多くの基盤に用いられている電解コンデンサー。。。
この電子部品、、、劣化すると膨張して膨らんだり内部の電解液が漏れて来たりと、、、場合によっては目視で判断がつく位の劣化度合いになったりもします。
特に、、、1980年代後半に多く生産された第四級アンモニウム塩(四級塩電解液)を使用した低ESR品とされるタイプにあっては、電解コンデンサーから液漏れを起こすと漏れた電解液が基盤のパターンをショートさせ、回路を故障させると言う事例が多くのユニット基盤で発生しました。
電解コンデンサーのリード線や封口のゴムを電解液が侵し液漏れが発生して故障を引き起こすということから多く発生した故障です。
これに対し、日本のコンデンサーメーカーは電解コンデンサー自体の対策を行い、電解コンデンサーの技術力を上げ、日本メーカーが得意とする製品になりました。。。
さて、この事から、、、
1980年代後半~1990年代初め頃にドイツ辺りで生産されたメルセデスのコンピュータには、「液漏れは普通にする。」的電解コンデンサーを普通に用いてました。。。
で、、、当時の設計は、電解コンデンサーの電解液が基盤上に流出しても基盤が直接ショートしない様に基盤表面に絶縁コートを施し、直ぐにはショートしない対策をしてありました。。。
それでも、基盤への浸食は発生するので、更に電子部品の上からシリコンコートを施す等の措置にて、電解液流出対策を行うと言う設計でした。。。
が、、、現在になって詳しく検査を行ってみると長い期間、高熱に晒された基盤ではコート部分の剥離もあって基盤自体への浸食、その他実装部品への影響も発生しているケースも多々御座居ます。
基盤側の腐食や電解液の漏れ跡チェックは電解コンデンサーを交換する前に必ず行うべき作業で、問題があれば清掃、補修は必ず施工すべき部分であります。
電解コンデンサーも当時は耐熱温度105℃がMAX仕様で、現在では車両搭載様である場合には耐熱温度125℃仕様が普通に用いられております。
電解コンデンサーの寿命は耐熱温度が10℃上がる毎に寿命が倍になると理論上は言われております。
使用環境や条件にもよりますが、耐熱温度が高くなれば電解コンデンサーの寿命も当時モノに比較して長くもなりますし、日本の技術力で液漏れ対策を電解コンデンサー自体に施してあるので、、、
弊社的には「どうせ基盤を修理するのであれば、電解コンデンサーによるリスクを軽減し、この先の劣化故障のサイクルを長くする事でオーナーに安心感を提供出来れば。。。」との方針にて日本メーカー製の車載を前提とした高耐熱性電解コンデンサーに置換しております。
まあ、その他にも故障リスクを軽減する為の措置は回路設計上の数々のノウハウを注入して弊社独自にて施工しておりますので、、、台数の少なくなった1990年代前半に花盛りだったモデルにまだまだ長く乗ろうと言う毒車オーナーさんは御相談して戴ければ宜しいかと。。。
メーターだって、モジュール類だって、旧くなれば故障は付き物なのですから、、、まだまだ長く乗ろうと言う場合には相応の手入れが重要だってお話です。。。
結果、、、不安無く、気持ち良く乗れれば楽しいんじゃないかと私的に思ってますけどね。。。
蛇足ですが、本日は目白の有名人、、、S氏が最高速号の電動ファン点検にお見えになられました。
一部、劣化した電源線をテフロン&シリコンコート線に張り替え、熱対策を施し完了となりました。
この夏も弊社の電動補助ファンマイナススイッチング&FMCS機能が活躍するかと思います。
皆様も夏対策はお済みですか?
この電子部品、、、劣化すると膨張して膨らんだり内部の電解液が漏れて来たりと、、、場合によっては目視で判断がつく位の劣化度合いになったりもします。
特に、、、1980年代後半に多く生産された第四級アンモニウム塩(四級塩電解液)を使用した低ESR品とされるタイプにあっては、電解コンデンサーから液漏れを起こすと漏れた電解液が基盤のパターンをショートさせ、回路を故障させると言う事例が多くのユニット基盤で発生しました。
電解コンデンサーのリード線や封口のゴムを電解液が侵し液漏れが発生して故障を引き起こすということから多く発生した故障です。
これに対し、日本のコンデンサーメーカーは電解コンデンサー自体の対策を行い、電解コンデンサーの技術力を上げ、日本メーカーが得意とする製品になりました。。。
さて、この事から、、、
1980年代後半~1990年代初め頃にドイツ辺りで生産されたメルセデスのコンピュータには、「液漏れは普通にする。」的電解コンデンサーを普通に用いてました。。。
で、、、当時の設計は、電解コンデンサーの電解液が基盤上に流出しても基盤が直接ショートしない様に基盤表面に絶縁コートを施し、直ぐにはショートしない対策をしてありました。。。
それでも、基盤への浸食は発生するので、更に電子部品の上からシリコンコートを施す等の措置にて、電解液流出対策を行うと言う設計でした。。。
が、、、現在になって詳しく検査を行ってみると長い期間、高熱に晒された基盤ではコート部分の剥離もあって基盤自体への浸食、その他実装部品への影響も発生しているケースも多々御座居ます。
基盤側の腐食や電解液の漏れ跡チェックは電解コンデンサーを交換する前に必ず行うべき作業で、問題があれば清掃、補修は必ず施工すべき部分であります。
電解コンデンサーも当時は耐熱温度105℃がMAX仕様で、現在では車両搭載様である場合には耐熱温度125℃仕様が普通に用いられております。
電解コンデンサーの寿命は耐熱温度が10℃上がる毎に寿命が倍になると理論上は言われております。
使用環境や条件にもよりますが、耐熱温度が高くなれば電解コンデンサーの寿命も当時モノに比較して長くもなりますし、日本の技術力で液漏れ対策を電解コンデンサー自体に施してあるので、、、
弊社的には「どうせ基盤を修理するのであれば、電解コンデンサーによるリスクを軽減し、この先の劣化故障のサイクルを長くする事でオーナーに安心感を提供出来れば。。。」との方針にて日本メーカー製の車載を前提とした高耐熱性電解コンデンサーに置換しております。
まあ、その他にも故障リスクを軽減する為の措置は回路設計上の数々のノウハウを注入して弊社独自にて施工しておりますので、、、台数の少なくなった1990年代前半に花盛りだったモデルにまだまだ長く乗ろうと言う毒車オーナーさんは御相談して戴ければ宜しいかと。。。
メーターだって、モジュール類だって、旧くなれば故障は付き物なのですから、、、まだまだ長く乗ろうと言う場合には相応の手入れが重要だってお話です。。。
結果、、、不安無く、気持ち良く乗れれば楽しいんじゃないかと私的に思ってますけどね。。。
蛇足ですが、本日は目白の有名人、、、S氏が最高速号の電動ファン点検にお見えになられました。
一部、劣化した電源線をテフロン&シリコンコート線に張り替え、熱対策を施し完了となりました。
この夏も弊社の電動補助ファンマイナススイッチング&FMCS機能が活躍するかと思います。
皆様も夏対策はお済みですか?