私企業化や、規制緩和小さな政府によって大企業や大金持ちがさらに潤い、そのお零れが下々に滴り落ちてくるという理論である。小泉純一郎氏や竹中平蔵氏らのやったことでそれが実現されただろうか? むしろ格差社会がより一層酷くなっただけである。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-April/023389.html

[CML 023532] 開発問題の意義
hayariki.net
2013年 4月 6日 (土) 10:30:41 JST



大型開発には様々な弊害がある。自然破壊、住環境破壊、住民追い出し、税金の無駄遣いなどである。それらに加えて開発問題の社会的・政治的意義としては、大型開発がトリクルダウンtrickle down理論を体現としたものであることである。

トリクルダウン理論は大企業が潤えば住民、地域経済が活性化するという主張である。「政府の資金(税金)を福祉などで国民(特に低所得層)に直接配分するのではなく、大企業や富裕層の経済活動を活性化させることによって、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」と主張する。

しかし、これは格差を拡大し、貧困を拡大する結果になる。それは小泉構造改革によって2000年代に好景気が長期間続き企業が収益を上げていたにもかかわらず、国民所得は低下し続け、貧困と格差社会をもたらした結果が示している。トリクルダウン理論の破綻は明白である。

ここで重要な点はトリクルダウン理論が富の再配分の内訳の問題であることである。税金の使い道をどうするかという問題である。開発と福祉はトレードオフの関係にある。大企業や富裕層を富ますのか、低所得者層に再配分するかという問題である。集められた税金を誰のために使うかという問題であり、「小さな政府」か「大きな政府」かの対立ではない。

今や貧困と格差を生み出した元凶が小泉構造改革、さらに遡れば中曽根民活などの新自由主義路線にあることは大方のコンセンサスを得られる。しかし、この新自由主義路線は純理論としての新自由主義ではない。純理論としての新自由主義はフリードリヒ・ハイエクのように国家権力(を持つ人間)への不信から国家の介入を最小限に抑える主張である。これは官僚制度の腐敗や機能不全に直面している市民の支持を得られる主張である。「民間にできることは民間に」を掲げた小泉構造改革は、この新自由主義の理念を利用したものである。

   http://www.hayariki.net/eco/11.htm

しかし、新自由主義路線の本質は新自由主義理論とは似て非なるものである。それは小泉元首相の継承者である安倍晋三首相が公共事業バラマキの国土強靭化を推進していることが示している。小泉構造改革の目玉である郵政民営化でも郵政関連施設を特定企業に格安で売却したかんぽの宿問題が明らかになった。たとえば東急リバブルは旧日本郵政公社から評価額千円で取得した沖縄東風平(こちんだ)レクセンターを学校法人・尚学学園(那覇市)に4900万円で転売して売却益を得ている

「小さな政府」か「大きな政府」か、という対立軸にはまってしまうと空回りする。「大きな政府」の立場からの新自由主義批判は、公務員らの既得権益擁護論に映ってしまう。開発問題は新自由主義路線と新自由主義理論の矛盾を突く問題である。

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・・・・・・
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●東京電力原発人災の現況と未来、真っ当な科学者の声を聞いてください

2013年04月13日 00時00分04秒 | Weblog


神保哲生さんのvideonews.comの記事(http://www.videonews.com/interviews/001999/002706.php)。

 「収束宣言」しておきながら、汚染水は漏れ続けて海や地下水を汚し、汚染水タンクは溜まり続けている。ネズミやタコで停電したかと思えば、針金でショートさせる。イタチ(ごっこ)まで出てくる始末。

   『●オンカロと500%エネルギー自給率の島と自民党
   『●東京電力原発人災、汚染水問題は続く
   『●「原発事故は終わっていない」
   『●視察パフォーマンスと経団連詣で
   『●ネズミ騒動、それともタコの足か? 原発の想定不適当事故!?

 一体どこが収束した状態にあるのか。さらに、大飯原発再稼働に続き、トルコに原発を輸出するという。
 「あれだけの事故を経験しながら、いまだに電力会社も原子力の専門家も事故を十分に反省できていないとして、日本は商業目的の原発は続けるべきではないとの見解を示した」。賛成。

   『●東京電力原発人災が続くさ中に「会費」なるものを払うというその無神経さ
   『●原発再稼働・輸出・工事再開・・・やってる場合か!

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http://www.videonews.com/interviews/001999/002706.php

インタビューズ (2013年03月16日)
福島第一原発の現状
核燃料を取り出すまでは予断は許されない


インタビュー:舘野淳中央大学元教授(核燃料化学)

 福島第一原発が今どんな状態にあるのか、とりわけメルトダウンメルトスルーによって原子炉から外部に漏れ出した核燃料の状態と今後の見通しについて、核燃料化学が専門の舘野淳中央大学元教授に聞いた。
 舘野氏は1~3号機の核燃料が今どのような状態にあるかについて確実なことをいえる人は誰もいないことを指摘した上で、現状は圧力容器底部にたまっている核燃料をかろうじて冷やすことはできているようだが、この先10年以上も燃料を冷やし続けなければならないこと、地震等に対してまだまだ予断が許される状態ではないこと、核燃料の取り出しまでに何年を要するかわからないこと、その間増え続ける汚染水への対策が急務であることなど、厳しい見通しを示した。
 また、今後の原子力発電の見通しについて舘野氏は、あれだけの事故を経験しながら、いまだに電力会社も原子力の専門家も事故を十分に反省できていないとして、日本は商業目的の原発は続けるべきではないとの見解を示した。


プロフィール
舘野 淳 たての じゅん
(中央大学元教授)

1936年奉天生まれ。59年東京大学工学部応用化学科卒業。日本原子力研究所研究員を経て97年より中央大学商学部教授。2007年退官。現在、核・エネルギー問題情報センター事務局長。専門は核燃料化学。著書に『シビアアクシデントの脅威ー科学的脱原発のすすめ』、『廃炉時代が始まった』、共著に『どうするプルトニウム』、『「原発ゼロ」プログラム』など。
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●トンデモな両元〝ト〟知事がリーダーの「維新」を支持する価値はあるのか?

2013年04月12日 00時00分24秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201304030409.html)。孫引きですいません、CMLから(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-April/023380.html)。

 福島瑞穂福島みずほ)さんの適切な指摘。ともに改憲・壊憲派の自公か維新か、なんていう究極の二択にさせてはいけない。

   『●橋下元大阪〝ト〟知事の問題というよりも、投票者・支持者の問題?
   『●掲げてもいない脱原発の看板を下ろす:
                      今に始まったことではないし、驚きもしないが・・・
   『●国会議員にしてしまった自称〝勝海舟〟氏や元〝ト〟知事の危うさと胡散臭さ
   『●元大阪〝ト〟知事は単なる目立ちたがり屋!? 「あざとい」・・・

 『空疎な小皇帝』・石原慎太郎元東京〝ト〟知事のインタビュー記事(孫引きです、すいません)、是非、ご覧下さい。
 「核武装を議論」「日本は強力な軍事国家・・・になるべきだ」「日本人のメンタリティーとゆがんだ価値観をつくったのが憲法」「僕は橋下君を首相にしたい」「彼は革命家になれる」「彼は『平成革命』をやると期待している」「自分のことを特殊兵器だと思っているが、自民党がそれを使い切れなかった」「選挙制度はよく分からない」・・・・・・等々、トンデモ発言の数々。トンデモと云わずして、誰を「ト」と呼ぶ!? 朝日新聞はコ~ンなの掲載していて大丈夫か?
 一方、こちらは天に唾するお言葉の数々、「民主党がいかに無能で可能性がない政党か」「我欲がはびこり、権利を主張するばかり」「みんなの党は、よく分からない党」「あの人は自分に自信があるのは結構だが、我が強くて人の言うことを聞かない」「正統な歴史に自覚がない政党」「橋下が・・・言葉が乱暴な時がある。『政治は独裁だ』と言ったり」「竹中平蔵氏なんてインチキだろ」「お前の言っていることは全部間違っているよ」・・・・・・。
 「今の国際社会は核を持ってない限り発言力がない」なんて、北朝鮮やイランに対して言ってるのだろうか?

 あ~、そうそう、先日、つぶやいたのですが、「(ノミ)と(のみ)の誤解」:

   「AS‏@ActSludge  4月6日
     ■自身を「」にたとえる!? 石原元「ト」知事が随分謙遜したな
      と思ったら、溝を刻んだりするための「」ね! 
      随所で笑えるインタビューです」

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http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201304030409.html

維新の自民批判は「ポーズ」 福島・社民党党首

 「こういう綱領を出す改憲まっしぐらの維新の会と、しっかり対決していきたい。橋下徹共同代表は「自公の過半数を阻止しながら、憲法改正を目指す勢力で参院議員の3分の2を確保することを目指す」と言った。結局、自民党を批判するポーズをとりながら、でも、自民党と組んで憲法改正をしますよという宣言だ。本当に自民党の補完勢力、あるいは、もっと悪い。「自民党と一緒に憲法改正をやります」と言うならまだ分かる。自分たちこそ憲法改正のキーパーソンだと言いたいのだろう。維新は初めは脱原発的な装いを持っていたけど、やっぱりこれは石原新党でしかない。国民は維新にだまされるな、と言いたい。

(国会での記者会見で)」
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-April/023380.html

[CML 023523] 参院選の争点、憲法改正据える/石原慎太郎
BARA ・・・・・・
2013年 4月 5日 (金) 21:37:54 JST

新聞記事
朝日新聞2013.4.5朝刊

http://digital.asahi.com/articles/TKY201304040453.html

【岡本智】約1カ月半ぶりに政治活動を再開した日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)が4日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。
夏の参院選の争点に憲法改正を据える考えを強調。
橋下徹共同代表の首相就任に道筋をつけるのが、自らの最後の仕事だと語った。

     ◇

 石原慎太郎・日本維新の会共同代表のインタビューの詳細は、次の通り。

 ――夏の参院選では憲法改正が争点になりますか。

 「争点にしなければいけない。
日本は世界で孤立し、相手にされなくなっている。
国内では我欲がはびこり、権利を主張するばかりで義務がないがしろにされる。
こういう日本人のメンタリティーとゆがんだ価値観をつくったのが憲法だ。
国際的に地位を確保するためにも、憲法を改正しなければならない。
それが衆院で3分の2を占める安定政権の責任だ」

 ――維新綱領は憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象に貶めた」としています。これには異論があります。

 「日本は周辺諸国に領土を奪われ、国民を奪われ、核兵器で恫喝されている。
こんな国は日本だけだが、国民にそういう感覚がない。
日本は強力な軍事国家、技術国家になるべきだ。
国家の発言力をバックアップするのは軍事力であり経済力だ。
技術が経済をつくる。経済を蘇生させるには防衛産業は一番よい」

 「例えば、米国が今開発している『コンベンショナル・ストライク・ミサイル』という全地球測位システム(GPS)を駆使して完全に命中する、
遠距離を飛んで一度宇宙空間に出てから下降してくる兵器が日本なら開発できる。
そういうものを本気で考える時期にきているんじゃないか。
核武装を議論することも、これからの選択肢だ。日本が核を持つためにはいろんな障害はある。
しかし、今の国際社会は核を持ってない限り発言力がない。
持っても使いませんよ。
使ったらえらいことになるから」

 ――軍事力を強化すると、ほかの国に警戒されませんか。

 「米国もそれを一番恐れている。
だから日本の飛行機産業を徹底してつぶしてきた。
今でも日本の飛行機産業の復活を絶対歓迎しないだろう」

 ――維新は参院選で「自公過半数阻止」「改憲勢力で3分の2確保」を掲げています。矛盾しませんか。

 「何が矛盾しているのか。
『政治が進むのは維新のおかげだ』となる体制をつくる必要がある。
正しい主張をしても数がそろわないとだめだ。
民主党は分裂したらいい。
民主党がいかに無能で可能性がない政党かを際だたせる。
民主党が割れれば政界再編の動きが早まる」

 ――みんなの党も改憲に賛成です。協力できますか。

 「みんなの党は、よく分からない党だ。
渡辺喜美代表とはずいぶん話をした。
ただ、あの人は自分に自信があるのは結構だが、我が強くて人の言うことを聞かない。
あの党の中は、いったいどうなっているのだろうか」

 ――公明党は改憲に慎重です。

 「ものすごく妨げになると思うね。
そこで踏み絵を踏まされる。
国民政党かどうかの素性が出てくるんじゃないか。
あとはそれを国民がどう判断をするかだ。
正統な歴史に自覚がない政党が、政党として立ちゆくわけがないんだよ」

 ――参院選後、自民党と連立するのですか。

 「さあ分からんね。
みんなすぐ連立、連立と言うが、閣僚を出す出さないというのは小さな話だ。
問題は政治イシュー(課題)にどう取り組むかだ。
今のような高福祉低負担は成り立たない。
この国の基本を変えていかないとならない」

 ――100日を迎えた安倍晋三首相をどう評価しますか。

 「まあ当たり障りないなあ。
祖父の岸信介元首相のような教養はない。
僕は橋下君を首相にしたい。
度胸があるし命がけで仕事をしている。
男同士の共感がある。
日本維新の会はしょせん、大阪維新の会の二番煎じだよ。
大阪が本家なんだから。
彼は革命家になれる。
今は『維新』という名前だけど、彼は『平成革命』をやると期待している」

 ――石原さんが首相を目指す考えはありませんか。

 「おれはもう、体力がない。
自分のことを特殊兵器だと思っているが、自民党がそれを使い切れなかった。
一癖も二癖もある政治家がいっぱいいたけど、いなくなっちゃったな」

 ――橋下さんに参院選への立候補を促しています。

 「おれの人生なんかね、トンネルを掘る時のノミの先っぽの切り口みたいなもの。
穴を開ける時はそれで開けるんだけど、トンネルが開通してテープカットする時にはおれはいなくたっていい。
橋下君をもり立てていくのが政治家としての最後の仕事だ。
参院選を実りあるものにするために、やっぱり橋下君に立候補してほしい」

 ――2月末に体調を崩して入院する前は、「橋下君は次の衆院選に出るべきだ」とおっしゃっていましたが、考えが変わったのですか。

 「ぼやっと一カ月も病室にいれば、複合的にいろいろ考える。
せっかく彼がやってきた維新の会を育てるためにも、今度の参院選はひとつのメルクマール(指標)となる。
橋下君は、200%出ないと言った大阪府知事選に出て、その後、出ないと言った大阪市長選にも出た。
その時は、相当な決心が必要だったはずだ。
大阪の行政を直すために、彼は本当に命がけでやっている。
参院選への立候補は、一人の政治家としても人間としても苦しい選択になると思う」

 ――長男である自民党の石原伸晃環境相は、次世代のリーダーになれますか。

 「もうちょっと言いたいこと言った方がいいね。
それほど馬鹿でもねーんだから」

 ――伸晃さんはポスト安倍の一人と目されています。

 「橋下がいいよ。
てきぱきしてて。
ただ、言葉が乱暴な時がある。
『政治は独裁だ』と言ったりして。
確かにその通りで、強いリーダーが出てこないとしょうがないが、『独裁なんて言うのはまずいぞ。トップダウンとか、
それくらいの言い方にしなさい』とアドバイスした。
おれは彼が本当に好きだ。シンプルに好きだ」

 ――衆院の選挙制度は小選挙区定数の「一票の格差」を是正する「0増5減」案をめぐって、与野党が対立しています。
選挙制度はどうあるべきですか。

 「選挙制度はよく分からないし関心もない。
もともと、おれは小選挙区反対の中選挙区論者だったから。
理想的には、ドイツみたいに三大政党になって、その間に緑の党みたいにスパイシーな政党があること。
その意向を斟酌することで健全な政策が出てくる」

 「しかし、この国は本当につまんない国になってきたなあ。
(昨年の衆院選で維新の候補者選びの委員長を務めた)竹中平蔵氏なんてインチキだろ。
あいつ後輩だけど、言ったんだよ。
『お前、アダム・スミスの国富論を読んだことねえだろ。お前の言っていることは全部間違っているよ』。
そしたら『そうですかねえ』って。市場原理主義を採用したのが本当に間違いだ」
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●泥縄: 「安全神話」に次ぐ「規制(委)神話」の創造

2013年04月11日 00時00分35秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201304040015.html)と東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013040402000139.html)。

 これも泥縄かな? 『原発の「安全」基準、「規制」に名称変更へ 規制委』だそうだけれども、中身を伴わなければ意味がない。安全神話に次ぐ、規制(委)神話。 
 ・・・と思っていたら、ほらねっ! 『危うい40年廃炉 特別点検すれば最長20年延長』だってさ。目茶目茶だ。3.11東京電力原発人災で、いかに多くの人たちに迷惑をかけ続けているのか、なんてお構いなしである。

   『●日本は泥縄で溢れている

 それも当たり前、だって、原子力行政・原子力規制を原子力ムラ住人にしたいようにさせる、という「泥縄」なんだから。「例外的に最大二十年間の延長を認める場合の基準」なんて、なし崩しの典型だし、(甘々目標の)「2030年代に原発ゼロ」は一体どこに吹き飛んでしまったの?? 「七月に特別点検制度が始まると、まず日本原子力発電敦賀原発1号機、関西電力美浜1、2号機、同高浜1、2号機(いずれも福井県)と中国電力島根原発1号機(島根県)、九州電力玄海原発1号機(佐賀県)の運転四十年前後の七基が特別点検の対象」なんて、正気なのか? 「「極めて例外的とされた二十年延長が増え、六十年間稼働する原発ばかりになりかねない」。

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http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201304040015.html

2013年4月4日9時59分
原発の「安全」基準、「規制」に名称変更へ 規制委

 原子力規制委員会は3日、今年7月に施行される原発の新しい安全基準について、「規制基準」と呼び方を改めることにした。今後は、規制委の文書はすべて規制基準に統一する。

 規制委の田中俊一委員長は3日の定例会で「安全基準だと、基準さえ満たせば安全だという誤解を呼ぶ」とし、安全を担保するには電力会社による不断の改善が必要との見解を示した。規制委が電力会社に対して求めるのは規制だとして、規制基準と呼ぶべきだとした。ほかの委員4人も了承した。新基準を満たさないと原発は再稼働できない

・・・・・・。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013040402000139.html

危うい40年廃炉 特別点検すれば最長20年延長
2013年4月4日 朝刊

 原発の運転期間を原則四十年に制限する制度(四十年廃炉)に関し、原子力規制委員会が三日、例外的に最大二十年間の延長を認める場合の基準を明らかにした。原子炉や建屋の健全性を、これまでより詳しく調べる「特別点検」を電力会社に義務づけるという。ただ、老朽化で原子炉がどのくらいもろくなるかなど重要な基準が固まっていない問題もあり、運用しだいでは制度が形骸化する恐れもある。

 規制委が示した「特別点検」は、原子炉圧力容器の本体で超音波検査をし、原子炉を覆う格納容器を支える部分や原子炉建屋のコンクリートは一部を削り取って強度を調べる。

 これまで目視が中心調べる範囲がわずかなどの問題があり、それに比べるとチェックは厳しくなる。規制委事務局の森下泰安全規制調整官は「特別点検には一年かかり、規制委で結果を一年かけ審査する。かなり厳しい基準だ」と強調した。

 七月に特別点検制度が始まると、まず日本原子力発電敦賀原発1号機、関西電力美浜1、2号機、同高浜1、2号機(いずれも福井県)と中国電力島根原発1号機(島根県)、九州電力玄海原発1号機(佐賀県)の運転四十年前後の七基が特別点検の対象になる。

 これらの原発には、初期型のものが多く、格納容器の容量が小さく、冷却装置が旧型、使われているケーブルの防火性能が劣るなどの問題がある。

 電力会社が再稼働しようとすれば、これらの問題点を根本的に解消し、同じく七月に施行される原発の新しい規制基準にまず適応。その上で、同月から三年以内に特別点検の審査に合格することが必須条件となる。

 しかし、ハードルを全てクリアするには、大規模改修が必要とみられ、電力会社は費用対効果を考えたり、時間切れになったりという理由で、廃炉を選択する可能性が高い

 はっきりしないのは、比較的新しい型の原発が古くなったとき、果たして古いことを理由に退場させられるかどうかだ。

 田中俊一委員長は「現在の古い原発にとって大きいのは新規制基準への対応。特別点検はそう大きくない」と、老朽化原発の規制は新規制基準が中心になるとの認識を示す。

 だが、比較的新しい型の原発では、旧型の問題を解消した部分も多い。特別点検は、古い原発を稼働させることを前提とした旧来の制度を基本にしており、必ずしも古い原発の排除が目的ではない。調査主体は電力会社で、結果を規制委が審査する仕組みもそのままだ。

 規制委がしっかり対応しないと、「極めて例外的とされた二十年延長が増え、六十年間稼働する原発ばかりになりかねない


<原発の40年廃炉> 2012年1月末、当時の民主党政権が原発への規制強化の目玉として、原発の運転期間を40年とすることを表明した。細野豪志原発事故担当相(当時)は「もともと原発の想定運転期間は40年」と述べたが、電力業界から「科学的根拠が不明」など強い反発を受け、最大20年間延長できる例外規定も設けた。12年6月に原子炉等規制法が改正された。今年7月までに延長認可の基準をつくることになっている。
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●原発輸出に踏み切るニッポン

2013年04月10日 00時00分43秒 | Weblog


原発輸出についてのasahi.comの記事(http://www.asahi.com/business/update/0404/TKY201304040075.html)。

 あーぁ、・・・。原子力ムラ住人も、金儲けのためなら、何でもやるのね。トルコ政府もどうかしている。日本人として恥ずかしい。東京電力原発人災を起こしてしまった我が国が、こんなこと、やっちゃぁいかんでしょう・・・。

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http://www.asahi.com/business/update/0404/TKY201304040075.html

2013年4月4日12時29分
トルコ原発、三菱重連合が受注へ 震災後、初の輸出

 トルコが計画中の原子力発電所4基の建設に対し、三菱重工業と仏原子力大手アレバの企業連合が受注する方向で最終調整に入ったことが4日、明らかになった。事業費は220億ドル(約2兆円)以上とされ、官民で受注を働きかけてきた。実現すれば、福島第一原発事故の後、官民による初の「原発輸出」となる。

 経済産業省や三菱重工の担当者がトルコ入りし、大詰めの交渉を進めている。トルコは初の原発を地中海側のアックユに建設する計画で、ロシア企業が受注済み。2カ所目を黒海沿岸のシノップに原発4基を建てる計画で、2020年代前半の運転開始をめざす。

 三菱重工の連合はシノップ原発の受注に名乗りを上げ、アレバとの合弁会社がつくる新型の加圧水型炉(PWR)「アトメア1」(110万キロワット級)を売り込む。

・・・・・・。
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●最近のつぶやきから: 「原発」「沖縄」「戦争」「教育」「改憲」

2013年04月09日 00時00分33秒 | Weblog


「原発」「沖縄」「戦争」「教育」「改憲」など、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

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■『沖縄サンゴ礁、赤土流入で回復せず 国立環境研』(http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201304040019.html?ref=com_top_photo …)/「大規模な白化でサンゴが激減した98年以後は徐々に回復しつつあるとみられていたが・・海底を覆うサンゴの割合が平均で7・5%・・赤土による汚染海域はサンゴが回復していないことが裏付」

■白い川が黒い田となり、安倍首相と癒着した日銀なんて無茶苦茶では? 朝日新聞4月5日社説『新たな緩和策―歯止めを壊すだけでは』/「日本銀行が、年2%のインフレを2年で達成するために「やれることは何でもやる」という黒田東彦新総裁のもと、新たな金融緩和を決めた」

■両元「ト」知事(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%AD%E0%A5%C8%AD%E1%C3%CE%BB%F6 …)といい、本当に教育に口出しするのが好きだね。怖い人たち。マッチポンプ、自分で壊しておいて「再生」とは呆れます 『「首長任命の教育長、教育行政の責任者」再生会議提言へ』(http://www.asahi.com/edu/articles/TKY201304040361.html …

■今危機にある憲法についてとても勉強になりますので、是非聞いてみて下さい。伊藤真さんと青木理http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%C4%CC%DA%CD%FD …)・江藤愛さんの対談 『・・ニュース侍&ED+Dig「憲法とは何か?」2013.03.21』(http://www.youtube.com/watch?v=sOHrnqUjfew …

■『福島除染作業: おかず野菜だけ 手当除くと日当1000円』(http://mainichi.jp/select/news/20130405k0000m040089000c.html …)/「過酷な労働環境・・対価は危険手当を除けば実質ただ働き・・「契約書」に署名を・・幾重にも下請けが連なる構造の下、末端の作業員にしわ寄せ・・「人間として扱われなかった」」

■(1)三宅勝久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7 …)さんブログの記事 『差別社会としての日本』(http://ameblo.jp/loansharks/entry-11502422782.html …)/「寺沢有氏から・・フリーランスに対し、国会記者会館の敷地内で反原発デモを取材させないことについて、佐藤裕一さんと畠山理仁・・・」

■(2)やはり司法もダメ。三宅勝久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7 …)さんブログの記事 『差別社会としての日本』(http://ameblo.jp/loansharks/entry-11502422782.html …)/「・・私の3名で取材妨害禁止の仮処分を申請していましたが、先日、最高裁判所でも当方の申請が棄却されました」

■今朝の新聞、「軍事国家になれ」というのを見て唖然。さらに、それに理解とは!! やはり元「ト」知事(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%AD%E0%A5%C8%AD%E1%C3%CE%BB%F6 …)同士ですね 『「軍事力なしに国は成立せず」橋下氏、石原氏発言に理解』(http://www.asahi.com/politics/update/0405/OSK201304050084.html …

■真っ当な科学者の声を聞いてください 『核燃料を取り出すまでは予断は許されない インタビュー:舘野淳中央大学元教授(核燃料化学)』(http://www.videonews.com/interviews/001999/002706.php …)/「あれだけの事故を経験しながら、いまだに電力会社も原子力の専門家も事故を十分に反省できていない・・」

■『【TPP参加悲観論】国民も国会議員もダマしてきた亡国官僚』(http://gendai.net/articles/view/syakai/141778 …)/「大新聞・TVは今頃になって、TPPの問題点を取り上げているが、ふざけた話だ。問題点はとっくに分かっていたのに、官僚の情報操作に乗っかり、見て見ぬふりを決め込んできた」

■ラストチャンスの参院選(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/98f538a4f7cf6b29f56afe38ee8d68ce …)に光が見えない・・『小沢潰しの刺客になる平野前復興相の破廉恥』(http://gendai.net/articles/view/syakai/141730 …)/「こういうやからが続出するようでは民主党はもちろん、野党は選挙にならない。日本の政治はオシマイ」

元「ト」知事の意向で大阪市の教育を左右しようとしていてとても不気味。私はそんな所で教育を受けたくないな 『大阪市の新教育委員に主婦任命 橋下氏「あるべき教育を」』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040501001794.html …)/「6人・・そのうち林、西村両氏を含む3人が橋下市長の意向で起用

■いま始まったことですか? 当初から懸念されていたはず 『汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から』(http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201304050526.html …)/「東京電力は5日夜、福島第一原発の敷地内にある放射能汚染水をためる地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性が高いと発表した」

■当たり前すぎる。直ぐに廃炉の作業に取り掛かるべき 『首相「再稼働、容易ではない」 福島第二、廃炉明言せず』(http://www.asahi.com/politics/update/0406/TKY201304050524.html …)/「首相は・・廃炉については明言を避けた・・福島県の佐藤雄平知事や県議会は廃炉を主張している」

■「二〇二二年度またはその後」なんて、馬鹿にしているとしか思えない。「二〇三〇年代に原発ゼロ」の口約束よりも酷い 東京新聞社説『沖縄基地返還 条件付きでは進まない』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013040602000121.html …)/「普天間飛行場を含め、多くが県内に代替施設を造る条件付き・・」

■壊憲派の戦争をしたくてしょうがない人たちへ 東京新聞「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013040602000115.html …)/「映画『魔女と呼ばれた少女』の冒頭・・むごい射撃音がやんだ後、男は号泣する少女に告げる。「これでお前も立派な兵士だ」・・子どもたちが、使い捨ての兵器に仕立て上げ・・・」

■自身を「」に例える!? 石原元「ト」知事(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%D0%B8%B6%AD%E0%A5%C8%AD%E1%C3%CE%BB%F6 …)が随分謙遜したなと思ったら、溝を刻んだりするための「鑿」ね! 随所で笑えるインタビューです 『参院選の争点、憲法改正据える/石原慎太郎』 (http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-April/023380.html …
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●「日本社会を蝕むパワーハラスメント」『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)

2013年04月08日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】、畠山理仁さんによる堀潤氏インタビュー、そして、青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件佐藤博史弁護士が激白】。

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■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 雨の中、今到着。「日本社会を蝕むパワーハラスメント」。小石勝朗氏【「一票の格差」で戦後初の無効判決もどこ吹く風 抜本是正に遠い「0増5減」案】。赤岩友香氏【原発ゼロノミクスキャンペーン立ち上げ 「下からのエネルギー革命を」】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】。これも酷い裁判でした(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CE%D3%E2%C3%BF%DC%C8%FE)、冤罪の確率高し。マスコミにも大きな罪

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 畠山理仁http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C8%AB%BB%B3%CD%FD%BF%CE)さん【ついにNHK退職 元アナウンサー堀潤氏独占インタビュー これからのメディアを考えていきます Twitterでの「原発発言」がネットで大反響】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件の佐藤博史弁護士が激白】、「母親からの調書狙う」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/965c4b3a27c85886e3d5de6391bf89c2)、「悪魔の証明を要求」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【大森藤子の政治時評/米軍基地あるけど主権回復? なぜいま国民栄誉賞? とか考えない。めでたい。誰が?】、「地位協定は改定できず、地元の反対を押し切ってオスプレイは飛び、それで本当に主権を回復したと言えるのだろうか」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【新連載予告/本多勝一編集委員の写真記録 「俺と写真」がはじまります】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CB%DC%C2%BF%BE%A1%B0%EC)、3.11地震と東京電力原発人災で「カラ振りのままになっていた」連載がようやく陽の目を

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 清水竹人氏【きんようぶんか 本/脱原発に向けた叡智がここに】、『九州原発ゼロへ、48の視点 玄海・川内原発の廃炉をめざして』(木村朗=編、南方新書)の書評。3.11から何も学べない九州電力(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B6%E5%BD%A3%C5%C5%CE%CF

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 田島秀樹・小室等・三浦光紀鼎談【日本音楽史の奇跡「ベルウッド40周年」を語る 音楽が政治にモノを言い、社会や生き方に影響を与えた時代】、はっぴいえんど高田渡大瀧詠一細野晴臣、「放送禁止歌

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 柴山哲也氏【「大本営」へ先祖返りした記者クラブ・メディア】、2013年度報道の自由国別ランキング、なんと日本は53位! 岩本太郎氏【ネット右翼の黄昏? 「反・反韓デモ」結集、関係者の終焉発言も】、在特会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BA%DF%C6%C3%B2%F1

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 浅野健一http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%F5%CC%EE%B7%F2%B0%EC)さん【あるまじき行為でも警官なら仮名 警視庁盗撮巡査長】、警視庁の公表基準とマスコミの実名報道
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●東京電力原発人災が続くさ中に「会費」なるものを払うというその無神経さ

2013年04月07日 00時00分10秒 | Weblog


asahi.comの二つの記事http://www.asahi.com/business/update/0331/OSK201303310003.htmlhttp://www.asahi.com/business/update/0331/OSK201303310004.html)。

 一体全体、電気料金の根拠ってなんなの?

   『●電気料金値上げ論: 「1倍か、2倍か」じゃなく、「2倍以上か、1倍以下か」

 支出額や用途も開示できないようなところに、あのような原発人災を起こし、世界中に多大な迷惑をかけた東京電力が「会費」なるものを払うってどういうことだ? 電気料金に上乗せって、ふざけ過ぎである。上乗せ額の多寡ではない、東京電力原発人災が続くさ中に「会費」なるものを払うというその無神経さが許せない。

 電事連とは一体どんな組織なのか、そして何をやってきたのか:

   『●嘘吐きと本音
   『●破綻した核燃サイクル: なぜ核分裂性プルトニウムをため込むのか?
   『●東京電力福島第1原発「人災」: 「事故は明らかに人災」と断定
   『●核・原子力汚染された雑誌群
   『●原発マネーに群がる ~読売が最悪~
   『●浜岡原発〝一時〟停止のみでいいのか?

 その「電事連会長の八木誠・関西電力社長は、「2030年代に原発ゼロ」という民主党政権の見直しを安倍政権に迫った。会長は、原発政策に動きがあるごとに「原発推進」の声明文を発表し」ており、マッド経営者と言わざるを得ない。

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http://www.asahi.com/business/update/0331/OSK201303310003.html

2013年3月31日5時45分
東電、電事連へ会費18億円 11年度、料金に上乗せ

 【大谷聡、野口陽】 東京電力が福島第一原発事故後の2011年度、「電気事業連合会」(電事連)に会費として18億円を支払っていたことが朝日新聞の調べでわかった。東電と電事連はその使途を明らかにしていない。東電はこの時期、政府に公的資金の投入を要請し、合理化を打ち出す一方で、不透明な支出を電気料金に上乗せしていた。
 電事連は全国の電力10社でつくる、原発推進の業界団体電気事業に関する啓発や広報、調査研究に加え、業界による意見表明などが事業とされる。法人格を持たない任意団体で、予算・決算額や職員数、具体的な事業の内容などは公表していない。電事連会費の支払い実績額が明らかになるのは初めて。東電は取材に対し18億円の支払いは認めたが、使途や目的については説明しなかった
 11年度は、東電が事故処理や賠償のためとして国に支援を要請し、役員報酬の削減や資産の売却を打ち出していた時期だ。政府は11年5月、東電に公的資金を投入して支援する枠組みを決定した。
 翌6月から始まった東電の経営内容を調べる政府の専門家会議は、同年10月の報告書で、電事連への会費について「電気の安定供給に真に必要な費用でない」と指摘。電気料金値上げに関する経産省の有識者会議は12年3月、電気料金への上乗せを「認めるべきではない」と結論づけた
 東電はこれを受け、同年5月に行った値上げ申請では、電事連会費を料金算定のもととなる「原価」に入れなかった。ただ、11年度に支払った18億円は、申請前のため電気料金に上乗せされた。

    ◇

 〈東電広報部の話〉 電事連の活動は大きな意義があると考えており、2011年度の会費18億円を支払った。12年度以降も原価外で会費を支払う予定だ。電事連会費の使途については答える立場にない。

 〈電事連広報部の話〉 収入・支出や個別の取引などに関することは、相手もあることから、公表・コメントは差し控える。
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http://www.asahi.com/business/update/0331/OSK201303310004.html

2013年3月31日5時45分
密室の電事連マネー 使途は非公表「任意団体なので」

【大谷聡、野口陽】 原発事故直後にもかかわらず東京電力が18億円もの不透明な拠出をしていた電気事業連合会。一貫して原発推進を唱えているが、資金の使途や具体的な活動内容は一切明らかにしていない

■決算も公表せず

    「民主党政権の方針はぜひ見直しをと申し上げてきた。自民党安倍政権は、
     我々の思いも含めてしっかり議論して頂きたい」

 東京・大手町の経団連会館18階にある電事連事務所。15日、記者会見した電事連会長の八木誠・関西電力社長は、「2030年代に原発ゼロ」という民主党政権の見直しを安倍政権に迫った。会長は、原発政策に動きがあるごとに「原発推進」の声明文を発表している。
 政界に影響力を持つ電事連だが、決算も公表しておらず、会費を受け取っていることすら認めていない。朝日新聞の取材で、東電は21億円、関電は4億5千万円、九電は6億円を電事連の年間会費として電気料金に上乗せしてきたことが判明したが、あくまで想定額で、実際の支出額は不明だ。2月に料金値上げを申請した東北電と四電を含むほかの7社は、想定額も分かっていない。

・・・・・・。
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●日本は泥縄で溢れている

2013年04月06日 00時00分53秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/141659)。

 一票格差や選挙制度もそうだし、(原子力ムラ住人に規制をさせる)原発もそうだし、(冤罪を生み出したものがさらなる冤罪を生む)司法もそう。原発推進の過去に何の責任も取らない自民党に、再びエネルギー政策を任せるなんていうのもその典型。泥縄

   『●来るところまできた原発推進、3.11東京電力原発人災は一体何の教訓をもたらしたのか?
   『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を
   『●原発の「国民的議論」を「アリバイ作り」で終わらせないために・・・
   『●政治的なトドメかな・・・・・・マスコミや裁判所によるこんなことが許されていいの?
   『●「「3.11」から2年② 原発という犯罪」『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号)
   『●「暗闇の思想」か? 「豊かな」生活のための原発の恐怖か?
   『●厚顔無恥: 東京電力原発人災、一体だれが責任をとったの?
   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権

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http://gendai.net/articles/view/syakai/141659

違憲議員が違憲法案つくるマンガ
2013年3月28日掲載

「消費税還元セール」禁止

実態は安倍の参院選対策

 安倍政権が今国会で「消費税還元セール」を禁止する法案の成立を目指している。政府は中小企業を守るためとアピールし、大新聞は消費増税そのものに賛成だから、法案を疑問視する論調は皆無だが、この法案はおかしなことだらけだ。

 だいたい消費税を来年4月に8%に上げるかどうかはまだ最終決定していない。27日も安倍自身が、「4―6月期のGDPなどを踏まえ今年10月をメドに実施を最終判断する」と言っていた。それなのに「還元セール禁止」の法律だけは早々と準備する。フザケた話である。

   「政府は中小企業保護と言っていますが、実態は自民党の
    参院選対策です。だからこのタイミングで出した。欧米のように
    納品書に消費税額が記載されるインボイス方式にすれば、
    税の負担状況がガラス張りになり、下請けイジメは起こらない。
    制度の不備を放置して、『セールをするヤツが悪いという論理
    おかしい。天下の悪法です」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)

 禁止される表示や広告について、消費者庁がガイドラインを作成するというが、“消費税還元”とはうたわず、通常のセールとして「全商品8%引き」にしたら違反になるのか? 企業名公表以外に処罰などのペナルティーはなく「抜け道は山のようにある」(荻原博子氏=前出)のもメチャクチャだ。

 憲法違反の疑いも浮上している。企業努力による値下げを禁じるのは、憲法で認められた「営業の自由」を阻害する行為だという専門家も少なくない。

   「憲法22条の職業選択の自由と29条の財産権の保障で、
    『営業の自由』が認められています。例えば公害を排出する、
    人に被害を与えるといった公共の福祉に反しない限り、
    自由な営業活動を規制してはいけない。『消費税還元セール禁止』の
    法律は企業活動の足を縛ることになります。『憲法違反』で裁判を
    起こす小売店が出てきてもおかしくありません」
    (立正大教授・金子勝氏=憲法)

 1票の格差訴訟で各地の高裁に「違憲」「無効」とされた国会議員が、憲法違反の疑いのある法律を作るなんてマンガだ。高支持率に浮かれる安倍政権を野放しにすると、この先も党利党略でトンデモナイ法案を連発しかねない。
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●橋下元大阪〝ト〟知事の問題というよりも、投票者・支持者の問題?

2013年04月05日 00時00分55秒 | Weblog


東京新聞のコラム「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013032702000115.html)。

 相変わらず口先だけ。花火を打ち上げ、ほとぼりが冷めたころに小声で謝罪、でも行動は改めず。産経の記事『【大阪市職員アンケートは不当】/橋下市長、完敗「大変申し訳ない。謝罪しなければ」』(http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130325/waf13032511380007-n1.htm)によると「・・・と陳謝した。・・・今後も組合に対するチェックを続ける考えを示した」ようだ。
 東京新聞のコラム「筆洗」曰く 「朝令暮改」だそう。「謝る時の潔さもこの人の魅力なのかもしれない、と書こうと思っていたら、夜になったら前言を撤回していた。まさに朝令暮改。なんとも感情的に流れる人である」

 で、サイゾーの記事『大阪市職員の間で新給与明細書に非難囂々…職務中にツイッターの橋下市長も規則違反?』(http://www.cyzo.com/2013/03/post_12908.html)によると:

   「こんなの、市長のすることですか? また、そんな市長の強権ぶりに
    拍手喝さいする市民も、どうかと思いますよ」「『ストレス発散』って、
    市長自らおっしゃったということは、これは公務ではないですよね。
    私ら職員は、市長のように公務中Twitterをして、ストレス発散できません
    市長こそ、職務専念義務違反で懲戒にかけられるべきでないですか」」

 批判できないマスコミもどうなんでしょうね? 週刊朝日問題が尾を引いている?
 橋下元大阪〝ト〟知事の問題というより、投票者・支持者の問題? 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013032702000115.html

【コラム】
筆洗
2013年3月27日

 謝る時の潔さもこの人の魅力なのかもしれない、と書こうと思っていたら、夜になったら前言を撤回していた。まさに朝令暮改なんとも感情的に流れる人である。大阪市の橋下徹市長のことだ▼大阪市が昨年二月、全職員を対象に実施した「思想調査」に対し、大阪府労働委員会が「組合活動に対する支配介入だった」と判断したのは一昨日の午前中だった。今後このような行為を繰り返さない、とする誓約文を組合側に渡すよう命令した▼府労委の決定は至極、当たり前の結論だ。組合活動の詳細を根掘り葉掘り問うアンケートを市長の業務命令として実施、記名回答を拒否すれば処分の対象になると脅したのだから▼「大変申し訳なく思っている。異議はなく、組合に対し謝罪しなければならない。法に基づいた行政運営をしていく」。橋下市長は神妙に謝罪し、不服申し立てをしない意向を明らかにしていた▼ところが夜になって豹変(ひょうへん)した。記者会見で組合側と弁護士が市長を厳しく批判したことに激怒。組合と全面対決し府労委に再審査を申し立てるという▼かつて小欄で「いくら問題の多い役所としても、密告を奨励するアンケートを強行する人権感覚には慄然(りつぜん)とする」と書いたが、その意見は変わらない。潔く謝ったのは演技だったのだろう。批判されて乱れるような安っぽい演技なら、しないほうがよかった。
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●『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202)についてのつぶやき

2013年04月04日 00時00分45秒 | Weblog


自然と人間』(2013年3月号、Vol.201)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 最も注目の記事は、鶴田由紀氏【映画「祝の島」の纐纈あや監督にインタビュー】。

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■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 今日、到着。表紙は福島第一原発の正門前(撮影・志葉玲氏)。森達也http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BF%B9%C3%A3%CC%E9)さん【第85回 つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「改憲がリアルな現実・・・でも仕方がない、それは国民の選択なのだ」

■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 山本宗輔氏【福島の女たちの闘いはつづく】、「実感しにくい放射能汚染」、「捨てられたことに気づき始めた汚染被害者」、「生活再建のための補償を」、「地道で息の長い闘いを続ける」。志葉玲氏【危機に立つ原発事故収束作業の現場 報道されない原発労働者の悲痛な声】

■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 鶴田由紀氏【映画「祝の島」の纐纈あや監督にインタビュー】、「上関原発計画は未だ撤回されていない」。先日来、祝島漁協が補償金受け取りを巡って二転三転(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BD%CB%C5%E7)。「原発の苦難を背負わせていいのか

■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 清水雅彦氏【安倍政権の「秘密保全法」が国民主権を葬る!】、「国民は知る必要がないという統治の論理」、「秘密保全法は改憲への一里塚」、「記者の問題意識が低下している」、中曽根政権時に「自民党大勝でも法案を阻止した過去が」。

■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 芦田一雄氏【連合は自民党の改憲攻勢に屈するのか?】、「憲法問題は10月大会で決める・・・」、「連合幹部の危うい言動」、「連合を二分する安全保障問題」、「むなしい改憲論議を止めよ」、「憲法論議で不和を作っている時か」

■『自然と人間』(2013年4月号、Vol.202) / 北村晋治【「冤罪」でっち上げは日常茶飯事なのか?】、「「ミス」を隠すために無関係な市民を逮捕?」、「逮捕・拘留で人生がメチャクチャに」、「警察は「刑法」を悪用できる」。冤罪http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%D1%CD%BA%E1)だらけ。マスコミや裁判所にも大きな問題
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●原発を動かすということ: 一握りが儲かり、日本・世界中が迷惑する話

2013年04月03日 00時00分19秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032702000114.html)。

 東京電力原発人災のようなことがまた起きれば、お構いなしに一握りだけの原発で儲けたい人々によって日本・世界中が迷惑することを全く理解できないようだ。人の迷惑も考えてほしいし、自分一人は生き残れると思っているのなら相当なアホとしか思えない。そのアホで世界中が迷惑するのだから、酷い話である。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032702000114.html

核のごみ 権益守る? 最終処分場 町の一握り誘致推進
2013年3月27日 朝刊

 二〇一一年秋、北海道北部にある人口約二千六百人の小さな町・幌延町(ほろのべちょう)の飲食店で、町議の佐々木忠光(62)が突然、「原発の事故があったばかりだぞ。何を考えているんだ」と声を荒らげた。

 町には、核のごみの最終処分技術の研究をする日本原子力研究開発機構の深地層研究センターがある。佐々木は、センターの「今後を考える」会に誘われたのだった。

 「今後を考える」とは、最終処分場の誘致も視野に話そうとの意味だ。原発事故の衝撃が続く中、誘致話が受け入れられるとは考えにくいが、こんな動きが出た背景には、相応の理由があった。

 会の仕掛け人は、町長の宮本明(70)と会社を経営したこともある町の商工会長、松永継男(65)だ。

 センターの研究期間は〇一年からおよそ二十年とされ、あと十年もすればセンターは使命を終える。困るのが松永と宮本だった。

 松永が社長を務める警備会社「ほくせい」は、機構に職員住宅一棟を貸し、センターの警備も請け負う。創業当時は宮本が取締役を務め、町長に就任したとき、その座を息子に譲っている。

 宮本が社長を務め、町長就任時に息子に引き継いだ会社「幌延商事」も、機構に職員住宅を二棟貸している。

 二社が毎年、機構から得る収入は計三千万円以上。センターがなくなれば、新たに住宅の借り手を探すのは極めて難しくなる。「考える」会への動きは、そうなる前に、確実に借り手がつくよう準備することでもある。

    ◇

 機構から幌延町内の業者に落ちる仕事の総額は毎年二億円ほど。町はこの数字をセンターがもたらす経済効果だとアピールするが、実際の効果は極めて限定的だ。

 機構の公表資料によると、一二年度に受注した地元業者はわずか九社。その内容も、職員住宅の賃貸と運営管理、センターの警備、タクシーの契約、暖房用の燃料の納入など波及効果が小さいものばかり。

 しかも、職員住宅は、ほくせいと幌延商事を含め特定の五社が随意契約を続けており、他社が入り込める余地はまずない。

 その一角を首長らのファミリー企業が占める状況は、機構との癒着を疑われるが、宮本は「契約は私が町長になる前の話で、何も問題はない」と意に介す様子もない。「職員住宅は建てるのに金がかかったし、修繕費もある。もうかる話ではない」とも言う。

    ◇

 一二年四月、松永の「処分場誘致の期成会を立ち上げたい」との発言が地元紙に大きく取り上げられた。反対派を中心に強い反発が出たため、現在は表だった動きはなくなっている。松永も「しばらくは無理。今は時期が悪い」と話す。

 ただ、宮本も町として誘致に乗り出すことは否定する一方、民間で誘致を進める動きは容認する態度を示してきた。幌延町は過疎化が進み、産業らしきものがないだけに、福島事故のほとぼりが冷めれば、また水面下で動きが出始めそうだ。

 そんな様子に町民の一人、岡本則夫(66)は複雑な思いだ。長引く不況で数年前、経営していた建設会社をたたんだ。町の活性化につながるかもしれない処分場誘致に一定の理解は示すが、懸念も感じる。「一部の利害関係者だけで決めるような進め方では、とても合意は得られない」 (敬称略)


<核のごみの最終処分> 国は、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を、地下300メートル以上深い地中に埋める「地層処分」を実施することを関連法で定めている。処分場を誘致する自治体には、地盤の文献調査に応じるだけで最大20億円を支払うなどの優遇策を提示しているが、進展はない。
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●がんばれ『アクセスジャーナル』!!

2013年04月02日 00時00分21秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、3月26日)。

 マスコミのどうしようもなさ。一方、良心的なジャーナリストは良い仕事をしようにも、窮地に陥るばかり。またしてもSLAPPSLAPPスラップ)訴訟をかかえることになった、『アクセスジャーナル』の山岡俊介さんも、エールを送りたくなる貴重なジャーナリストだ。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、3月26日】

2013/03/26
「対UE社訴訟、支援のお願い」
執筆者: Yamaoka (10:50 am)

 本紙既報のように、本紙は現在、パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(UE社。旧名アルゼ。東京都江東区。6245)にスラップ訴訟(請求額1億円)を起こされ、係争中です。
 これに反撃すべく、反訴や刑事告訴などを検討していますが、如何せん、そのためには数百万円(印紙代、弁護士費用など)がいり、資金が足りません。
 そこで、皆様に支援のお願いです。知り合いなどにも是非、声をかけていただきたく思います。
 1口1000円で、何口でも構いません。下記の銀行口座にお振り込みをお願いできないでしょうか。
 これを機会に、本紙の現状を申しておきますと、決して記事の質が落ちたとは思わないのですが、購読者数はピーク時の半分以下になり、ひじょうに厳しい経営状態です。
 吹けば飛ぶような媒体ですが、大手マスコミが取り上げない部分に、名誉毀損などのリスクを負ってでもやっていると自負しています。何卒、ご支援の程、伏してよろしくお願い申し上げます。

○銀行口座
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●「アベノミクスに騙されないための政治経済学」『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号)

2013年04月01日 00時00分25秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年3月29日、937号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは「山口正紀さん【冤罪の責任を問う裁判報道を 映画約束』から】」

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■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / ただ今到着。【アベノミクスに騙されないための政治経済学】。田中龍作http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C5%C4%C3%E6%CE%B6%BA%EEさん【安倍政権が脱原発拠点に攻撃 国が経産省前テント撤去に向け仮処分命令】。九電前テントも心配

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 明石昇二郎http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CC%C0%C0%D0%BE%BA%C6%F3%CF%BAさん【東電刑事告訴・10万人の署名を提出 「東電本店の家宅捜査を」】、「検察は人手が足りないのか?」

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 三宅勝久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7さん【原発スラップ訴訟第7回口頭弁論 豊かな東電人生紹介】、田中稔http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C5%C4%C3%E6%CC%AD)氏への原発スラップ

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 宇都宮健児http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B1%A7%C5%D4%B5%DC%B7%F2%BB%F9さん【風速計/弱者を切り捨てる安倍政権】、「防衛費を11年ぶりに四〇〇億円増額する一方で・・・」。消費税増税なんかせずに、防衛費こそもっと削れ!!

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 【村岡和博の政治時評/TPP参加で日本の主権を譲りわたそうとする安倍首相が「主権回復」を祝うというのか】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BC%E7%B8%A2%B2%F3%C9%FC)、「沖縄切り捨ての歴史を直視するどころか、さらに目をそむけようという意識が露わだ」

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 佐高信http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BA%B4%B9%E2%BF%AEさん【抵抗人名録23/鈴木邦男】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CE%EB%CC%DA%CB%AE%C3%CB)、「「警察に取り締まられる右翼」と「取り締まられない右翼」」。「とある暴力集団」なんて後者の典型

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 矢崎泰久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CC%F0%BA%EA%C2%D9%B5%D7)さん【発言2013】、「安倍ゾンビ内閣には、つくづく腸が煮えくり返る思いがする。「市街地にある普天間基地は一刻も早くなくさねばならない」という反吐までまき散らして憚らない」・・・

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / ・・・矢崎泰久さん、「あの3・11の最大の教訓は、原発廃止に決まっている。それが出来ない内は、・・・権力にノーを・・・やってはならないことより、やらなくてはならないことが山ほどある。・・・直ちにやって解散総選挙をやれ!」

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 今週のおすすめ記事。山口正紀さん【冤罪の責任を問う裁判報道を 映画『約束』から】、氷見事件http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C9%B9%B8%AB%BB%F6%B7%EF)で無実の人を有罪にした中牟田博章裁判長が「再審請求を審理する資格があるのか」? ・・・

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / ・・・「また同じことが起きた。小沢一郎氏の元秘書三人・・・飯田喜信裁判長は・・・ゴビンダさんの控訴審で・・・逆転有罪判決・・・司法記者の間では「常識」だ。・・・報道は、「裁判長の誤認暦」に、全く触れなかった」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C8%D3%C5%C4%B4%EE%BF%AE)・・・

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / ・・・「司法記者にぜひ見てほしい映画がある。『約束 名張ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%E0%B7%BA%BC%FC%A4%CE%C0%B8%B3%B6)。迂闊にもタイトルの意味を今頃理解。再審開始決定取り消し門野博裁判長。元「齋藤記者怒りが、観客の胸にまっすぐ届く」

■『週刊金曜日』(2013年3月29日、937号) / 平井康嗣【編集長後記】、「「アベノミクス」だと、バブルを煽ろうとしているのは誰なのか。今それをよく見ておく絶好の歴史的機会だ。・・・メディアや代理店は・・・消費や投機に手を出すよう世間の焦燥感を煽っている」。賛成(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C3%DD%C3%E6%CA%BF%C2%A2
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