今日は、一日底冷えの寒さでしたね。
外は、本当に冷蔵庫のようでした。
背中にカイロを貼って、重ね着して、防寒ばっちりでおはなし会に向かいました。
生きがいセンターのお話会も、一年で一番寒い日になるのではないかしらと思いながら、センターに入ると、職員の方の手作りのお雛様が迎えてくれました
とっても可愛い手のひらサイズです。
少しでも体の中から温かくなるように、大きな手振りでわらべ歌のメドレーから始めました。
腕を伸ばし、手を前につきだしたり、腕を上下に振ったり、回したり。
「おおさむ こさむ~おせよおせよ~上から下から大風こい~おしくらまんじゅう~」
「おしくらまんじゅう」の歌で、新しいバージョンを教えてもらいました!
「おしくらまんじゅう おされてなくな あんまりおしたら あんこがでるよ」
子どもの頃に、こう歌って遊んだそうです。
大好きなあんこの歌詞がはいってます~
これから、この歌詞をいれて歌っていきたいです
おはなしは、寒い冬にぴったり。
雪景色のあるおはなし。
宮沢賢治作『雪わたり』と太宰治作『雪の夜の話』。
『雪渡り』は語る度に、私の目の前に、雪がすっかり凍って大理石のように堅くなって、周りは、小さな鏡のようにキラキラ光っていて、野原一面がどこまでも平につながっているような雪景色がどんどん広がっていきます。
四郎とかん子の雪ぐつの音も、「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」と歌う声も、明るいリズムで大きく響いてきます。
幻燈会での、人間の子どもたちと狐の掛け合いの場面では、いよいよ、楽しくなってきます。
純粋な心で繋がる共生の美しい世界が見えます。
賢治の描く世界です。
「透き通るような、澄んだ気持ちになりますね」と感想がきました。
そうなんです!私も、語る度にそう感じるのです。
共感できる喜びをまた味わってしまいました
もう一つの『雪の夜の話』は、太宰のチャーミングさがとっても出ている作品だと、私は思っているのです。
「太宰って、かわいくていい作家でしょ。」というと、皆さん同感してくださったようです・・・させちゃったかな?
でも、リクエストがきましたので、やっぱり、太宰の魅力が皆さんの心を引き寄せたのでしょうね。
寒い一日でしたが、こんな日に雪のお話ができる幸せをいっぱいに感じます
この会の皆さんは、次は春うららの4月ですものね。
毎月毎月、季節の流れを楽しみながら集える楽しい会。
また、元気にお会いしましょう
今週は、雪景色のお話をたくさん語りました。
雪のオリンピック!バンクーバー楽しみです