大晦日です。
2008年もあと僅かです。
この最終日まで、色々やらなくてはならないことに追われているのは、皆さんもきっと同じでしょう。
バタバタさを押さえて、作業を進めたり、考えるにはやはり音楽です。
今年はなぜか、第九という気になりません。
お節を作りながらずっと繰り返し聴いていたのはこのCDでした。
交響曲でなく、弦ではなくピアノだけの曲。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/b5/1db68065219959917b910c7e4a8996ea.jpg)
ヴィルヘルム・バックハウス
ベートーベンのピアノソナタ第8,14,21、23番収録。
『悲愴』『月光』『ワルトシュタイン』『熱情』です。
それぞれの曲に私なりのテーマや感情がありますが、特に『悲愴』は心の節目に必ず聴きたくなります。
この4曲を聴いていると、感情が高ぶり、また冷静になり、想い、また力が沸いてくるような構成です。
ぐるぐる今年一年のことが思い出され、一人で、苦しくなったり、嬉しくなったり、悲しくなったり、喜びにあふれたり、忙しく心が動きます。
でも最後に残るのは感謝の気持ちです。
今日ここで、落ち着いて今年を見つめなおし、もう一度、様々な出会いに感謝です。
心からありがとうございました。
いま、静かに来年の心の準備をしている自分がいます。
語るまでは、様々な思いの中に、悩み思い巡らす自分がいますが、
いざ皆さんの前で語るときには、何ものにもとらわれない、何ものでもない私のまま、
ただただ、まっすぐ、小さな光を灯すように語っていきたいです。
煩悩だらけの私ですが、年越しそばを食べ、年が明ければ新しく踏み出す私がいるでしょう。
今しばらく今年の反省をしようと思います。
最後は、やっぱり今年一番聴いた
メンデルスゾーン無言歌集より『信頼』。
愛娘に弾いてもらいます。
11月の生きがいセンターのおはなし会で、初めて、娘と共演しました。
温かい拍手をありがとうございました。
来年も少し、可愛らしいおはなし会を開きます時には、
娘と一緒にお話を届けられたらいいなと思います。
呼吸を合わせて、温かい時間を皆様と共に過ごせることを願っています。
皆様、本当にたくさんの励ましと応援どうもありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
2008.大晦日 八重幡 典子