月宵ひとり語りがはじまります
「木のかたりべ」は、絵本・童話・小説・詩など様々に楽しんでいただける
大人の小さなおはなし会です。
「木」には、かけがえのない大事なものというような想いをこめています。
会場も、古書店という、実に静かで居心地良い空間です。
忙しい日常に失われがちな、文学に心を馳せる時間。
昔懐かしい、思い出を愛しむような時間。
そんな浪漫飛行の時間をいかがでしょう。
そっと心の琴線に触れるような物語にきっと出逢えるはずです
12月13日(土) 18:30~参加費1500円(果実酒or番茶付)
*国立本店へお申し込みください。
Tel/Fax:042-575-9428 E-mail:honten@chub.jp
さて、今回の作品をちょっぴりご紹介します前に、
これは、私愛用米とぎざるです。とぎ心地は抜群です!
10年選手。まったく傷んでいません。
秋田の方で、かごや、ざるを作っている職人の方のものです。
しっかりと丁寧に編んであるので、弾力性がほどよくあり形の崩れはほとんどありません。
秋田杉の飯台やおひつも同じ時期にこのおじさんから購入したのですが、本当に重宝しています。
もちろん、接着剤や針金などは使用していません。
受け継ぐ者がいないと苦笑していた顔をふと思い浮かべましたが、この職人技は、大切な絶対失いたくないものだと思います。
今回の「木のかたりべ」の絵本では
大好きなクーニーの作品を読みます。
『満月をまって』
木の声をきき、風の歌を編む、
丈夫で美しいかごつくり職人の「こころ」を描いた絵本。
在るべきものが失われていく今。
私たちは、溢れるものの中で、見えなくなっているものがあります。
手に取れば伝わるものが確かにある。
クーニーの絵には、その充分な想いがあります。
月宵に『満月をまって』を読めるのをとても嬉しく思っています
13日土曜日の夜です。
お待ちしています