~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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春の雨

2008年04月18日 | 日々徒然
今日は一日雨でした。
春の雨は、とても冷たいです。
小道のチューリップもパンジーも、街道に色づいてきたハナミズキも雨と風で泣いています。
周りには同じ色のお友達がたくさんいるのににこにこ話もできずに淋しそうです。
冷たい雨の日は私も淋しくなります。

雨の日はよくシューマンを聴きます。ロマンティックな曲でなく専らピアノ小品集「子どもの情景」。
そして、絵本を読みます。
なぜ「子どもの情景」か。私にとっては、懐かしい子ども時代や、昔に読んだ絵本の美しい挿絵が浮かんでくるからです。心が和みます。
シューマンは愛するクララ(のちに結婚)に、次のような手紙を書きました。有名ですが・・・

「あなたは以前ぼくのことを、時々子供みたいなところがあるといいましたね。
そのことばが僕の心に残っていて、羽をはやして飛び回り、いつの間にか30曲ほどの小さな曲ができあがりました。
その中の12曲を選んで、「子供の情景」という題名をつけました…」

実際にはこの手紙よりも1曲増えて全13曲となっています。
各曲のタイトルも「見知らぬ国々」「珍しい話」「鬼ごっこ」・・・「トロイメライ」は、ご存知でしょう。

タイトルは、作曲後に書き加えたものですけれど。
とにかく雨の音も紛れるのです。

最近は「語りのための金子みすず物語」なるものを製作中でよく読んだり、調べたりしています。
そのせいか、こんな日はやっぱり雨風にゆれる木や、花を見てもしおれる様が痛々しく見えてきて、どうも絵本の選書ができません。
かえってこの詩が心にささりました。季節も場面も思いも異なっているのですが、なぜだか夕顔の顔が窓越に浮かび上がり、なんとも淋しそうに私を見ているようで思わず口ずさんでしまいました。

「夕顔」
      金子みすず

お空の星が
夕顔に、
さびしかないの、と
ききました。

おちちのいろの
夕顔は、
さびしかないわ、と
いいました。

お空の星は
それっきり、
すましてキラキラ
ひかります。

さびしくなった
夕顔は、
だんだん下を
むきました。


雨が降ると、みんな下を向いてしまいますね。
早くやんでほしいな・・・。



まるかじり

2008年04月18日 | 日々徒然
金柑、たくさんいただきましたー
一人暮らしの76歳のおばあさんからです。

お庭の完熟金柑をひとつひとつ丁寧に積んでくださったのです。
「風邪予防にね。喉にもいいからね」と。
嬉しいですね。

私は、金柑をそのまま丸かじりが大好きです。
この時期だけの味わい。さっぱりして、とっても甘い。
パクッとひとくちで口にいれ、皮をかじる時のほんのり苦味がすーっと喉に効きそうです。

お庭に、実のなる木があるのはいいなぁ。
花が咲いて実がなって楽しみが多い。恵みいっぱいです。

畑で採りたての絹さやも一緒にいただいたので、早速お味噌汁にしました。
柔らかいのに歯ごたえがあって、香りがよい。
採りたての野菜は本当においしいです。
確実に、美味しさの記憶に残ります。

ありがとうございます。感謝していただきます。