2月に入っての学校訪問。
2月は、広い特別教室や音楽室でというより、各教室で、2,3クラス合同という形が多いです。
暖房は、つけていません!
それでも大抵60人以上はいますから、熱気と元気がぽかぽか暖房になります
このところ寒い日が続いているので、体の温まる冬のわらべうたメドレーを歌ってます。
ぽっかぽっか~
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子どもたちも「汗かいた~~、熱くなった~」とみんな上着をぬいでしまいます。
私は、もともと薄着(重い洋服だと語りにくいのと、語っていると体が熱くなる)で、ちょうどいいです。
春の詩メドレーも語り始めています。
工藤直子さん、まどみちおさん、金子みすずさん、
その中に春の歌とわらべ歌を織り交ぜます。
このメドレーは大好きなプログラムで、もう、7年くらい続けています。
2月~4月くらいまではおはなし会の最初に組み入れます。
好きなものは、ずっと好き。飽きることがありません。
だから、きっと、何百回も続けていくでしょうね
ステージでは、ピアノやギターと一緒に演りますが、
学校訪問ではもちろん声だけ。
でも、子どもたちが一緒に歌ってくれるので、
そのハーモニーがそれぞれ違って、とってもいいです
初めて行く学校では、出だしは私だけですが、徐々に声が重なって3曲目にはそろいます。
その頃には、顔は随分ほころんで、私にも慣れ、お話に耳を澄ます空気になってきます。
空気はとても清らかで、私も澄んだ気持ちで、心を調えます
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2、3年生 語り『こねこのチョコレート』(ウィルソン作) 語り『3びきのくま』(ロシア民話・偕成社より)絵本『手袋を買いに』
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4年生 語り『みるなのくら』(日本民話・再話) 語り『魔術』(芥川龍之介作) 絵本『月夜のみみずく』
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5年生 語り『雪わたり』(宮沢賢治作)絵本『とさかにごはん』
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6年生 語り『よだかの星』(宮沢賢治作)
子どもたちの前で語るとき、何回も訪れている学校でも、やはり、一期一会の時間と心に思って語ります。
時にコミカルに、時に歌うように、時にジーンと、
子どもたちに寄り添い、お話に寄り添い、語る。
子どもたちは、耳を澄まして聴いている、みんな何かを想像している。
想像することが心を膨らませ、生きている世界を楽しくする。
みんなの心が準備できるまで待つのも、ストーリーテリングだからできること。
その時、何を伝えるか、語るか、真剣に考え心を尽くす。
そうすれば、ぴったりのお話が生まれてくる。
ストーリーテリングは生きもの。
でも、語ったあとはそこには何もない。
子どもたちの耳に、心に、残っていくもの。
だから、一回、一回に心を懸けていく。
2,3年の子たちが「チョコレートがたべたくなっちゃった」「くまのスープが美味しそうだった」
4年生から、「なんか、歌ってる時の顔が面白いから笑っちゃった」「魔術は怖いけど、やってみたい」と感想をくれた子がいました。
それから、「クリスマスのお話の歌やってほしい」とリクエストもありました。
アンコールをいただき、『とさかにごはん』を3連続読みました。
6年生は、感想文を書いてくれるそうです。
みんなから五感に触れたような感想をもらえるのはすごく嬉しいのです。
「食べたくなっちゃった」「匂ってきた」「寒くなってきた」とかね、心がふるふるウキウキしたからでしょ
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子どもたちの笑顔を見ると、生きてるなぁって感じがします。
それを一緒に分かち合えるのがストーリーテリングの良さですね
少し前、私へのメッセージで、物語師と書いた上にストーリーテラーとルビをつけてくれた5年生の男の子いました。
最近、その言葉がすとんときています。
絵本もわらべ歌も、もちろんお話も、みんな物語。
私は、物語を歌い語っていると思うからです。
そんなつもりで、学校訪問めぐっていこうかな
学校訪問、ぎゅうぎゅうの教室、最高の語りの場です!
まだ、もう少し、寒い日が続きそうですが、
春の心で語りに行きます!