2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲「高木基金 第2回 ごみ処分場・ごみ処理施設問題公開研究会」を開催しました
■ 主 催 : 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)
■ 協 力 : ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク
◆午後1時から、研究会は始まりました。
どれだけの参加者があるか、全く読めていなかったので心配でしたが、約80人の方々が参加してくださいました。(ホッと一安心)
◆まずは、「高木仁三郎の連れ合いです」と事務局長のあいさつ。
高木さんの遺言で、市民研究者の育成に基金をつくってくれとのことで、この基金をはじめ、毎年、助成をしているとの「高木基金」についての説明がありました。
◆発表は、次の通り進んだ。
1.前御嵩町長・柳川喜郎さんからの特別報告
まだまだ柳川さんは元気!元気!
「御嵩町のあの広大な土地が業者の手にある限り、御嵩産廃の問題は終わらない」と語った。また、御嵩町長襲撃事件から十数年経つが犯人が捕まっていない。「これほど情報が少ないと言うことは、かなりの鉄門の中で練られたものだ」とも。
御嵩産廃は、主婦の活動で始まりました。
住民による直接請求の署名集めをしたり、数々の活動の中心を担ってきた岡本たかこさん(今は町議)も、会場から意見を述べました。
2.リサイクル絡みの廃棄物問題
・フェロシルト・鉄鋼スラグ問題
・・・・ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク
吉川 三津子
これは、私からの報告です。
マスコミではほとんど報道されていないことを語りました。
あたかもマスコミがこのフェロシルト問題を暴いたような風潮ですが、
マスコミで報道される前に、何があったのか? 市民団体がどう動いた
のかを語りました。
市民活動なしに、この二つの偽装リサイクルは表にでることはなかったと。
・国交省の残土問題
・・・・高木基金選考委員 大沼 淳一さん
トンネルの掘削から出た残土が、可児市に運ばれ、川の魚が死んだ事件。
警鐘を鳴らす報告がありました。
3.産廃跡地利用問題
・大矢知不法投棄事件
・・・・四日市大学環境情報学部 粟屋 かよ子さん
・椿洞不法投棄事件
・・・・椿洞不法産廃「全量撤去」を求めるネットワーク
松井 英介さん
この二つは、東海地区でも有名な不法投棄現場の問題です。
今までの経過と課題について、説明がありました。
・小牧市桃花台ニュータウン産廃跡地問題
・・・・ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク
丸山 直希さん
今後、全国的に問題になる「産廃跡地に住宅!」。
家が傾いたり、敷地から真っ黒な汚泥がでたり・・・。
ここの現場は、愛知県とURが絡んでいます。
過去の産廃の不適正な処理のツケはだれが払っていくのでしょう?
有害物質は、30年から50年後に溶出すると言われています。
今後、全国各地で起きうる問題です。
全国の前例となる事例ですので、頑張って活動して欲しいと思います。
【第二部 高木基金の助成研究の報告】
1.「長野県廃棄物問題白書」発行の取り組み
・・・・「長野県廃棄物問題白書」刊行委員会
関口 鉄夫さん
私が、鉄鋼スラグの発表をしたのを受け、関口先生は「今治市の
鉄鋼スラグ問題」について、説明を付け加えてくださった。
関口先生は、今治市の土壌調査などをされ、地元市民とともに
全量撤去に力を注がれました。今治市の鉄鋼スラグ置き場からは、
水銀も検出されており、土壌調査も慎重に行われたと聞いています。
海部地区にも、同様の現場がありますが、土壌調査がされていません。
地権者の問題で課題もありますが、きちんとした調査をしないとあとあと
大きな問題になる可能性もあります。
関口先生からは、素人の私たちでも産廃施設を監視できるコツについて
の話がありました。なるほどなるほどと。とても参考になりました。
2.水俣の処分場問題の経過と「産廃阻止マニュアル」について
・・・・水俣病センター相思社 遠藤 邦夫さん
水俣市は、複数の市民団体と行政が一緒になって、産廃を阻止しました。
その経緯の説明が詳しくありました。
水俣病の原因は、水銀です。水銀をそのまま食べたわけではなく、海の魚を食べて、水俣病になったのです。人の体に入ったのは、微量なのです。こうした公害の経験を生かした活動をしていきたいと思いました。
発表が終わり、討論会がありました。
終わったのは、5時半。濃厚な研究会でした。
片付けを終え、近くの居酒屋で懇親会。元気をもらって帰ってきました。
▲家庭教育講演会に行きました(愛西市佐織公民館)
今日の講演は、フジテレビの「とくダネ!」の笠井アナウンサー。会場は、若い方々や年配の方々など、様々でした。
笠井さんのパートナーもアナウンサーとして、ばりばり仕事をしているそうで、そうした共働きの中で子育てをどのように関わってきたかの経験談を語ってくださいました。
笠井さんは、PTAにも積極的に参加たそうで、パートナーの海外出張をどう乗り越えたかなどのお話もされました。
私たちの地域では、女性が正社員となって働くことにまだまだ理解が乏しい地域です。笠井さんからは、まずは同性である女性の理解が必要であり、一番の課題であるとも。
▲子育て支援活動「アレルギーについての学習会」
子育て支援活動をしていると、様々な子どもたちに出会います。
どんな子どもにも、突然の「困った!」に対応できる地域作りを目指して、講座をみんなで企画しました。この企画に対して、財団から助成金をいただくことができ、今日は連続講座の初日スタートです。
◆「アレルギーの人も健全に生きることができる社会作り」
講師は、特定非営利活動法人 アレルギー支援ネットワーク事務局長 中西里映子さん
今、3人のうち1人がアレルギーの時代。
アレルギー疾患には、じんましん むくみ 下痢 血圧低下がある。
・食物アレルギーのある人は、
乳児~幼児 5%~10%
学童以降 1~2%
・アトピー性皮膚炎
全年齢の10%
・気管支ぜんそく
小児 5~7% 成人 3%
・アレルギー鼻炎 全年齢の15%
・アレルギーになりやすい食品
卵→乳製品→小麦→甲殻類→果物(口腔アレルギー・花粉症の人がなりやすい)
アトピー性皮膚炎の人に、食物アレルギーがあるというわけではない。イコールではないなど、アレルギーの仕組みや、アレルギーの子どもを預かるに当たっての子育て支援者やコーディネート事務所の注意点についても説明がありました。
最後に、質問タイムで「どうしてこんなにアレルギーが増えているのか?」の質問をしました。
環境や食の要素がかなり高いようです。また、ストレスも原因とのこと。
私たちは、今までも、ラジコンヘリでの農薬散布への問題提起や、食の安全についての活動をしてきました。アレルギーの子どもを安全に預かる知識をもつことも大切ですが、こうした子どもが増えないような活動も平行して行っていくことが大切だと、改めて感じました。
◆次回以降の講座の予定
11月26日 10時~
「みんなちがっていい」 軽度発達障害の子どもたちとのコミュニケーション
美和町文化会館
12月10日 10時~
「産後のうつについて」 周りの人はどうしたらいい?
稲沢市(平和地区)
▲シングルパパ・シングルママの会の方と語る
名古屋で活動していらっしゃる方が、今後の活動について、相談に来てくださいました。
私にとっても、「父子家庭」の方の大変さなど、とても参考になるお話を聞くことができました。とても感じのよい若者ふたりでした。
決してわがままでシングルになったわけではないのに、世間の目は厳しいのが現実。今までの経験を生かした活動をしていかれると思います。できることは応援していこうと思います。
▲市民活動のためのブログづくり教室
▲恒例になりました。秋の収穫祭に参加しました
NPO法人れんこん村のわくわくネットワーク主催の「芋掘り」に参加しました。
あいにくのお天気でしたが、みんな楽しそうでした。
参加者は、今年も約200人とのこと。
「デカ芋コンテスト」もあるということで、みんなは芋掘りに夢中。
今の子どもたちには、外遊びが欠けています。
生き物とふれあう機会も希薄。
そんな子どもたちに、日頃できない経験をさせてあげたいと毎年開催されています。
この畑は、代表理事の配偶者の方が、夏場の暑い日もせっせと草取りしてくださっています。そうした苦労があっての「芋掘り大会」。感謝、感謝です。
■久々に津島高校の恩師と
芋掘りを早めに切り上げ、今日は、津島高校のときの恩師と女性の同級生でお食事会がありました。先生は、私たちが高校生になったとき、新任として赴任していらっしゃっいました。ですから、まだ定年を迎えたばかりの若い恩師です。
同級生は、いいですね。
▲夜7時から、親水公園体育館で防災講演会がありました
ライオンズクラブ主催、愛西市共催の
あいさい市民防災講演会
「災害に強い愛西市を作ろう!~伊勢湾台風50年を迎えて~」に
参加しました。
紹介が、ここに載っています。ココ
講師は、福和伸夫先生(名古屋大学大学院 環境学研究科教授)。
先生の第一声は、
「こんな立派な体育館はみたことがない。お金持ちなんですね」
「でも、よくこんなところに建てましたね。水害になれば浸水してしまう。船で中に入ってくるんですかね」
「しかし、よく見てください。浸水しても避難はどこにするのでしょうか?(高天井で2階部分がない)」
私が関心をもった言葉は、
この地域では、昔の人たちは、堤防の上に家を建てた。しかし、今は危険がところに建物を建ててしまっている。
20年後に地震が来たら、今の若者は、すべても失う。新しい建物を建てるのではなく、今ある建物を失わないために税金は使うべき。
今の子どもたちは、和式のトイレが使えない。災害が起きたら野原で用をたさねばならない。そうした経験をさせることが必要。
自分がいつも言っていることへの後押しに感じました。楽しい講演であり、今後の活動に参考になるお話を聞くことができました。
市長も、職員の方々もたくさん開場に来ていらっしゃったので、施策に生かしていただきたいと思いました。
▲裁判の傍聴に行ってきました
原告のうち一人の方が、意見陳述をされました。
斎場計画の手続きの不透明さや、今もなお造られた道路が使われていないことなどが述べられました。法廷には、20人の市民の方々が傍聴者が訪れられましたが、市側の弁護士は来ませんでした。(初日は、欠席することができるとのこと)
▲水俣市で、廃棄物処分場問題全国集会がありました
10月3日(土)、4日(日)と開催されました。
◆産廃処分場になる予定だった現場を見学しました。 ← 広くてびっくり。飲み水を守るための活動だったことがよく分かりました。
◆水俣市長も挨拶に来てくださいました。
水俣市は、市も市民団体も一緒になって大規模最終処分場を阻止しました。市長は、廃棄物担当者を任命して取り組みました。 ← お話しに感動しました。
水俣市の職員からも、報告がありました。
◆各地の報告
全国で活動している団体から活動報告がありました。私は、「偽装リサイクル:フェロシルト問題と鉄鋼スラグ問題」について発表しました。
◆パネルディスカッション
◆夜は、地元の方々の手作り料理で懇親会
おいしかった!
◆二日目は、ネットワークの総会を行い、今後活動について話し合いました。
◆その後、水俣病で患者の立場に立って診察を続けた原田先生のお話を伺いました。
原田先生の言葉の中でとても印象に残ったのは「医者の出番になった問題は、手遅れだということだ。医者の出番になる前に止めるのがあなたたちの活動だ」ということ。
また、「水俣病は有害物質がはじめて胎盤を通った事例。胎盤は有害なものから胎児を守ってきた。水俣病でその神話は崩れた。」と胎児性水俣病について話され、たくさんの化学物質であふれている今の社会に警鐘を鳴らされました。
◆水俣病資料館を訪れました。
小高い山から、チッソの位置や水俣病が起きた経緯。水銀が埋め立てられている位置などを聞き、その後、資料館で語り部のかたのお話しを伺いました。
最初は奇病と言われ、痙攣を起こし、硬直して亡くなっていく家族のようすなどを話してくださいました。水俣病のことを話せるようになったのは、まだ最近のことだそうです。家族が水俣病であったことを未だに口にできない方々がいらっしゃること。それほど重い体験だったのだと思いました。
廃棄物処分場問題は、公害問題です。公害の原点と言われている「水俣病」の事を知り、廃棄物問題には水俣病と同じ危険をはらんでいることを感じました。
今まで地域の様々な環境問題を改善してきましたが、これからもひとつひとつ丁寧に活動していこうと思いました。子どもたちのために。