9月から始まった日本橋図書館絵本講座もいよいよ最終回を迎えました。
今日は受講生の皆さんの大おはなし会です。
そうです!発表会です
絵本、素話、紙芝居、パネルシアターと盛りだくさん。
皆さん、これまでの1回1回を振りかえ見られるような、しっかりとした、心のこもった丁寧な発表でした。
皆さんの顔を見て、声を聞いて、響くものがありました。
それは、真剣でとても優しい響きです。
ひとつひとつのお話を聴きながら、温かい気持ちになったことはもちろんですが、
絵本の力を信じる強い想いが伝わってきました。
この講座を積み重ねるうちに、さらにしっかり宿ったのだと思います。
それぞれに味のある素晴らしいプログラムで、まさに大お話し会でした。
図書館の方々にも最後までしっかり支えていただきました。
ありがとうございました。
受講生の方々も最後まで出席率もよく熱い講座になりました。
さて、私ですが、今日は最終回ということで、恥ずかしながら、特別ゲストとして再度呼んでいただきました。
グリム童話『ブレーメンの音楽隊』を語りました。
このおはなしには、悲しみを希望に変え、人生を明るく楽しんで生きるというユーモアと喜びがあります。
大好きな作品をこの会の最終回で語れたこと、とても嬉しく思います
呼んでいただいたおかげで、最終回パーティにも参加することができ、受講生の皆さんとゆっくりおはなしすることができました。
それは、本当に良かったです。
皆さんのキラキラ輝く目、柔らかな顔、ほころんだ顔がまた、私の記憶の一部、体の一部になりました。
会場はみんなの熱気が漂っていました。
最後の受講生の方を送ったあと、会場は見事にしーんとなりました。
係りの方が静かに窓を開けました。
冬の風とは思えない、さやさやと心地の良い風が吹いてきました。
私に吹いた愛依の風でした
素直に、いい風だと思いました。
また、きっとお会いできますね