先輩が・・・

夜、携帯電話のメールの送受信ができるようになりました。

ものすごい数のメールを受信しました。


旦那さんから、同僚から、家族からなどなど
たくさんのメールが来てました。


その中に・・・
「地震の時に九段会館にいたの。」
と言うメールがありました。
天井や壁が崩れ落ちたフロアの１つ上の階にいたとのことです。
周りで、心臓マッサージをしている人、怪我の処置を受けている人を
たくさん見かけたそうです。

先輩が無事だったとわかり、号泣してしまいました。



危険を感じ、すぐに武道館へ移動しようと判断したところもすごいなと思いました。


私だったら、咄嗟にそんなこと考え付かなかったかもしれません。





まだまだ、不明なことがたくさんありそうなこの地震。
早く、全て状況がわかり、対処に入れますように・・・

大きな地震！！！

地震があったその時、私は会社にいました

上下に　「ド～～～ン！！！」　と何度か揺れを感じ
その後どれくらい揺れが続いたことでしょうか・・・


私がいる事務フロアにある棚などは
ほとんど床や壁に固定されているので
棚が倒れてくることなないのですが
１つだけ固定されていない棚があり、かなり揺れていたため
すぐに、その棚を抑えに走りました
棚を抑えながら、自分も必死に床に立ってました

オフィスから見える、向い側のビルがかなり揺れてました。
電柱もかなりユラユラ揺れてます。

オフィスから地下鉄の入口が見えるのですが
どんどん人が地上に上がってきました。
電車が止まったことがわかりました。

皆、家族に電話をかけ始めましたが　なかなかつながりません
携帯も　固定電話も　両方共なかなか

しばらくすると、なんとか携帯がつながり、旦那さんと話すことができました
旦那さんの会社では、ビルが停電となり、非常灯が付いたそうです
ビルから外に出て、地面にしゃがんでいると言ってました。
その電話中に、また大きな揺れがきましたよ
ものすごい揺れですが、旦那さんが無事だったのでちょっと安心できました

私のオフィス内では、扉が閉まったら大変なので、
あらゆる扉を皆で開け、ドアを固定しました。

母と弟には、まだ電話がつながりません
母の固定電話・携帯どっちにかけても、出ない・・・
私の携帯は、ついに圏外になってしまいました・・・

千葉県に住む同僚が、家族に電話をしたところ
タンス・食器棚が倒れて、お風呂の水が全て床に出てしまったと言ってました。
他のお宅では、花瓶が割れた。テレビを押さえた。
子どもの通っている学校から、迎えに来るように言われた。
などなど、生の声が続々と聞こえはじめました。

インターネットでも、皆情報を集めてました

私が勤めている会社は、全国に各支店があるのですが
北海道・東北地方・関東地方の各支店の情報が全く入ってきません

地震が続く中、私は社内の打ち合わせに参加しました。
会議中も揺れが繰り返され、皆なかなか集中できません。
っということで、会議は中止となりました

もう、何がどうなってるのかわからず、オロオロ状態が続きます。

携帯のワンセグで、テレビのニュースもチェックです。

歩いて帰れる人は、定時前に退社してＯＫがでました。
電車が動かず帰れない人もいるので、会社に泊まる人も出てきそうです。
会社のビルは夜中まで閉まらないことが決まりました。

私は、歩いて帰ることにしました。
会社から家までの道はわかっているのですが、とりあえず地図を印刷。
１人で帰るのが恐かったので、同じ駅に住んでいることだけ知っている
同じフロアの方に「一緒に帰ってもらえませんか？」
と声をかけました。
その方は「道がわからない。」とのことだったので
一緒に会社を出ました。お水・軽食をバックに入れ、出発です。

パソコン上の検索結果では、２時間半でお家に着きます
とりあえず、テクテクテクテク、歩き続けました

すると、全く知らない方々が
「同じ方向ですね。一緒に帰りましょう」
と声を掛けてくださり、４人で歩き続けました。
声を掛けていただき、とても心強かったです

どの道は、車と人で溢れてます

歩いている間、ずっと携帯電話は「圏外」です
誰にも連絡とれず、いろいろな不安が続きましたが
とにかくお家を目指しました

結局、私はお家まで３時間で到着しました。

なんとか、無事お家の前まで着ました

お家に電気は付いていないため、旦那さんはまだ帰ってきてないようです。

お家の中がどうなっているのか不安で不安で、玄関を開ける手が震えます

テレビがテレビ台から落ちて割れてるかな・・・
パソコンがテーブルから落ちて壊れてないかな・・・
食器棚の食器は、きっと全滅だわよね・・・
などなど、いろいろな想像をしちゃってます・・・

お家の中に入ると、家の中は大丈夫でした。
テレビもパソコンも、問題なし。
食器棚の食器も、コップが１つ横に倒れていただけでした。
たまたま私のお家は家具がほとんどなく、飾りもないから
ラッキーだったのだと思います。

それを見て、少し気持ちが落ち着きました。

後は、母・弟との連絡と、旦那さんが帰ってくるのを待ちます。
なんで携帯が圏外なのよー　　と思いながら
いつでも外に出られるような格好で待ちました。

なぜか、身体が震えてます。
ずっとずっと、震えてます。




すると、「ピンポーン」
お家のインターホンが鳴りました。
玄関の外には、旦那さんが立ってました。
お互い無事で、何よりです

そのまま、近くに住む弟の家に車で向かいました

弟のお家に向かう途中、母と連絡が取れました。
そして、母と弟は無事を確認できていたと聞き、安心しました。
弟は、お家にいなかったのですが、無事だとわかってよかったです。
（お家に帰れない同僚を車で送って朝方帰ってきた！と、翌日に聞きました。）

旦那さんの両親も兄弟も皆無事でした。
私の周りは、無事を確認できましたが、
まだまだ、行方不明の方々も多く安心できない状態が続いてます。

できるだけ、被害が広がらないことを祈っております。
まだ、行方不明でご家族の安否が確認できていない方が
早くご家族の無事を確認できますように祈っております。
非難されている方々が、少しでも早く普通の生活に戻れますよう
祈っております。
また、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。